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【給特法問題、本当にこれでよいのか?】「教師の天職相談室」メール講座

配信時刻:2024-04-15 18:00:00

【給特法問題、本当にこれでよいのか?】「教師の天職相談室」メール講座


こんにちは!
「人生は、そして運命は、自分で作り出すことができる」

-日本から教師の自殺・うつ・過労死をなくす活動家-
教職歴25年、教師の転職コンサルタント/教師専門のキャリア・コーチ藤井秀一です。

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「残業代、残業代」 と大騒ぎをした一部の教師たちはどう思っているのか・・・

とうとう最も望ましくない形で決着させられてしまいました。
給特法への苦情の噴出を受けて中教審が打ち出した結論。
こんな浅い形で誤魔化されることとなってしまいました。

『教員の「残業代」引き上げ、50年ぶりに待遇改善へ
・・・基本給の4% → 10%以上に』
https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20240413-OYT1T50025/
(読売新聞オンライン 2024/4/13)

大騒ぎした人たちは勝ち誇った気分になっているのでしょうか。
これが望んだ結果だったと言えるのでしょうか。

給特法は微細な条件を変えただけで生き残ってしまう・・・

私は何度か 「金の話で終わらせてはならない」 と記事で苦言を呈してきました。
しかし、最も残念な結果になることが確実となってしまいました。

残業代がたかだか1万円ちょっと増えるだけ・・・
文部科学省も政治家たちも、この施策を基にこう宣言することでしょう。

「教職のブラック化はこうして防ぐことができました」

本当にこれが現場の先生方の切望した改善策と言えるのでしょうか?
ブラック解消を実現できたと言えるのでしょうか?

無意味で過剰となっている <本業以外の雑務> については触れられていません。
<教師がやるべきではない業務> の削減は考察されていないのです。

本当にこれが現場の先生方の切望した改善策と言えるのでしょうか。
声高に 「残業代、残業代」 と叫んでいた人たちは、なぜ黙っているのでしょうか。
もしかして、本当に勝ち誇った気分になって浮かれているのでしょうか。

「木を見て森を見ず」 のたとえがあります。

現場の先生方の苦しみは、その程度の残業代の上乗せで解決できるのか?
過剰な業務負担の元凶を排除しないままで本当に良いのか?
私には大きな疑問しか浮かんできません。

残業代は残業代、ブラック解消はブラック解消です。

「処遇を改善して優秀な人材を確保し、教育の質を高める狙いがある」
「業務の負担が大きい学級担任の手当を創設」

バカげているとしか思えない言葉です。
こんなことで教職の過剰負担が解決できると考えているなんて。
処遇を改善できたと考えているなんて。

中教審のメンバーは本気でこんな絵空事を信じているのでしょうか。
そうだとしたら、あまりにも無知であり、あまりにも無責任だと思います。
「まずは現場の現実を学びに行け!」 と言いたいですね。

「教職のブラック化はこうして防ぐことができました」

この言葉がもし文部科学省や政治家たちから発せられ始めたら・・・
本来のブラック化解消の道筋が絶たれてしまうかもしれません。
現実に今、「教師のブラック化が解消へ」 として報道が重ねられているのです。

残業代の調整以前にやるべきことがたくさんあったはずです。
(もちろん正当な残業代の支給は当然として)
その原点は本来、この言葉を広めていくことだったと思います。

「教師がやるべきではない仕事を教師に押し付けるな」

的外れの結論で片付けられてしまう流れが、今、できつつあります。
本質を忘れて目先の取り分にこだわっていてはいけないと思います。

どうすればこのまちがった方向性を正しく修正できるのか?
給特法は微細な条件を変えただけで生き残ってしまう・・・
まことに頭の痛い状況となってしまいましたね。



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