完璧主義の過剰適応の子どもが引きこもりから卒業するエンカレッジカウンセリング - バックナンバー
「行きたいけど行けない」のは、やる気ではなく脳のブレーキです
配信時刻:2026-09-29 07:00:00
◯◯◯さん
親子の思考をリセットするだけ!
起立性調節障害で不登校になった子が
ネガティブ思考を手放し
新しいことに挑戦する!発達科学コミュニケーション
トレーナーの
大下真世です^^昨日は、
不安で動けない子に必要なのは、
ネガティブな考えを消すことではなく、
「ここまでならできるかも」
と考えられる大きさまで
不安をほどくことだとお伝えしました。
今日は、
なぜ会話を変えることで
子どもの中から
「やってみる」が生まれるのか。
脳の仕組みから
お話しします。
私たちの脳には、
危険をすばやく察知して
自分の身を守ろうとする働きがあります。
その働きに深く関わっているのが、
脳の中にある「扁桃体」です。
扁桃体は、
「これは危険かもしれない」
「何か嫌なことが起こるかもしれない」
という情報を素早くキャッチして、
心や体にブレーキをかける
役割を持っています。
不安が強い状態では、
この扁桃体を含む
危険を察知する仕組みが
敏感に働きやすくなります。
すると、同じ出来事を見ても、
大丈夫かもしれない情報より、
失敗するかもしれない情報、
怒られるかもしれない情報、
傷つくかもしれない情報を
先に拾いやすくなります。
たとえば、
「学校へ行ったら、
また一人になるかもしれない」
「答えられなかったら、
笑われるかもしれない」
「朝起きられなかったら、
また怒られるかもしれない」
まだ何も起きていないのに、
脳が先の危険を予測して
「やめておこう」と
ブレーキをかけてしまうのです。
さらに、そこへ
「失敗したら全部ダメ」
「完璧にできなければ意味がない」
「みんなと同じように
できなければ終わり」
というゼロヒャク思考や
極端な思考パターンが重なると、
一つの失敗が、
「もう学校へは行けない」
「自分の人生は終わりだ」
という大きな危険に
感じられてしまうことがあります。
だから、
頭では「行きたい」と思っていても、
お腹が痛くなる。
吐き気がする。
体が重くなる。
布団から出られなくなる。
そんな反応が起こることがあります。

これは、
「行きたい」という気持ちが
嘘なのでも、
怠けているのでもありません。
動こうとする気持ちよりも、
脳の「自分を守ろうとする反応」が
強くなっている状態です。
そして一度、
「やらなかったら、
不安が少し楽になった」
という経験をすると、
脳は、
「動かないことで、自分を守れた」
と学習することがあります。
避けることで得られる
一時的な安心が、
次の回避につながることは、
子どもの不安に対する
認知行動療法でも説明されています。
けれど、だからといって、
怖がっている子を
無理に動かせばよいわけではありません。
大きすぎる挑戦をさせて、
「やっぱり無理だった」
「やっぱり自分にはできない」
という記憶を増やせば、
脳のブレーキは
さらに強くなってしまうからです。
必要なのは、
その子が今、
成功できそうな大きさまで
最初の一歩を小さくすることです。
人目が気になるなら
おうちの中で受け止められる経験を
増やす。
部屋から出てこれないなら、
ふらっと出てこれるようにする。
教室へ行くのが難しいなら、
放課後に校門まで行ってみる。
勉強を始めるのが難しいなら、
好きな活動で
読む力や聞く力や
粘り強く取り組む力を伸ばす。
予定を自分で決めるのが難しいなら、
二つの選択肢から選んでみる。
そして、
「ここまでならできた」
という経験を
少しずつ重ねていきます。
大事なのは
不安があっても、
自分で考え、
自分で「行く」と選び、
自分の力で一歩を踏み出せたこと。
これが、
脳に新しい成功の記憶を
つくっていきます。
「不安があっても動けた」
「全部できなくても大丈夫だった」
「自分で決めることができた」
そんな経験が増えると、
脳は少しずつ、
「危険だから、やめておこう」
という予測だけではなく、
「ここまでなら、できるかもしれない」
という新しい予測も
つくれるようになっていきます。
これが、
ネガティブな考えを
無理に消すのではなく、
行動を止めている考え方を
少しずつリセットしていく
ということです。
ネガティブ思考リセット会話は、
子どもを言葉で動かす
テクニックではありません。
脳が「危険」と判断していることを
親子の会話で一緒に小さく整理し、
「これなら、できるかもしれない」
という新しい予測を
つくっていく会話です。

ただし、
まだ安心が足りない子と、
小さな挑戦ができる子では、
必要な関わり方が違います。
だからこそ、
声をかける前に、
わが子が今どの回復段階にいるのかを
見立てることが欠かせないのです。
では、なぜこの学びを、
「もう少し様子を見てから」
ではなく、
今、始めてほしいのか。
明日は、
年末までの3か月が
親子にとってどんな時間になるのか、
そして、
この3か月を
「また何も変わらなかった時間」にせず、
親子の新しい一歩につなげるために
今できることをお伝えします。

セミナーは10月6日10時
7日14時、9日10時に開催します!
ご予定をあけてお待ちくださいね^^
今日はここまでです。
保存したい方はこちら▼
AgentBoxの保存ボタンはバックナンバーでは表示されません。
初回登録&読み返したい方はこちら▼
AgentBoxボタンはバックナンバーでは表示されません。
Copyright ©2023‐OshitaMayo. All Rights Reserved
バックナンバー一覧
- 【2026-10-11 07:00:00】配信 行きたいけど行けない…その言葉、信じていいですか?
- 【2026-10-10 07:00:00】配信 安心させるだけでは動き出しません
- 【2026-10-09 07:00:00】配信 指示しても動かない不登校キッズに、抜けていた「やる気の順番」
- 【2026-10-08 07:00:00】配信 本もSNSも見ているのに、子どもが変わらないママへ
- 【2026-10-07 07:00:00】配信 環境が変われば、起立性の子は動き出せる?
- 【2026-10-06 07:00:00】配信 【キャンセル募集】受講5日、駐車場から帰った娘が、もう一度「行く」と決めた夜
- 【2026-10-05 21:30:00】配信 「不登校枠で選ばれたんじゃない?」その言葉に、私は何も言い返せませんでした
- 【2026-10-05 07:00:00】配信 「あいつ、アメリカ行ったってよ」挫折を確かな成長に変えられたと感じた私たち親子の会話
- 【2026-10-04 07:00:00】配信 【募集最後!】「いつか動き出す…」淡い期待を手放した親子の3か月の変化成長
- 【2026-10-03 07:10:00】配信 【募集】「休ませる」か、「背中を押す」か、どっちが必要がわかりますか?
- 【2026-10-02 07:00:00】配信 【募集!】「絶対無理」だった子が「わからんけど、行ってみる」と言った3か月の成長
- 【2026-10-01 07:00:00】配信 【募集開始!】夫に内緒で始めた結果…たった3週間で息子の「やってみる!」を引き出せるように!
- 【2026-09-30 07:00:00】配信 今年中に「どう関わればいいかわからない」とサヨナラしませんか?
- 【2026-09-29 07:00:00】配信 「行きたいけど行けない」のは、やる気ではなく脳のブレーキです
- 【2026-09-28 07:00:00】配信 不安で動けない不登校キッズは、ネガティブ思考リセットで「やってみる!」が叶いま
