薬に頼らない!こころと脳の処方箋でママがわが子の世界一の味方になる - バックナンバー
学校には行けている。だけど毎日どこかが痛かった
配信時刻:2026-09-28 21:50:00
◯◯◯さん
わが子の診断に納得できない
発達凸凹キッズのママが
薬に頼らずわが子を伸ばす!親子の未来を創る発達診断
「ママカルテ」主宰
小児科医の森博子です!こんばんは。
今朝も
ママの「ワタシ時間」へようこそ。
昨日まで、
小さな子どもたちの
「行きたくない」の手前にあるものを
お話ししてきました。1人目は、
「なんで?」と聞いても
本人にもまだよくわからなかった子。2人目は、
理由はあったけれど、
安心できるまで話せなかった子。今日は、もう一人。
この子の「行きたくない」は、
最初、
言葉ではなくカラダに出ていました。小学3年生の女の子です。
この子は、
学校にまったく
行けないわけではありませんでした。「行きたくない」とは言う。
朝の支度もなかなか進まない。
だけど、
頑張って学校には行く。学校で立ち歩くこともありません。
先生から、「授業中困っています」
と大きな問題を
指摘されているわけでも
ありませんでした。だから外から見ると、
「学校に行けている子」
だったんです。
だけどママには、
ずっと気になることがありました。ほぼ毎日のように、
「頭が痛い」
「お腹が痛い」
「胸が痛い」
「足が痛い」
「かゆい」と言うんです。
夜もなかなか寝ない。
あるときは、
「朝になるのが嫌」
と話すこともありました。そして学校から帰ってくると、
落ち着かない。
じっとしていることが難しい。
感情的になることもある。ママは、
小さい頃からずっと、
「ほかの子と少し違う気がする」
と感じていました。
いろいろなところにも
相談しました。だけど、どこに相談しても
お子さんが大きく変わったと
感じることはなかったそうです。そして、
「もしかして発達の問題なのかな」
とも考えるようになりました。だけど、
病院へ行くのはちょっと違う。そう悩んでいたときに、
ママカルテを見つけて
相談に来てくださいました。そこで、「ママカルテ」で
この子の「学校に行きたくない」の
手前に何があるのかを、一つずつ見ていきました。
すると、
あることが見えてきました。この子は学校では、
ものすごく頑張れていたんです。先生から見れば、
大きな問題はない。だけど本人に聞くと、
学校で感じている困りごとは
たくさんありました。そして感覚について
詳しく見てみると、大きな音や突然の音を
とても強く感じる。たくさんの音があると、
必要な声を選びにくい。人との距離が近いことにも
負担を感じやすい。ずっと同じ姿勢でいることにも
エネルギーを使う。一方で、
身体を動かすことで
自分を整えようとする力も強い。つまり、
教室にいるだけでも、
音を聞く。
先生の話を選び取る。
友達との距離を調整する。
座っている。
次の活動へ切り替える。と、いろんなことに、
本人が思っている以上の
エネルギーを使っていたようでした。そして私は、
毎日の
「頭が痛い」
「お腹が痛い」
「足が痛い」
「かゆい」という言葉も、
ただ一つずつの症状として
見るのではなく、「もう、ちょっとしんどいよ」
というカラダからのサインとして
見てみよう、と考えました。もちろん、
子どもの頭痛や腹痛を
すべて「学校のストレス」と
決めつけていいわけではありません。身体の病気を考えることも
とても大切です。だけど、
必要な医学的確認をしながら、
「この症状が出る前に、
この子に何が起きていた?」を見ることもできる。
だからこの子には、
「痛くても頑張ろう」
ではなく、
自分の身体の状態に
少しずつ気づけるようになること。そして、
限界になる前に、
「疲れた」
「音が多い」
「少し休みたい」
と伝えられるようになることを
目指しました。そしてその後、
ママから
報告のメールが届きました。登校しぶりは、
まだある。だけど、
学校にもこの子のことを伝えて、
机の配置など、
環境を整えてもらえるようになった。そして家では、
自分の困りごとを
怒らずに話せるようになったそうです。お子さんの大きな変化は
それだけではありません。学校から帰ってくると、
こんなことを言うようになりました。
==============
「ちょっと疲れたから、
1時間ゆっくりするわ〜」==============
そして、
ダンスをしたり、
工作をしたり、
好きなことをしながら
自分で回復する。そのあと宿題に取りかかる。
始めるまでには
まだ時間がかかるけれど、始めれば、
すぐに終わるようになったそうです。私はこのメールを読んで、
お子さんの変化は
学校や勉強のことだけじゃないなと思いました。
以前は、
頭が痛い。
お腹が痛い。
胸が痛い。
足が痛い。
かゆい。と、
カラダが代わりに教えていた
「しんどい」を、
少しずつ、「疲れた」
「休みたい」と、自分でわかって、
自分の言葉で伝えられるようになってきた。ここが、お子さんにとっても、
そしてママにとっても
とても大きな変化なんだと思います。子どもの
「行きたくない」は、
いつも最初から
「学校の○○が嫌だから」
なんて、
きれいな文章では
出てきません。昨日までお話ししてきたように、
本人にもわからないこともある。
わかっていても
言えないこともある。そして今日の子のように、
言葉より先に、
カラダが話し始めることもある。だからもし、
朝になると、
お腹が痛い。
頭が痛い。
気持ち悪い。
身体のあちこちが痛い。そんな訴えが
増えているとしたら。今日から一つだけ、
症状をなくすことだけでなく、
==============
「このカラダのサインが出る前に、
何があった?」==============
も、一緒に見てみてください。
そこに、
まだ子ども自身も
言葉にできていない、“この子の場合”
が隠れているかもしれません。
明日はまた、
別の子の
「行きたくない」の手前を
一緒に見ていきますね^^それでは
今日も頑張ったあなたへ。おやすみなさい^^
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