かんくう整体院presents!健康と美容についての ちょこっと話 - バックナンバー

背骨S字カーブと腰痛 [姿勢と体と心と脳と4]

人間の脊柱には生理的彎曲(S字カーブ)があります。頚椎は前へ、胸椎は後へ、腰椎は前へ彎曲しています。

歩く時など地面からの衝撃(下からの衝撃)を、両足の筋肉や関節で受け、サスペンションのような役割をする脊柱の彎曲と、椎間板のクッションで吸収します。

頭や上半身の重さ(上からの荷重)も、脊柱の彎曲でバランスを取りながら、荷重は重力に従ってまっすぐ下にくだって、ヘソ下あたりから両足に負荷が分散されて支えています。

しかし、
骨盤が後ろに倒れて、背中が丸くなった姿勢でいると

後ろに回旋した骨盤に引っ張られるように、腰の彎曲がなくなり、本来、前に彎曲している腰椎が、後ろに出てきてしまう形状になってきます。

そうすると、本来大地からの衝撃は、足から骨盤、脊柱を通って頭に抜けていくものが、腰で衝撃をもろに受ける状態になります。。

また、上半身の重さも、まっすぐ下りてきた荷重が、足に抜けることなく、腰を丸めることで、そのまま腰に負荷がかかってきます。

それでも体を支え続けようと、あなたの体は頑張ります。

当然、腰部やおしりの筋肉や靭帯が過緊張し、硬くなってきます。

筋肉の伸縮性がなくなり、関節の動きを妨げると同時に、腰部の筋肉が血行不良を起こし、血液の流れが悪くなります。

筋肉や関節への血流が悪くなるだけでなく、腰椎や椎間板に十分な栄養が行きわたらなくなります。

栄養が届かなくなるため、だんだん骨がスカスカになってきたり、椎間板も薄くなってきます。

それでも、あなたの体は生命活動を維持しようと頑張ります。

ストレスが罹り続けた筋肉や靭帯では支えきれなくなり、椎間板にもろにストレスがかかってきます。

当然、限界がきます。


骨盤が後方に回旋させた姿勢とは逆に、
太った方やお尻を突き出して歩く人は、腰椎がお腹の方に滑っていってしまって、腰部の彎曲が強くなってしまっている方もいます。
こういった方も、腰に過剰な負荷がかかっています。


ぎっくり腰の時は、立っているのが一番楽と患者さんはよく言います。

なぜなのでしょうか?

例えば、体重60キロの人が、立っている状態だと腰への負担は、およそ90キロ。

だったら、立っているのは辛いのではないか!と思いますが、

坐った状態だと、120キロ。

中腰の状態だと、300キロ。 の負荷が腰にかかります。

だから腰痛の方は、洗面台で顔を洗うのが辛い、靴下が履けない、立ち上がる瞬間が辛い、

逆に、立ってしまえばなんとかなる。と言います。

腰は、そのぐらいの負荷を受け続けながらがんばって体を支え続けます。

そして、

これ以上は無理ですよ、もう保ちきれないので休んでください、安静にしてくださいね、と

脳は、これ以上の破壊を防ぐために「痛み」というサインを出します。

 

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◆理念◆ Don’t limit yourself.
患者さんは、自分で自分の限界を作ってほしくない。
治療師は、治療の限界を自分で作らない。リミッターを外せ!
自分にかかわるすべての人が楽しく健康いられる世界を作る。
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