薬に頼らない!こころと脳の処方箋でママがわが子の世界一の味方になる - バックナンバー
【2日目】同じ場所にいるのに、わが子には違う世界が見えている?
配信時刻:2026-09-20 21:30:00
◯◯◯さん
わが子の診断に納得できない
発達凸凹キッズのママが
薬に頼らずわが子を伸ばす!親子の未来を創る発達診断
「ママカルテ」主宰
小児科医の森博子です!こんばんは。
今宵も
ママの「ワタシ時間」へようこそ。
昨日は、
================
「できない子」ではなく
「できない条件」かもしれない================
というお話をしました。
そして、
「最近、わが子がうまくできた日は
いつもと何が違った?」を探してもらいました。
またまたたくさんの返信をいただき
ありがとうございます。何か一つ、
見つかりましたか?^^今日は、そこからもう一歩。
わが子の“脳の中”を
のぞいてみたいと思います。もちろん、本当に脳を
のぞくわけではありません(笑)だけど、
子どもの行動を見るときに
ぜひ知っておいてほしい
ことがあります。それは、
==============
私たちに見えている「行動」は
脳の処理のいちばん最後に
出てきたもの==============
だということです。
脳の中では
感覚入力
↓
知覚
↓
意味づけ
↓
感情
↓
行動という流れが起きています。
ちょっと難しく見えるので、
一つずつ簡単に説明しますね^^①感覚入力「何が入ってきた?」
音が聞こえた。
誰かに触られた。
まぶしい光が目に入った。まず脳に、外や体の中から
いろいろな情報が入ってきます。↓
②知覚「何が起きた?」
「あ、先生に呼ばれた」
「後ろの子がぶつかった」
「教室がざわざわしている」入ってきた情報を、
脳がキャッチしていきます。↓
③意味づけ「これって、どういうこと?」
「怒られた!」
「わざとぶつかられた!」
「うるさくて何も考えられない!」同じ出来事でも、
どう受け取るかは一人ひとり違います。↓
④感情「どんな気持ちになった?」
怖い。
イライラする。
悲しい。
もう嫌だ。その受け取り方によって、
気持ちが動きます。↓
そして最後に、
⑤行動「外から見える形になった」
怒鳴った。
手が出た。
教室から出た。
固まって動かなくなった。ここで初めて、
私たち大人にも見える
「行動」になります。つまり私たちが
「なんでそんなことするの!」
と言いたくなる時には、子どもの脳の中では、
もう4つものことが起きた
“あと”なんです。だから、子どもが同じ
「怒る」という行動をとっていたとしても、
そこまでの道のりは
同じとは限らないのです。ですが、私たち大人は
その行動を見て、つい「どうやったら座らせられる?」
「どうしたら怒らなくなる?」
「どうしたらやる気になる?」
と、
出てきた行動をどう変えるか
から考えてしまいます。
だけど。
もし、その前に起きていることが
わかったらどうでしょう?今日はその中でも、
一番最初の
「感覚入力」
を例にとって見てみます。
たとえば、
家族みんなでリビングにいるとき。エアコンを25℃にしました。
すると、
「寒い!消して!」
という人がいる。
その横で、
「え?暑くない?
もっと下げようよ!」という人もいる(笑)
ありませんか?^^
同じ部屋です。
同じ25℃です。
だけど、
脳が受け取っている25℃は
同じではありません。これが、
感覚の個人差です。音もそう。
光もそう。
においもそう。
触られた感じもそう。
人の動きもそう。
つまり、同じ教室に30人いても、
30人全員に同じ世界が入っている
わけではないんです。
実際に、
発達が気になって
ママカルテを受けたお子さんのうち、感覚特性を調べる質問紙を実施した
480名を集計してみました。感覚の特徴が「高い・非常に高い」に
入った割合は、低登録 62.5%
感覚探究 49.2%
感覚過敏 60.6%
感覚回避 68.8%でした。
名前は覚えなくて大丈夫です^^
今日見てほしいのは、
どのタイプも珍しくない
ということ。
しかも、
一人の子が
一つのタイプだけとは限りません。重なっているお子さんもいます。
たとえば、
音にはものすごく敏感なのに、
名前を呼ばれても
なかなか気づかない。そんな、
「気づきすぎる」と
「気づきにくい」が、同じ子の中にあることだってあります。
だから、
「ADHDだからこう」
「ASDだからこう」
だけでは、
その子が実際にどんな世界を
受け取っているのかまでは
わからないんです。そしてもう一つ。
感覚の受け取り方が違うのは、
子どもだけではありません。
ママカルテを受けた
ママ約420名についても
感覚特性を調べてみると、やっぱり個人差がありました。
ということは……
ここ、すごく大事です。
==============
ママと子どもに、
同じ世界が入っているとは
限らない==============
ということ。
ママには何ともない
テレビの音が、わが子には
ものすごく大きく入っている
かもしれない。反対に、
ママは
「何回言ったらわかるの!」
と思っていても、
その子の脳には、ママの言葉が
そもそも十分に届いていなかった
のかもしれない。だから、
「これくらい平気でしょ」
でもなく
「ママは気になるんだから、
あなたも気になるでしょ」でもなく
ここで一度、
==============
「この子には、
どう入っているんだろう?」==============
と考えてみる。
これが、
わが子の専門家になるための
とても大切な視点です。ではここで、今日も、
小さなワークを一つ^^★今日の「わが子の専門家」ワーク
今日一日、
わが子が
「嫌がった」
「怒った」
「動いた」
「ぼーっとした」そんな瞬間があったら
すぐに
「なんでそんなことするの!」
と考える代わりに、一回だけ
「この子には今
何が入っていたんだろう?」と考えてみてください。
音?
