発達科学コミュニケーション - バックナンバー
「欲しい!我慢できない!」を落ち着かせるおウチお金教育【ジャンプ通信】
配信時刻:2024-02-27 10:30:00
- ◯◯◯ さん発達科学コミュニケーションマスタートレーナーの清水畑亜希子です。
こんにちは
今日のジャンプ通信は
金銭感覚がちょっと心配!?
凸凹キッズの
「欲しい!我慢できない」
を落ちつかせる
お金との付き合い方
のトレーニング
についてお話しします。
発達障害グレーゾーンのお子さんは
「欲しい」が我慢できずに
お店で癇癪をおこしてみたり
やたらと高額のものを
「買って欲しい」と迫ってきたりして
金銭感覚や、欲しいという欲求に対して
どう対処したらいいか困っている
おウチも多いかもしれません。
発達障害グレーゾーンの子の
「我慢できない!」や「金銭感覚」は
ただ、我慢させたり
正論で説いてきかせても
実はうまくいきません。
お金の価値を学んだり、
計画的に使うことを覚える、
おウチでの親子のお金の勉強
のコツをご紹介します。
我が家の息子は、ADHD・LD・ASDの
ミックスの発達障害グレーゾーンの子です。
習い事をさぼって、お小遣いをもって
ゲームセンターに遊びにいく
ような子でした。
欲求がコントロールできない
息子の様子に不安を感じたのが
小学校低学年のころ。
少し大きくなり「ゲームが欲しい」
「ソフトを買って欲しい」と
どんどん要求がエスカレート
していきました。
そして思春期を迎えたころには
「欲しいものを
何も買ってもらえない!」と
キレて暴れるほどになっていました。
家にあるお金を盗んで
自分の好きなゲームやおもちゃを
大量買いしてしまうことも
ありました。
小学校の頃からお小遣いも
あげていたし
(額は世間の相場だと思います^^)
クリスマスやお誕生日には
10,000円までなら
好きなものを選んでいいよ!と
話もしていました。
それなのに
「お小遣いが足りない」
「何も買ってくれない」の
息子の言葉に、
私も感情的に対応してしまうことが多々ありました。
そんな息子でしたが、
今では、お小遣いの中で
やりくりをしたり、
自分がお金を使いすぎて
しまいそうな時は
「母さん預かってて!」と
渡してきたりしながら
自分なりにお金との付き合い方を
考えるようになっています。
発達障害グレーゾーンの子が
「欲しい」を我慢できない
理由を少し紐解いてみましょう。
ADHD傾向のお子さんは
衝動性の強さがあり
欲しいと思ったものを欲しがったり
買ってしまったり
することがあります。
また
計画性の部分でも課題があるので
いくら貯めたらこれを買おう
という思考が働きにくく、
とにかく欲しい!の欲求が
強くでてしまう。
ASDタイプのお子さんの場合は
こだわりの強さがあって
譲れなかったり
我慢ができなかったり
することもあります。
加えて、認知のズレが
親子のいざこざの原因に
なっていることもわかりました。
例えば、お金の価値について。
私はクリスマスプレゼントで
10,000円というのは
妥当な金額だと思っていました。
ですが息子のほしいものは
20,000円30,000円する場合もあり、
さすがにそれは無理なので
「10,000円の範囲で考えなさい」
と伝えていました。私の中では
「10,000円の範囲で
”欲しいものを買ってあげている”」という認識。
ですが息子からしたら
「いつも欲しいものを
”我慢させられている”」
という認識。
いつもケチケチしやがって!と
思っていたはずです。
それが
「いつも欲しいものを
買ってもらえない!」という
暴言になり親子の溝に
なっていたのです。
最初のうちは
息子の言っていることに
全く理解も共感もできず
喧嘩をすることが多かったのですが、
それも特性の1つなんだと
気づいてからは
「じゃあ、どうやって
このズレを落ち着かせるか?」
を考えるようになりました。
金銭感覚がズレている息子に
お金を使わせるのはリスクだ
と昔の私は感じていました。
ですが、理論ばかりを話していても
想像できず、理解できないこと
多いのが凸凹キッズたち。
なので、体験を通じて、
お金についてまなぶ機会を
作ることを実践しました。
我が家で実践した
3つのステップを紹介します。1)荒れた思春期は「受容される」経験から
お金のこと以外でも
怒られることが多かった息子。
思春期を迎えて
二次障害の状態になっていました。
なので、その荒ぶった脳を
落ち着かせることからスタート!
それは、金額の制限を外して
息子が欲しいと言ったものを
「買ってあげる」こと
つまり自分の思いを
受容してもらえたという体験を
積むことからでした。
買ったのは30,000円する
フィギュア(人形)です。
私からしたら
なんでこんな人形に30,000円?!
という状態でしたが、
息子と話をしながら
そのフィギュアがどうしていいのか、どうしてこの額するのか、
など話をしながら購入を決めました。
※金額についてはご家庭での許容範囲があると思いますので、ご家庭での話し合いで可能な範囲で考えてくださいね!
息子は「買ってもらえた」ことに
とても満足をして
そこから「何も買ってもらえない」
という発言はなくなりました。2)お金を工夫して使う機会をつくる
お金を持たせたら
無駄遣いをするかもしれない、
という不安を手放して
おつかいを頼むようにしました。
買って欲しいものを伝えて
少しお釣りが出るくらいの
金額を息子に持たせます。
そして
「お釣りが出たら
自分の好きなものを
買っていいいよ」と伝えたのです。
そうすると息子は
自分の買いたいもののために
一生懸命お釣りが多く出るように
買い物を工夫するようになりました。
「今日は、卵がいつもより
高かったんだよー」
「小松菜って
200円もするんだね、
高くてびっくり」
などと言いながら
お金の価値とやりくりを
学ぶようになりました。3)お小遣いの使い道は制限しない
毎月固定であげている
お小遣いについては
使い道を制限しないことにしました。
以前は、ゲームで課金をすることは
禁止!と強く制限していたのですが、
お小遣いの範囲なら
自由につかってよし、に
方針を変えました。
すると、自分の欲しい
アイテムのために
無駄遣いをやめて貯めたり
使うタイミングを決めて
計画的につかう工夫をはじめました。
こんなやりとりを経て
息子の大きくズレていた
金銭感覚は、落ち着いていきました。
自分のお小遣いの範疇では
買えないものがあれば
「これが欲しいんだけど」と
相談してくれるようになりましたし、
以前のように隠れて
お金を持ち出したりすることが
なくなりました。親子で相談して、
「それはちょっと高すぎるかな」と
言えば
「じゃあ、
いくらくらいまでならいい?
他のものを探すよ」などと
自分の中で折り合いをつける
こともできるようになっています。
ただ制限したり
禁止したりするだけでは
なかなかうまくいかない
発達障害グレーゾーンの子たちの
「金銭感覚問題」。
上手にお金と付き合う方法を
親子の対話を通じて
上手に体験させてあげるのは
いかがでしょうか?
お小遣い帳なども
アプリで便利なものが
たくさんありますので
テクノロジーの力も
かりながらやっていきましょう!Copyright©2018- AkikoShimizubata. All Rights Reserved.
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