かんくう整体院presents！健康と美容についての ちょこっと話 - バックナンバー

肩こりと頭痛　[姿勢と体と心と脳と10]

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骨盤が後方に回旋して、背中を丸めた姿勢（猫背）でいると、視線が下がります。

下を向いたままでは都合が悪いので、顎が上がります。

頭は、重さ5～8キロ、体重の約1/10～1/13くらいあります。ボーリング玉くらいの重さですね。想像以上に重い。

正しい姿勢で、その上にちょこんと頭が乗っているのがニュートラル状態ならば、ストレスも少なく、体と頭の動きをスムーズに連動させることが出来ます。

頭の重力のベクトルはまっすぐ下に向かいます、良い姿勢であれば、横から見た体の重心線（耳、肩、股関節、膝、くるぶし）と一致しています。

しかし、背中を丸めて顎を上げた姿勢の人は、頭が少し前に出た状態になります。

頭の重心線と体の重心線にズレが生じて、頭の重心線が前に出ます。

すると、
例えば、重さ5キロの頭が、7センチ前に出ただけで、3倍の負荷が首にかかります。

ボーリングの玉を、腕を伸ばして持つのと、抱えて持つのではどちらが楽か、という事ですね。

そんな重心がずれて不安定な重い頭を、細い首で支えているのに無理があります。

不自然な姿勢のため、何もしていないニュートラルな状態でもすでに首が緊張しているので、

体と頭の動きの連動にも無理が生じ、常に負荷が加わり続けます。

バランスを取るのに無駄な固定力が必要になり、

首や肩の筋肉は常時緊張し、

筋肉が緊張して硬くなるので、その中を流れる血流も悪くなります。

慢性的な肩こりや筋緊張性頭痛から脱け出せなくなります。

 

 

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患者さんは、自分で自分の限界を作ってほしくない。
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