発達科学コミュニケーション - バックナンバー
授業中ノートをとるのが苦手な子の特性を知って、自信を失わせない対応を覚えよう!
配信時刻:2018-09-10 22:30:00
- ◯◯◯ さん発達科学コミュニケーションマスタートレーナーの清水畑亜希子です。発達の特性のある子どもの中には「頼んだことをすぐに忘れる」
「一度に2つ以上のことを
処理するのが苦手…」などの脳の苦手を持つお子さんがいます。そんなお子さんが学校で遭遇する困りごとについて今日は考えたいと思います。例えば授業中、先生の話を聞きながらノートをとる場面を例に挙げてみましょう。一見簡単なようですがこの時、脳は、複数の作業を同時進行しているのです。・先生の話を”聞く”・聞いた内容を”短期的に記憶する”・記憶した情報を”整理する”・整理した情報を”アウトプットする”(書く)こうやって分解してみると意外とたくさんの作業を脳の中で同時に処理していることがわかりますね!このような、作業や動作に必要な情報を一次的に記憶・処理する能力をワーキングメモリと呼ぶのですが同時進行が苦手な子はこのワーキングメモリをつかさどる脳の部分に凸凹があると考えられています。要領が悪い、ぼーっとしている、など性格の問題として扱われることも多いのですが、それは違うんですよ!ということを覚えておいてくださいね。その理解をうっかり忘れてしまうと、「なんでできないの?!」とついついお母さんのイライラがヒートアップしがちなので注意しましょう!
お家の中であればお母さんが意識して指示を1つずつ出してあげると良いですね。
指示は細かく、1回に1つの指示を出す。そしてそれができたら「褒める!」「認める!」発コミュ流の「肯定」をお忘れなく!
学校ではどうでしょう。小学校で担任の先生との連携がうまくいっている場合は、
先生に相談して「指示の内容は1回につき1つだけにしてもらう」などの連携策をみつけられるとお子さんも学校生活で困り感を感じる場面が減って良いでしょう。難しくなるのは中学校進学後かもしれません。通っている学校によって環境が異なると思いますので一例として息子の例でご紹介します。(都内の区立中学校の通常級に通っています)中学に入ると①教科ごとに先生が異なる②教科によって教室の移動が増える③教科ごと、バラバラに宿題がでるという環境に変わります。まず①の教科ごとに先生が異なると何が起こるかというと…全教科の先生に子どもの特性をお伝えして同じクオリティの対応をしてもらうのはちょっと難しい!ワケです。②の教室の移動が増えると何が起こるかというと…・次の授業は何か・教室はどこか・必要な教科書やノートは何か・宿題は何が出ていたかなど、複数の情報を整理して行動に移すということが必要になります。すると、教科書は持ったけどノートは忘れてきた、とか宿題を持たずに行く、といった先生に叱られやすい状況ができてしまうワケです。③教科ごとにバラバラと宿題が出ると…情報をまとめて整理するのが苦手なので結局、1日を通じてどんな宿題が出たか忘れてしまう。そして宿題をやらずに次の授業を迎えてしまう。結果、これまた、当然先生には叱られ、成績表の評価はグーンと下がり…という状況に陥りやすいのです。こうやって見るだけでも発達の特性のある思春期の子が自信を失いやすい場面がたくさんあることがわかりますよね。だからこそできる対応は早めにとっておきたいのです!いつもメルマガでお伝えしていますが、お母さんにやっていただきたいことの1つ目は出来ていることに注目して、肯定する。毎回しつこくてごめんなさい。でもとっても大事なことなので毎回言っちゃいますよ!2つ目は必要に応じて、「苦手」のフォロー体制を整える。これは家庭だけでできることもあれば学校への相談が必要な場合もあります。では、どんなことをすればよいのでしょうか?我が家で取り組んでいる成功事例、失敗事例を次回以降ご紹介していきたいと思います!
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