完璧主義の過剰適応の子どもが引きこもりから卒業するエンカレッジカウンセリング - バックナンバー
おうちで元気になりました、 このまま見守ってていいですか?
配信時刻:2026-09-11 07:00:00
◯◯◯さん
親子の思考をリセットするだけ!
起立性調節障害で不登校になった子が
ネガティブ思考を手放し
新しいことに挑戦する!発達科学コミュニケーション
トレーナーの
大下真世です^^さて今日は
「おうちで元気になりました、
このまま見守ってていいですか?」
というお話です。
子どもがコンディションを崩したとき、
まず必要なのは「肯定」です。
責めない。
急かさない。
できていないことを指摘しない。
今のその子を
そのまま受け止める。
これは、回復のスタートとして
とても大事なことです。
私も、息子が起立性調節障害になり
学校へ行けなくなった頃、
まずは休ませなきゃ。
安心させなきゃ。
無理をさせちゃいけない。
そう思っていました。
実際、こちらが学校のことを
言わなくなると、
家の中では少しずつ穏やかになります。
笑うようになる。
ゲームもできる。
会話も増える。

ここまで読んで、
「家で笑えるようになっただけでも、
ずいぶん変わったな」
と思ったママもいるかもしれません。
それは、責めず、急かさず、
お子さんが安心できる時間を
積み重ねてきたからこその変化です。
すると親は、
「元気になってきたかも」
「このまま待っていれば大丈夫かも」
と思います。
だけど、ここで一つ
知っておいてほしいことがあります。
穏やかに過ごせるようになったことと、
ストレスに反応する思考のクセが
変わったことは、
同じではありません。
家の中でストレスが減れば、
当然、子どもは落ち着きます。
けれど、
「失敗したらどうしよう」
「また具合が悪くなったら
どうしよう」
「どうせ自分にはできない」
「できないなら、最初から
やらない方がいい」
そんな反応が残ったままだと、
学校、
勉強、
人間関係、
進路など、
また負荷がかかったタイミングで
同じ反応が出てきやすくなります。
どうせ無理→やらない
失敗したくない→避ける
諦める→やっぱりこっちの方が安全
そんなふうに誤学習しつづけて
しまうんです。
せっかく元気になってきたのに、
新学期でまた動けなくなる。
少し登校できたのに、
行事やテストをきっかけに
また止まってしまう。
一度動き始めた子が、
また負荷をきっかけに
止まってしまう背景の一つには、
ストレスがかかったとき、
慣れたいつものネガティブな反応へ
戻りやすいことがあります。
「環境が変わったから」でも、
「本人のやる気がないから」でも
ないんです。
そして、ここで大事なのが
思春期です。
思春期は、
脳が大きく変化し、
再編されていく時期です。
この時期の脳は、
経験によって、よく使われる神経回路が
強化されていきます。
一方で、あまり使われないつながりは
整理されていきます。

つまり、
「不安だからやめる」
「失敗しそうだから避ける」
「どうせ無理だからやらない」
という反応を繰り返していると、
それがだんだん、
その子にとって
“使いやすい反応”になっていきます。
一方で、
「不安だけど、
ここまでならやってみる」
「今日は無理だった。
じゃあ、次はどうする?」
「全部じゃなくても、
少しならできる」
そんな経験を積み重ねることで、
今度はこちらの反応が
使いやすくなっていきます。
だから私は、
肯定はゴールではない
と思っています。
肯定するのは、
「何もしなくていいよ」と
その場に留めるためではありません。
肯定して、
まず脳を安心させる。
その安心を土台にして、
考える。
選ぶ。
やってみる。
そんな新しい反応を
少しずつ育てていく。
ここまでが、
親子の会話でできるサポートです。
不登校からの回復は、
「学校に戻れたら終わり」
ではありません。
またストレスがかかったときに、
「もう無理」
だけで終わらず、
「じゃあ、どうしよう?」
と、次の一手を考えられる。
私は、そこまで育てることが
本当の意味での回復だと考えています。
もし今日、
お子さんが何かできなかったとしても、
「できなかったね」
で終わらせず、
「ここまでできたね」
「こっちにする?
それともこっちにする?」
「ここまでにする?
それとも今日はやめておく?」
と、考えられる大きさの選択肢を
手渡してあげてください。
まだ自分で答えを出すのが
難しい時期なら、
無理に答えを求めなくても
大丈夫です。
まずは、
「やるか、やらないか」ではなく、
“自分で選べた”という経験を
一つ増やすこと。
その小さな積み重ねが、
不安があっても、
自分で考え、選び、動ける脳を
育てていきます。
おうちで元気になった。
それはゴールではなく、
次の力を育て始める準備が
整ってきたサイン。
そしてここからが本当の意味の
スタートライン。
やってみるが育ってきたときに
本当の成長が始まります。
今日はここまでです。
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