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【政府・省庁の浅さを憂う】 「教師の天職相談室」メール講座

配信時刻:2024-04-19 12:00:00

【政府・省庁の浅さを憂う】 「教師の天職相談室」メール講座


こんにちは!
「人生は、そして運命は、自分で作り出すことができる」

-日本から教師の自殺・うつ・過労死をなくす活動家-
教職歴25年、教師の転職コンサルタント/教師専門のキャリア・コーチ藤井秀一です。

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2017年末、文部科学省から教師の働き方について改革の緊急対策案が出されました。
その中で、学校に存在する業務を大きく3つに分類する参考表を提示しています。

1.基本的には学校以外が担うべき業務
2.学校の業務だが、必ずしも教師が担う必要のない業務
3.教師の業務だが、負担軽減が可能な業務

「現場に視点を置いて、よく研究してくれたな」 という印象を持ちました。
また、具体的な取り組み案も例示されており、実現できるなら好ましいと感じます。

しかし問題は、その実効性があるのかということです。
そしてまだ、私はその実効性を確認できておりません。

<参考資料>
学校における働き方改革に関する緊急対策 【概要】 (平成29年12月26日 文部科学省)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/29/12/__icsFiles/afieldfile/2018/01/25/1399949_02.pdf

平成20年代に入ってから、毎年、数十人の教師が仕事を苦に自殺。
同じく毎年、5,000人以上の教師が精神疾患を理由に休職しています。
(平成24年度のみ4,960人)

しかもこれは公立の一般学校のみであり、私学を含んでおりません。
また、大学・専門学校、乳幼児施設なども別枠です。
教育界全体でどれほどの数になるのか、考えただけで恐ろしくなります。

文部科学省から出された提言は、一定の意味で歓迎すべき面もあります。
しかしまだまだ現場の現実をすべて網羅できているわけではありません。
加えて、心配なことが2点、解消できていないままとなっています。



一つは現実を無視した財務省の一方的な教員削減方針でした。
表面的な数字合わせしかできない頭の固さと社会性・人間性のなさ。
心を持たない人間計算機のようで、ただただ驚き、あきれるばかりでした。

今の教育現場の現実を見て、何の反省もないのでしょうか。
それとも忘れたいから隠そうとしているのでしょうか。
財務省ホームペ-ジからは関連情報が削除されていますね。

そもそも業務の煩雑さや深度を人数で計測しようとすること自体がナンセンス。
それに釣られてわざわざ真正面から対峙している文部科学省の姿勢も残念でした。
教育・学校の本質から離れたところで、空虚な数字合わせが進むだけですから。

「教育を誤れば国が亡びる」

これは歴史的・地政学的・軍事的・経済的・政治的・人類学的な動かしがたい真実。
財務省は目先の数字合わせよりも、国家国民の未来を考えるべきです。
まずは学び直しが最優先でしょうね。

もう一つは以前から私が指摘している通り、『隠れ残業』 の問題です。
しかも何度か、管理職による残業隠蔽の報道もありました。
働き方改革に逆行する現実のその姿は 「隠蔽すればよい」 という乱暴な思考でした。

残業時間に対する学校管理職の圧力が現場の教員を苦しめる事例も指摘されています。
それがもとで 『隠れ残業』 が増加するのは避けられないと私は見ています。

「学校から早い時間に追い出せば解決だ」
そんな無思考で短絡的な対応しかできない管理職もいます。

問題の本質は 「残業時間」 ではありません。

過剰な業務量や必然性のない業務体系が問題なのであり、時間はただの結果です。
政府もこの当たり前の事実に気付いておりません。
本当に日本の政治は浅薄だと嘆かわしい思いでいっぱいです。



あなたは 「能力が低いから業務をこなしきれない」 と思っているかもしれません。
しかし多くの場合、学校の業務体系や教員配置、誤った組織構造が本質的な原因です。
職務能力に関してあなたが自己評価を下げる必然性など、実はまったくないのです。

いま嘆くべきは、素直さと指導力のない政府・省庁がこの国を動かしていることのみです。

冷静かつ客観的に職務能力を計測する方法を私は持っています。
また、天職適職の診断を進めるツールも私はたくさん持っています。

「あなたが悪いわけではない」
この当たり前の事実を、私は着実に証明できます。
ご自分を責める必要はないのです。

将来のビジョンが見えなくなったら、まずはご相談くださいね。
多角的な切り口から、お悩みを解消する方策をお渡しします。
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-「自分らしい働き方」を支援する、教師の転職コンサルタント-
☆教職歴25年の国家資格キャリアコンサルタント
  藤井 秀一(ふじいひでかず)


NPO法人 日本プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー協会
・監事/キャリア教育事業部長
・エグゼクティブ・コーチ
・プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー
・認定エイジング・アドバイザー

-近未来教育変革研究所-
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【私の使命】
仕事を苦に自殺する教師をゼロにします。
精神疾患で休職する教師を半減させます。
先生方の「未来への悩み」を解消します。


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