薬に頼らない!こころと脳の処方箋でママがわが子の世界一の味方になる - バックナンバー
【DAY3】子どもの生きづらさに直結する親子のホンネのすれ違い
配信時刻:2023-06-02 12:00:00
◯◯◯さん
わが子の診断に納得できない
発達凸凹キッズのママが
薬に頼らずわが子を伸ばす!親子の未来を創る発達診断
「ママカルテ」主宰
小児科医の森博子です!=======
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こんにちは〜。
先日からお届けしている
保存版
「子どものホンネ、親のホンネ」今日も親子のホンネについて
紐解いていきますね。第3回の今日は、昨日お話ししていた
子どもの幸せ度=QOLについて
もう少し掘り下げて、「子どものQOLと
親から見た子どものQOLに
違いがあるのか?」ということをテーマに
お話ししてみたいと思います。
QOLは、自分自身で今の自分を
評価するものなので、全く同じ課題を抱えていても、
お子さんによって結果が異なります。子どもの心の中にあって、
目には見えないお子さんのホンネを数値化して知ることができるんですね。

発達凸凹キッズでは
その特性の影響で家族や友達との関係や
学校での過ごし方に
課題を抱えることがあります。その課題があっても、
「自分はうまく立ち回れている」
「苦手なことがあっても自分は自分」と思うことができているのか、
「どうせ僕なんて何をやってもダメだ」
「うまくできる自信がないからやりたくない」って思っているのかでQOLのスコアは
変わってきます。
また、「ママカルテ」では
「お子さん自身が評価する自分のQOL」と合わせて、
「お母さんがお子さんを評価する
親から見たQOL」の両方を調べていきます。
それらの数値をグラフ化することで、
親子の認識の違いを
知ることができるんです。
だから、結果を見ると
子どもが心の中に抱えて
外から見えない思いをお母さんが
わかっているのかどうか。親子のホンネの間に
悲しいすれ違いが
おこっていないかどうか。一目瞭然なんです。
例えば、「ママカルテ」で以前に解析した
2組の親子のQOL尺度の結果を
見てみましょう。
左側は、小学2年生のAくん。
Aくんは自閉症スペクトラムの
診断がついており、
少し知的な発達もゆっくりな
お子さんでした。同級生よりできないことも多いけど
お友達も多く、概ね学校で穏やかに
過ごせていました。一方、右側は小学3年生のBくん。
同じく自閉症スペクトラムの
診断がついていますが
知的な遅れは見られません。この男の子は、
学校でお友達に手が出たり
トラブルが多かったことから、
先生やお母さんに叱られ続けたことで学校でも家でも大人に反発するように
なっていました。Bくんの口癖は
「俺は天才なんだ。あいつらはバカだ」
と言うもの。
お母様は、そんなBくんのことを
「自己肯定感だけは高いんだろうな」
と思っていらっしゃったそうです。図を見ていただくとわかるのですが、
Aくんの場合、QOLは全体的に
同年齢児の平均(緑の線)よりは
低いものの本人評価(青色の線)と
親評価(オレンジの線)に
あまり差がありません。つまり、お母さんご自身が、お子さんの心の状態を
正確に把握できてい流ということ。その結果、Aくんは学校でも家でも
安定して過ごしていられるんです。一方、Bくんは
お母さんの評価とお子さんの評価の間に
乖離が大きくなっています。中でも差が大きいのは
「自分自身」に対する評価。
つまり自己肯定感についての項目です。Bくんは口では
「俺は天才」と言いながらも、
自分自身に対する評価はほぼ0点。自己肯定感がかなり
低くなっているという
結果になりました。
いかがでしょうか?
こんな風に、親子のホンネが
すれ違ってしまうと
お子さんの様子に影響してしまう。この状態を気づかずに放置していたら、
お子さんはどんどん荒れて
社会適応が難しくなっていきます。幸い、Bくんのお母様は
「私が変わらなければ、
息子は変わらないんですね」と気づかれ、発コミュを学び始めたことで
お子さんの様子も
随分変わってきました。発コミュ受講後に、
再度B くんのQOLをチェックするのが少し楽しみになってきている私です。
これまでになされてきたQOLについての研究でも、
自分自身の項目が
「子ども評価のQOL<親評価のQOL」
という結果になる子どもたちでは
QOLの総得点も低い傾向にあった、
と結論づけています。つまり、子ども自身が
「自分はあまり幸せではない」
「自分のこと好きじゃない」と思っているお子さんほど
親がそのことに気がついていない、
と言うことなんです。親が子どものホンネを
見誤ってしまうと子どもの自己肯定感が
下がってしまうだけでなく、子どもの幸福度そのものも
低くなってしまうんですね。こんな悲しいすれ違い、
絶対になくしたい!この結果を見ていつもそう感じています。

このように、
今、まさに「しんどい」
と思っているお子さんほどそのしんどさを
親がわかってあげられていない、そんな子が多いというこの事実。
じゃあ、どうしたら
そのすれ違いをなくすことが
できるのか。大切なのはわが子を知ることです。
まずは、しっかり会話をしたり
一緒に活動することで
親子の会話を増やしていきましょうそして会話をしながら、
わが子観察をしてください。
ああ、これが好きなんだな、とか
こんなこと言われたら嫌なんだな、
などお子さんに対する新しい発見を
毎日繰り返してください。そしてそして、
「ママカルテ」を受けたことのあるママは
もう一度QOLの部分を
振り返ってみましょうね。
DAY3も最後までお読みいただき
ありがとうございました。今日も忘れずに保存してくださいね。
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明日からは、
「ママカルテ」で知ることができる
もう一つのわが子のホンネ「親子関係」についてお伝えします。
楽しみにしていてくださいね。
それでは〜。
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