薬に頼らない!こころと脳の処方箋でママがわが子の世界一の味方になる - バックナンバー
ことばは、「わかってから話す」だけじゃない
配信時刻:2026-10-17 23:10:00
◯◯◯さん
わが子の診断に納得できない
発達凸凹キッズのママが
薬に頼らずわが子を伸ばす!親子の未来を創る発達診断
「ママカルテ」主宰
小児科医の森博子です!こんばんは。
今宵も
ママの「ワタシ時間」へようこそ。
メールのお届けが遅くなり
すみません。
今日からは、ハワイで
ダイビングのライセンスをとった
夫と子どもたちと
石垣島にきています。明日からは私たち家族の
ネクストチャレンジ!
美しい石垣の海で
自由に泳ぎ、また1つ成長する。
そんな挑戦をやっていきますね。
明日と明後日は
素敵な海の底の風景を
お届けできればと思っています。ちなみに、月・火は
熊本市の小中学校で導入されている「子どもの平日休み」制度
を活用させていただいています^^
ありがたや^^
さて、昨日は、
中学2年生の男の子のお話をしました。普通に会話はできるのに、
自分の困りごとは
なかなか言葉にできない。だけど、ママの質問が変わると、
少しずつ、
「できない」
「手伝ってほしい」が言えるようになってきた。
そんなお話でした。
今日は反対に、
まだ言葉そのものが育っている途中の子
のお話をしたいと思います^^
ある年中さんの女の子のお話です。
この子は、小さい頃から
言葉の発達がゆっくりでした。ママの言っていることは
理解しているようでした。だけど、
質問されても、
なかなか言葉が出てこない。何か困ったことがあると、
じっとママを見る。するとママは、
「あ、これが欲しいのね」
「こうしたいんだよね」と、代わりに答えたり、
やってあげたりしていました。だって、
困っているのがわかるから。ママとしては、
助けてあげたかったんです。だけど、
自分の言いたいことが
うまく伝わらないと、この子は大きな癇癪を起こして
泣いてしまうこともありました。このお子さんは年少さんの頃は
登園しぶりもひどかったそうです。年中さんになって、
ようやく園には慣れてきた。登園しぶりもなくなって、
ママも少しホッとしていました。ところが。
園の先生との面談で、
気になる話が出てきました。園では、ほとんど自分から話さない。
先生が、
「次はこれをしようね」
と伝えて待っていても、
なかなか動き出せない。見かねた先生が、
結局、何でもやってあげている。そんな様子が続いていたんです。
ママは心配になりました。
「もうすぐ年長さんなのに……」
「このままで小学校に行って、
大丈夫なのかな?」そこで、
ママカルテに相談に来てくださいました。詳しく見てみると、
この子は、
行動面の発達に比べて、
・言葉の発達
・大人や子どもとの関わり
・言葉を使ったコミュニケーションの発達が、
ゆっくり進んでいることが
見えてきました。つまり、
「何をしたらいいか、わかっている
ように見える」ことと、
「自分で考えて、言葉にして伝えられる」
ことは、
同じではなかったんです。そこでママに、
一つ提案しました。==============
お子さんに
正解を話してもらうのではなく、
選べるようにしてみましょう。==============
例えば、
「何がしたい?」
と聞く代わりに、
「こっちとこっち、
どっちがいい?」と選択肢を渡す。
「どうして嫌なの?」
と説明を求める前に、
「これが嫌だった?」
「それとも、こっち?」と聞いてみる。
子どもが答えるまで、
少し待ってみる。指差しでもいい。
首を振るだけでもいい。
最初から、
上手に話せなくてもいいんです。そうお伝えしました。
ママは、
ついつい今までのように
話させようとしてしまいそうに
なりながらも、この関わりを
続けてくださいました。すると。
少しずつ、
お子さんの表情が
変わってきたんです。ママが選択肢を渡すと、
嬉しそうに、自分で選ぶようになった。
そして、
家での会話の中でも、自分の言いたいことを
少しずつ伝えられるように
なってきました。園では、
まだ言葉は少ないそうです。だけど、
家では確かに、
変化が始まっています。そして私は、
このママ自身の変化にも注目したい
と思いました。以前のママも、
お子さんのことを
よく見ていました。だけど、見ていたのは、
「答えられない」
「話せない」
「癇癪を起こす」という、困っている姿でした。
ところが、
関わり方を変えてみると、「嬉しそうに選んでいる!」
という、
今までとは違う姿が
見えてきたんです。これも、
とても大切な情報です。ただ、
「できた!」
だけではなく、
どんな関わり方をしたら、
この子は嬉しそうに自分の気持ちを伝えられたのか。そこまで見られるようになった。
私はこれが、
ママの「観察力」が
育ったということだと見立てています。そして、
この親子に起きた変化は、
それだけではありません。それまでは、
困ったらママを見る。
ママが代わりに答えてくれる。そんなやりとりが
多かったんです。だけど今は、
ママが選択肢を渡してくれる。
