薬に頼らない!こころと脳の処方箋でママがわが子の世界一の味方になる - バックナンバー
「もう中学生なんだから、言えるでしょ」は本当?
配信時刻:2026-10-16 20:40:00
◯◯◯さん
わが子の診断に納得できない
発達凸凹キッズのママが
薬に頼らずわが子を伸ばす!親子の未来を創る発達診断
「ママカルテ」主宰
小児科医の森博子です!こんばんは。
今宵も
ママの「ワタシ時間」へようこそ。
年齢が上がれば
困ったことを言葉にできる子が増えます。ですが、逆に
年齢が上がるほどに
言いたいことをうまく言葉にできずに
行動や感情で表すしかできない
子ども達もいます。「きしょい(気持ち悪い)」
「ヤバい」
「消えろ」
「マジ終わった」本当は自分のことをわかってほしい
お友達や家族に対して
こんな言葉を使ってばかりの子たちも多い。そして、伝えたいことがあってもだんまり。
何を言っても無反応。そんな子もいます。
今日は、そんな
中学2年生の男の子のお話しです。このお子さんは
学校へ行ったり、
行けなかったり。五月雨登校が続いていました。
学校で先生に反抗するわけでは
ありません。暴れるわけでもない。
だけど、
何も言わない。
困っていても言わない。
わからなくても聞かない。
提出物も出さない。先生からすると、
「何を考えているのか
わからない」状態でした。
そして周りの大人は、
中学生になったこの子に、
こんな言葉を
かけるようになっていました。「もう中学生なんだから、
自分のことは自分でやろう」「わからなかったら、
ちゃんと先生に聞きなさい」「困っているなら、
自分から言わないとわからないよ」どれも、
間違ったことを
言っているわけではない。むしろ、
これから大人になっていく子に、
少しずつ自立してほしい。そんな思いから出た言葉です。
だけど。
言われれば言われるほど、
この子は、
ますます何も言わなくなっていきました。家でも、
ママとの会話は
ほとんどありません。ママから出る言葉も、
「宿題やった?」
「早くお風呂入りなさい」
「明日の準備した?」いつの間にか、
「〇〇しなさい」
が中心になっていました。
そして、何か聞いても、
返ってくるのは、「別に」
「知らん」
「うるさい」
ママも、
だんだん苦しくなっていきます。「嫌なら嫌って言えばいいじゃん」
「何が嫌なの?」
「ちゃんと説明してよ」だけど、聞けば聞くほど、
また、だんまり。そしてある日。
ママのちょっとした一言をきっかけに、
この子の感情が
一気に爆発しました。ママへの激しい暴言。
学校でも、
提出物をほとんど出さなくなり、
授業にも積極的に
参加しなくなりました。ママは、
「こんなに一生懸命やっているのに、
もうどうしたらいいかわからない」そして、
こう話してくれました。==============
「この子が一体、何を考えているのか
全然わからないんです」==============
そこで、ママカルテで
この子の情報を
一つずつ集めていきました。今、何ができない?
だけではなく、
小さい頃はどんな子だった?
何が好き?
何ならできる?
どんなときは話す?
どんなときに黙る?そんなふうに、
今までのこの子を
もう一度見ていきました。するとママが、
あることを思い出しました。この子、
昔から話さない子だったわけじゃなかった。好きなことや、
得意なことについてなら、
大人が驚くくらいの言葉で、
夢中になって
話していた時期があったんです。そこでママは、
「何を考えているかわからない」
から、
少しだけ見る場所を
変えてみることにしました。まず、この子を観察する。
すると、
今まで
「やってない」
と思っていた中にも、できていることがあった。
「やる気がない」
と思っていた中にも、
やろうとしている瞬間があった。ママは、
それに気づいたときに、
短く声をかけるようになりました。そして、
もう一つ変えたことがあります。質問の仕方です。
「なんで?」
「どうしたいの?」
「ちゃんと説明して」
と、
子どもに一から答えを
作ってもらう質問ではなく、「これが嫌だった?」
「ここまではできそう?」
「手伝った方がいい?」
と、答えやすいところから
一緒に探すようになりました。すると、
少しずつ、
この子から返事が
返ってくるようになりました。長い会話ではありません。
いきなり何でも
話してくれるようになったわけでもありません。だけど、
少しずつ会話が戻ってきた。そして最近は、
「これはできない」
「ここは手伝ってほしい」と、
自分からママに
伝えられることも増えてきました。学校の状況は、
まだ大きくは変わっていません。五月雨登校も続いています。
だけど、
この親子には、とても大きな変化が
起き始めています。それは、
==============
家が、「わからない」「できない」
「助けて」を言っても大丈夫な場所に
戻ってきたこと。==============
私は、
ここがとても大事だと思っています。中学生になったからといって、
自分の中にある
不安。
疲れ。
わからなさ。
悔しさ。
助けてほしい気持ち。それらを全部、自分で整理して、
相手にわかる言葉で
説明できるとは限りません。だから、
==============
「話せる」ことと、
「自分の内側を
ことばにできる」ことは、同じではない。
==============
んです。
そして、
「自分で言いなさい」
と自立を求める前に、もしかすると、
必要な段階があります。一緒に言葉を探すこと。
これは、
子どもを甘やかすことでも、いつまでも親が
代わりに話すことでもありません。むしろ、
いつか自分で言えるようになるための、
途中のステップなんだと思います。昨日の小学1年生の男の子は、
最初はママが翻訳していました。そして最後には、
自分から先生に、「べんきょうを手伝ってほしい」
と言えるようになりました。
今日の中学生は、
まだその途中です。だけど、
「何も言わない」
だったところから、「手伝ってほしい」
が出始めている。これも、立派な一歩です。
だから今日、
わが子に何か聞いて、「別に」
「わからない」
「知らない」と言われたら。
すぐに、
「ちゃんと説明して」
を足す前に、一つだけ考えてみてください。
==============
この子が答えられるくらいまで、
質問を小さくできないかな?==============
YES・NOでもいい。
二択でもいい。「こういう感じ?」
でもいい。ママが答えを当てる必要はありません。
子どもと一緒に、
「自分の中にあるものに
一番近いことば」を探していけばいいんです。
それが、
昨日お話しした「翻訳力」に続く、
ママの「質問力」
なのだと思います。そして、
この話を読んで、「小1・小2だけじゃないんだ」
と思った方へ。
そうなんです^^
今回の小冊子は、
小1・小2の
「学校行きたくない」
を入り口に作りました。だけど、
言葉にならないSOSを見る目は、
もっと大きな子にも使えます。「うちの子も、
話せるのに
肝心なことは何も話してくれない」そんなママにも、
ぜひ読んでみてほしいと思っています。↓↓↓
無料マンガ小冊子
「ママ、学校行きたくない」
小1・小2の
“言葉にならないSOS”を見つける本【ここから無料で読む】
https://www.agentmail.jp/form/ht/74568/1/
明日は、反対に、
まだ言葉そのものが育っている途中の、
小さな子のお話をします。
まだ上手に話せないなら、
ママが気持ちを
代わりに言ってあげればいい?実は、
それだけではありません。私は、
「一緒にことばを探してくれる人がいる」
という経験そのものが、
子どものことばを育てていくと思っています。
明日は、
ここをお話ししますね^^それでは
今日も頑張ったあなたへ。おやすみなさい^^
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