薬に頼らない!こころと脳の処方箋でママがわが子の世界一の味方になる - バックナンバー
「算数が苦手」なだけじゃなかった!算数障害って知ってますか?
配信時刻:2024-10-24 22:30:00
◯◯◯さん
わが子の診断に納得できない
発達凸凹キッズのママが
薬に頼らずわが子を伸ばす!親子の未来を創る発達診断
「ママカルテ」主宰
小児科医の森博子です!=======
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=======こんばんは。
今宵も、
ママの「ワタシ時間」へようこそ。

「学習障害」についてのメール、
かなり反響が大きかったです。学習障害かな?と気づきながらも、
そのままにしておくといかに子どもが損か
よくわかりました。子どもの同級生にも、こんな子います。
私がみていても、すごく辛そうで
自己肯定感が低いように感じます。全親に知って欲しいお話です!
などなど、
本当にありがとうございました。特に、小学生の時には
お子さんが言わなければ
学校での、しかも学習時の様子は
わかりにくいもの。「ママカルテ」を受けられた方の中でも、
日常生活はあまり問題なことはなく、
宿題となるとバトルが起こる!というお子さんや、
だんだん勉強のこととなると
反抗的になったり
無気力になったりしていたから発達障害?と思っていたら、
特性はあまり強くなく、とにかく学習の
苦手さが目立つ結果になったお子さん。つまり
学習の苦手さ
→自己肯定感の低さ・自己否定の強さ
→二次障害によるうつうつ・攻撃性
となっているお子さんも見られます。
今回のメルマガでの気づきが、
お子さんを救うきっかけになるといいな、と
心から思います。
そして、今回「学習障害」について
知ったことをきっかけに、発達外来の受診を検討し始めた、
という方もいらっしゃると思います。「やっぱりこの前の
発達外来を受診する前に知りたいこと、
のセミナーが聞きたいのですが、もう一度やる予定はありますか?」
というお問い合わせを何件かいただきました。

10月は、セミナーは終了したので
再度やる予定は残念ながらありませんが、受けたい!のお声に応えるべく、
先日のセミナーの内容を
電子書籍にしてみなさんにお届けする
準備をしています。近々、こちらのメルマガから
先行リリースしますので、気になる方は少しお待ちくださいね。
さて、今日は、学習障害編最終夜。
実は気づいていない方も多いかもしれない
「算数障害」
についてお伝えしていきます。
算数障害とは
算数障害は、発達障害に分類される
学習障害の一つ。特に算数に関連するスキルに困難さを抱えています。
その具体的な基準は、以下の4つに分けられます。
①数処理(すうしょり)
数字や数詞(たとえば「一」「二」など)と
実際の物を結びつけて理解する力のこと。例えば、お母さんが
「みかんを2個持ってきて」
と言ったとき、すぐに2個選んで
持ってこれるかどうかが、この数処理の力です。②数概念(すうがいねん)
数字の意味や性質を理解する力です。
この力があると、数の大きさや順序を
しっかり認識できます。例えば「5は4より大きい」とか
「3は1より小さい」と理解できる力が数概念です。
また、「基数」と「序数」も含まれます。
基数は「いくつ」かを表し(たとえば、3つのブロック)、
序数は「何番目」かを表します(たとえば、3番目のブロック)。③計算
実際に数を使って足し算や引き算、
掛け算や割り算を行う力です。この力を使えば、たくさんの数を
正確に計算することができるようになります。筆算や暗算なども含まれます。
④数的推論(すうてきすいろん)
問題文や状況を読み解いて、
自分で考えながら答えを出す力です。この力があれば、与えられた情報から
必要な数字を見つけ出し
正しい計算式を立てられます。例えば「りんごが4個、バナナが2個あります。
全部で何個の果物がありますか?」
という問題に対してりんごとバナナを足し算し
答えを導き出すことができる力です。上の4つの力は、必ずしも全てできる
というお子さんばかりではありません。たとえば、暗算ができる子どもでも
筆算ができないことがありますし数字の順序は理解できても、
その基数的な意味を理解できていない場合もあります。このように、知的能力に問題がないのに
特定の算数スキルに困難を抱える場合
算数障害が疑われます。
算数障害のお子さんの特徴
算数障害を持つ子どもに共通する特徴としては
以下のようなものがあります。・計算が非常に遅い
・指で数えないと計算ができない
・数の大小や順序がわからない算数障害の原因は、
知的能力と認知能力のアンバランスから
来ていると考えられています。具体的には、視覚や聴覚、
運動感覚といった感覚処理や、情報を順序よく処理する能力の
問題が関与しています。学習支援の方法
算数障害の子どもへのサポートは、
まずどこが苦手なのかを明確にすることから
始まります。これは、お母さんだけの力では
なかなか難しく、学校の先生に
学習時の様子をしっかり観察してもらうことが
必要になります。支援の方法についても、おうちだけでなく
学校とも足並みをあわせた支援が必要です。おこさんそれぞれの強みを活かしながら
弱点を補う形での学習支援が重要です。具体的な支援方法はこのようなものがあります。
①数の概念を視覚化する
例えば、九九の覚え方として
音楽的なリズムを使う方法もありますが、
視覚的なアプローチも効果的です。九九の表を使って、数の位置を理解させることで、
より多角的に学べます。②分数の理解
特にIQの境界層にある子どもは
分数を理解するのが難しいことがあります。具体物を使って、
数の概念を結びつけながら
説明していくことが効果的です。例えば、ピザの形を見せながら、
「この1/8はどれくらい?」
と具体的に示すと良いでしょう。③文章題へのアプローチ
文章題を解く際には、
状況を視覚化するために、
数分けや絵を描かせる手法が効果的です。場面ごとに考えさせ、
イメージを持つプロセスが支援につながります。なかなか時間がかかることもありますが、
お子さんが時間をかけて考えた結果
できた!という達成感を得ることが
定着の鍵になります。上記の対応は、学校の先生など、
プロの手によるものが多いです。お家でできる対応策ですが、
ドリル形式の問題を解かせるだけでは
効果が薄い場合があります。基本的な計算を教えようとするときには、
実生活の中で数を意識できる環境を
作ることが大切です。例えば、 お買い物での経験や、
料理を通じた計量など、
実生活を通じて数を感じさせることが
重要です。「150gの肉はどういう重量だろう?」
と体感させたり、計量カップを普段のコップにして
「100mlってどのくらい?」
と計量の感覚を養ったり、距離感を測ったりする体験を通じて、
数の感覚を育てていきます。算数障害について心配なことがある場合は、
まずは学校の先生に相談してみると
先生も困難さを感じていることがあります。また、より専門的な支援としては、
特別支援教室や、
発達障害を扱う専門機関に
相談することをお勧めします。知能検査を含めた専門的な評価を受けることで、
より適切な支援を受けやすくなるでしょう。算数障害は、目に見えない部分で
お子さんに大きな影響を及ぼす場合がありますが、
早期に気づくことがまず第一歩です。家庭でのサポートを通じて、
子どもたちが安心して学べる環境を整え、
具体的な数の体験を大切にすることで、
お子さんの学びを助けることができます。学びのサポートは、一人ではなく
家族や支援者と一緒に行うのが鍵!まずは
「算数障害」ということの理解と
お子さんの様子の観察から初めて見ましょう^^それでは!
今日も頑張ったあなたへ。
おやすみなさい^^
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