薬に頼らない!こころと脳の処方箋でママがわが子の世界一の味方になる - バックナンバー
【立ち歩きを科学するDay2】立ち歩きの原因は目と耳にあり!
配信時刻:2023-03-01 13:40:00
◯◯◯さん
わが子の診断に納得できない
発達凸凹キッズのママが
薬に頼らずわが子を伸ばす!親子の未来を創る発達診断
「ママカルテ」主宰
小児科医の森博子です!こんにちは〜
さっそく昨日から配信させていただいている
「立ち歩きを科学する」特集。
立ち歩き=ADHDと思われがちだけど
他にも原因はいろいろあるんだよ。それをいろんな方に知って欲しくて
メルマガでお伝えしています。立ち歩きをなくすには
まず原因を知ることがマスト!!今、まさにお子さんの立ち歩きに
悩んでいるママ。4月に1年生になるお子さんが
立ち歩かないか不安なママ。そして、
実際に立ち歩く子を受けもっている
園や学校の先生にも
お届けしたい。そんな思いで書いています。

今日は第2回。
昨日は、ADHDの特性である
「多動」「衝動性」による立ち歩き
についてお伝えしました。
まだ読んでいない方はこちらから
【立ち歩きを科学するDay1】「不注意・多動・衝動性」が原因の授業中の立ち歩き
https://www.agentmail.jp/archive/mail/2880/9555/615177/
今日はDay2。
「目」と「耳」に原因がある
立ち歩きについてです。立ち歩きの原因で
結構多いのが
「見る力」が関係しているもの。皆さんは「視覚優位」という言葉を
聞いたことがあるでしょうか?これは、「目」と「耳」から
同時に刺激が入ってきたときに、先に「目」からの刺激の方が
脳で処理されるよ、と言う意味。
つまり、「目」からの刺激で
より行動が起こりやすいお子さんに対して
「この子は視覚優位だね」
と言う言い方をします。
視覚優位のお子さんは、
見ることが得意!と言う長所もありますが、「目からの刺激で行動してしまいやすい」
と言う特徴も持っています。例えば、窓の外に蝶が飛んでいる。
廊下を誰かが通った。それを見ただけで気になって
立ち歩いて見に行ってしまったり、遠くの席のお友達が消しゴムを落としたら
わざわざ拾いに行くなど立ち歩いてしまいます。
この場合は、よ〜く観察していると
必ず理由が見えてくるんですよね。
だけど、全然お子さんのことを
見ていないと理由なんてなく立ち歩いているように
見えてしまいます。そうすると先生たちは
「座りなさい!」
って怒っちゃうんですよね。

また、「耳」に原因がある立ち歩きの
原因として大きいのは「聴覚過敏」

私たちの耳は、
目の前で話している相手の話し声だけでなく、
足音やエアコンの風の音、鳥の声や車の音など
普段たくさんの音をキャッチしています。その、キャッチされた音=聴覚刺激は
脳の中で、重要なものとそうでないものに
分けられて、ボリュームの調整がされます、その結果
相手の話し声は大きく聞こえる。
そして、他の音はあまり聞こえなくなる。
という風に調整されるんですよね。ですが、この調整がうまくいっていない状態
=聴覚過敏の場合、全ての音が同じボリュームで
聞こえてしまうんです。教室の中というのは、
たとえ授業中であっても、
結構ざわざわ、ごとごとしています。聴覚過敏のあるお子さんにとって、
このちょっとしたざわざわが
結構しんどい。その辛さがどんどん増えてくると
立ち歩いたり、教室から飛び出したり
してしまいます。この場合の立ち歩きは一種の防衛反応。
立ち歩きたくて立ち歩いているわけでは
ないんですよね。
こんな風に、「視覚」や「聴覚」の影響で
立ち歩いてしまうのは感覚過敏の特性のせい。
上にあげたこと以外でも
たいていの人なら無視できるような
状況や刺激を無視できなくて
集中力が途切れてしまい課題を最後までできなかったり、
刺激に過敏に反応してしまって
教室や学校が嫌になってしまったり、子どもたちの中には
どうしようもできない理由で立ち歩いている子たちもいるんです。
感覚の問題は、
はたから見てわかりにくいばかりか、
自分でも気づきにくいもの。なぜなら、
他の人と比べることができないからです。そして、感覚過敏は
必ずしもADHDに合併するわけではなく自閉症スペクトラムの一症状だったり、
「繊細さん」と呼ばれる
HSC(Highly Sensitve Chid)の気質によるもの
だったりします。立ち歩き=ADHDだと考えてしまっていては
このような原因に気づかないままに
なってしまうこともあるんです。私のお届けしている
親子の未来を創る発達診断
「ママカルテ」では、お子さんの特性について
ワークを使って詳しく紐解いていきます。その中にはもちろん、
感覚特性のチェックも含まれる。だから、立ち歩きの原因が見えてきます。
立ち歩きには原因検索がマスト!
その常識をどんどん広げていきたいと思います。今日のお話、いかがでしたか?
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