薬に頼らない!こころと脳の処方箋でママがわが子の世界一の味方になる - バックナンバー
「できない」を叱るのをやめて、データにしてみたママの話
配信時刻:2026-10-22 21:30:00
◯◯◯さん
わが子の診断に納得できない
発達凸凹キッズのママが
薬に頼らずわが子を伸ばす!親子の未来を創る発達診断
「ママカルテ」主宰
小児科医の森博子です!こんばんは。
今宵も
ママの「ワタシ時間」へようこそ。
今日は1つ。
私が毎月連載している
毎日新聞のコラム「Hanasone」に
先日寄稿したあるお話を
ご紹介させてください。もし、
発達障害グレーゾーンのお子さんが「もっと人の気持ちを思いやる子に
なってくれたらなあ」と悩んでいるママに届けたいお話です。
私たち母親が
子どもたちのためにできることはただ子どもを正しく育てること
ではなくてもっとできることがたくさんあることに
気がついたわが家のストーリーです。「自分勝手」と見られがち…
発達障害の子、思いやりを引き出すにはhttps://hanasone.mainichi.jp/articles/20261015/wom/00m/403/009000c
さて、少し間が空いてしまいましたが
前回のメルマガでは言葉の発達がゆっくりな
年中さんの女の子のお話をしました。「ちゃんと話して」
と求める代わりに、
選択肢を渡してみる。すると、
嬉しそうに自分で選ぶ姿が
見えるようになった。子どもの変化と一緒に、
ママの「見る目」も変わっていった
というお話でした。今日は、
知的な発達が
ほかの子より少しゆっくりな、
小学4年生の女の子のお話です。この子は、
自分の気持ちを
言葉で説明するよりも、行動に出ることが多い子
でした。学校では通常級で
頑張っていました。だけど、
同じ年齢の子と比べると、まだ一人では難しいことも
たくさんありました。家でも、
宿題になかなか取りかからない。帰ってきても、
プリントを出さない。
水筒を出さない。
洗濯物もそのまま。そして、
気に入らないことがあると
下の子に当たってしまう。ママは、
そのたびに注意していました。「宿題しなさい」
「水筒出して」
「何回言ったらわかるの?」
「妹に当たらない!」
だけど、
なかなか変わらない。するとママも、
だんだん強く言うようになります。でもね。
このママが、
ただ厳しいママだったわけでは
ありません。むしろ、
この子の将来が心配だったんです。今は小学生だからいい。
だけど、
大きくなったら?自分のことは
自分でできるようになってほしい。社会に出たときに
困ってほしくない。だから、
今のうちに教えてあげなきゃ。そんな思いで、
一生懸命だったんです。ところが、
ママが強く言えば言うほど、お子さんの反発も
強くなっていきました。そして、
ママに怒られて
嫌な気持ちになると、自分の頭をぽかぽか叩く
ようになりました。ママは怖くなりました。
「私が怒りすぎたから?」
「私のせいで
この子がこんなふうに
なったんじゃないか」ママ自身も疲れ果てて、
相談に来られました。そこで、「ママカルテ」で
この子のことを
詳しく見ていきました。すると、
一つわかったことがありました。この子は、
感覚を受け取る力に鈍さがあるタイプ
だったんです。つまり、
大人から見ると、「こんなに何度も言っているのに」
と思っていても、
そもそも、
こちらが思っているほど
情報が届いていなかった。だから、
強く言えば伝わる、のではなかったんです。そして、
親子関係についても
詳しく見てみました。ママは、
「きっとこの子は
ガミガミ怒ってばかりの私のことが
嫌なんだ」と思っていました。
だけど、
お子さん側から見た
ママへの強い不満は、
ほとんど見られませんでした。そこで私はママに、
一つお願いしました。しばらく、
「できていない!」
を見つけて叱ることを
少しお休みして、代わりに、
==============
この子の行動を、
「コミュニケーション」として
観察してみませんか?==============
と。
見るのは、
難しいことではありません。何かが起きたら、
いつ?
どこで?
誰と?
何のあと?
そして、
どんな条件ならできる?
を見つけてみる。
たとえば、
「宿題をやらなかった」
だけで終わらせない。昨日はできなかった。
でも今日はできた。
じゃあ、
何が違った?
ママが横にいた?
量が少なかった?
帰宅してすぐじゃなかった?
好きなことをしたあとだった?
そうやって、
条件を集めていくことを
ママと一緒にやっていったんです。そして私は、
ママにこんなことも
お伝えしました。==============
うまくいったことも、
うまくいかなかったことも、どちらもデータなんだよ。
==============
うまくいった=成功ではなく
「この条件ならできるのかも」
というデータ。
うまくいかなかった=失敗ではなく
「この方法では難しいのかも」
というデータ。
どちらも、
“この子の場合”を知るための大切な情報
なんです。
すると、ママの中で、
少しずつ目的が
変わっていきました。それまでは、
==============
この子の未来のために、
今、ちゃんと叱らなきゃ。==============
だった。
だけど、それが、
==============
この子の未来のために、
今、この子を観察しよう。この子がうまくいく条件を見つけよう。
==============
に変わったんです。
これ、
私はとても大きな変化だと
思っています。ママの願いは、
最初から変わっていません。ずっと、
この子が将来困らないようにしてあげたい。
だった。変わったのは、
そのための方法でした。そして4か月後。
家での癇癪は
ほとんど見られなくなりました。下の子に当たることも
ずいぶん減りました。そして、ママとも、
穏やかに話せる時間が
増えていきました。もちろん、
この子が突然、何でも一人でできるように
なったわけではありません。だけど、
大人が、
「できない行動を直す」
ことだけに集中するのではなく、「この行動は、何を教えてくれている?」
と見るようになった。すると、
次に試せることが
増えていったんです。言葉が少ない子。
自分の気持ちを
うまく説明できない子。そんな子どもたちは、
何も伝えていないのでしょうか?私は、
そうではないと思います。やらない。
逃げる。
怒る。
泣く。
固まる。
ときには、
一見「困った行動」に見えるものも、==============
その子なりのコミュニケーション
なのかもしれない。==============
だから、
「なんでやらないの?」
の前に、今日から一つ、
こんなふうに
見てみてください。いつ?どこで?誰と?何のあと?
何ならできる?正解を当てなくていい。
うまくいかなくてもいい。だって、それもまた、
“この子の場合”を知るためのデータ
になるからです^^
そして、
「うちの子の行動も、
もしかしたら
何かを伝えているのかな?」と思ったママへ。
今回のマンガ小冊子では、
目に見えている
「行きたくない」
だけではなく、
その手前にある
子どものサインを見るところから、
一緒に考えています。↓↓↓
無料マンガ小冊子
「ママ、学校行きたくない」
小1・小2の
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そして明日は、
この5日間の最後です。これまで、
ママの
翻訳する力。
質問する力。
観察する力。
を使って、
いろんな子どもたちの
「言葉にならないSOS」を
見てきました。では、
わが子のことが
少しずつわかるようになったら、その先に何があるのでしょう?
明日は、
来年、小学校への就学を控えた
繊細な年長さんのお話です。わが子を知ることは、
この子の未来を「選ぶ」力になる。そんなお話をしますね^^
それでは
今日も頑張ったあなたへ。おやすみなさい^^
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