人の声?
光?
におい?
触られた感じ?
人の多さ?
それとも、
私には気づけない何か?正解を当てなくて大丈夫です。
今日はただ、
「もしかして?」
を一つ持てたら100点です^^
そして、
「うちの子、もしかしたら○○かも!」
「今まで性格だと思ってた!」
「今日ちょっと違う見方ができた!」
など、
何か気づいたことがあったら、
ぜひこのメールに
返信して教えてくださいね^^今回の5日間のどこかで、
ワークをやってみたことや、
気づき、感想を返信してくださった方には、今回の発達科学講義を
1枚にまとめた「ママがわが子の専門家になる
発達科学MAP」をプレゼントします^^
5日後、
子どもが急に
別人になる必要はありません。だけど、
ママの「わが子を見る目」が
一つ増えていたら。私はそれだけでも、
親子の未来は少し変わり始めると
思っています。さて明日は、
今日見つけた
「もしかして?」
を、もう一歩進めます。
立ち歩く子を見て、
「落ち着きがない」。
ぼーっとしている子を見て、
「やる気がない」。
本当に、
それだけなのでしょうか?同じような行動でも、
脳の中で起きていることは
全然違うかもしれません。明日は、
「困った行動」から
わが子を見立てる練習を一緒にやってみましょう^^
それでは、
今日も頑張ったあなたへ。おやすみなさい^^
=======
このメールは保存できます^^
保存したい方はこちらをクリックAgentBoxの保存ボタンはバックナンバーでは表示されません。
初めて保存機能を使う方、
これまで保存したメールを見たい方は
こちらをクリックAgentBoxボタンはバックナンバーでは表示されません。
=======Copyright©2021- HirokoMorinaka. All Rights Reserved.
バックナンバー一覧
- 【2026-09-20 21:30:00】配信 【2日目】同じ場所にいるのに、わが子には違う世界が見えている?
- 【2026-09-19 21:10:00】配信 【1日目】「できない子」じゃなくて「できない条件」かもしれない
- 【2026-09-18 21:20:00】配信 【質問です】ママが「わが子の専門家になる」ってどういうこと?
- 【2026-09-17 21:20:00】配信 「ごんぎつねで泣いた」次男の言葉が、こんなに嬉しかった理由
- 【2026-09-15 21:50:00】配信 なぜ、「学校だけ問題児」の親子は救われないのか
- 【2026-09-14 20:10:00】配信 「明日、ゆうきゅう使いたい」
- 【2026-09-13 20:00:00】配信 HAPPY BIRTHDAY TO ME!50歳になりました^^
- 【2026-09-12 22:30:00】配信 「家でも荒れるようになった」それは悪化ではないかもしれません
- 【2026-09-11 22:00:00】配信 昨日の深夜、ママたちから届いた声
- 【2026-09-10 21:50:00】配信 「うちの子もそうです」と、声が届きました
- 【2026-09-09 19:50:00】配信 「授業中に教室から出る」その理由、4つの入口から考えると?
- 【2026-09-08 22:40:00】配信 【動画公開】学校からの電話に、謝るだけで終わりたくないママへ
- 【2026-09-04 20:40:00】配信 「家ではできるのに、学校ではできない」本当の理由
- 【2026-09-03 22:10:00】配信 「もうしない」と約束したのに、なぜ繰り返すの?
- 【2026-09-02 22:30:00】配信 学校から電話があった日、またわが子を叱りました。