自分で選んでみる。
それがママに伝わる。
「あ、わかってもらえた!」
そんな経験を、
少しずつ積み重ねています。==============
「理解してもらえている」と
感じられる人との
コミュニケーション経験」==============
私はこれが、
子どもが自分の思いを
言葉にしていく力を育てる
大切な土台になると考えています。そして、
ここで育っているのは、
単なる言葉の数だけではありません。自分の中にある、
「こっちがいい」
「これは嫌」
「こうしたい」
という気持ちに気づくこと。
それを誰かに伝えること。
伝わった経験から、
また伝えてみようと思えること。つまり、
子どもが、自分の内側と言葉を
結びつけていく学習でもあるんです。
昨日までお話ししてきた、
ママの「翻訳力」と「質問力」。
それに、
今日の「観察力」が加わることで、
親子の対話が
少しずつ変わっていきます。そして、ここで大切なのは、
ママがずっと子どもの代わりに
答えることがゴールではないということ。
最初はママが、
一緒に言葉を探してあげる。だけど、少しずつ、
子ども自身が、
「私はこれが好き」
「これは嫌だった」
「こうしてほしい」と伝えられるようになる。
それが、
子どもが「自分の専門家」になっていく
最初の一歩なんだと思います。
もし今、
わが子が何か聞かれても
答えられなかったり、困るとママの顔を見たり、
「イヤ!」と泣いてしまったり
することがあったら。今日、一つだけ
試してみてください。「ちゃんと話して」ではなく
「どっちかな?」もちろん、
選択肢の中に答えがなければ、
「どっちも違う」でもOK。急いで答えを出さなくても
大丈夫です。まずは、
「あなたが伝えようとしていることを、
一緒に見つけたいよ」というやりとりから
始めてみてくださいね^^そして、
「うちの子は、
どんな方法でSOSを出しているんだろう?」と思ったママへ。
今回のマンガ小冊子は、
小1・小2の登校しぶりを
入り口にしていますが、今日のような
まだ言葉の発達がゆっくりな
小さなお子さんにも、ぜひ読んでほしいと思っています。
↓↓↓
無料マンガ小冊子
「ママ、学校行きたくない」
小1・小2の
“言葉にならないSOS”を見つける本【ここから無料で読む】
https://www.agentmail.jp/form/ht/74568/1/
明日は、
もう少し大きなお子さん。
知的発達がゆっくりな
小学4年生の女の子のお話です。言葉が少ない子は、
伝えたいことも少ないのでしょうか?実は、そんなことはありません。
言葉以外のところにも、
子どもたちからの情報は
たくさん隠れています。明日は、
そんなお話をしますね^^それでは
今日も頑張ったあなたへ。おやすみなさい^^
=======
このメールは保存できます^^
保存したい方はこちらをクリックAgentBoxの保存ボタンはバックナンバーでは表示されません。
初めて保存機能を使う方、
これまで保存したメールを見たい方は
こちらをクリックAgentBoxボタンはバックナンバーでは表示されません。
=======Copyright©2021- HirokoMorinaka. All Rights Reserved.
バックナンバー一覧
- 【2026-10-22 21:30:00】配信 「できない」を叱るのをやめて、データにしてみたママの話
- 【2026-10-17 23:10:00】配信 ことばは、「わかってから話す」だけじゃない
- 【2026-10-16 20:40:00】配信 「もう中学生なんだから、言えるでしょ」は本当?
- 【2026-10-15 20:50:00】配信 「小1プロブレム」を、“ことば”にしてみたら。
- 【2026-10-14 22:30:00】配信 完成しました^^「どうして行きたくないの?」と聞く前に、読んでほしい本
- 【2026-10-13 20:10:00】配信 「この子の場合」って、何を見ればわかるの?
- 【2026-10-12 20:00:00】配信 専門家には見えなくても、ママには見えているものがある
- 【2026-10-11 21:10:00】配信 「行きたくない」と言った日が、始まりじゃなかった。
- 【2026-10-01 22:30:00】配信 「お姉ちゃんが休んでるから、僕も」だけじゃなかった。
- 【2026-09-30 22:20:00】配信 「学校では問題ありません」が、いちばん見えにくかった
- 【2026-09-28 21:50:00】配信 学校には行けている。だけど毎日どこかが痛かった
- 【2026-09-27 20:50:00】配信 「だって、ママが悲しむと思ったから。」
- 【2026-09-25 21:30:00】配信 「なんで?」って聞いても、わからなかった
- 【2026-09-24 21:30:00】配信 「わからない」が、少し怖くなくなった。
- 【2026-09-23 22:30:00】配信 【DAY5 最終日】いつか「わが子の専門家」を卒業する日のために



