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僕らは何を求められているのだろう?No.543

配信時刻:2016-10-28 06:00:00

人間関係を整える専門家、くれちゃん先生こと くればやしひろあきです。

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おはようございます、◯◯◯さん。

今日もメルマガをお送りさせていただきますね!

 

明日、MRIとMRAというのを撮りに行くことになりました。

妙な頭痛が続き、左手の小指や腰、首などにしびれが残ります。

最初に痛みを感じた左のふくらはぎもときおりひどく痛みます。

 

なぜかすべて左側。

 

それでたまたま病院で見た健康雑誌の特集が「血管」。

この症状が「脳梗塞」などの症状にピッタリ合うのですね。

びっくりです。

 

そんなわけで早急に総合病院を予約し検査を受けてきます。

健康には気をつけねばなりません。

 

ちなみに血液検査の結果、悪玉コレステロールが減少。

正常値に戻りました。

 

健康な血液なのにね…。

よくわかりません、人間って。

 

 


僕らは何を求められているのだろう?No.543

 

国道を飲み込むように押し寄せる波の上に浮かぶワゴン車。

大きな船が堤防を越え、街は沈んでいく。

あの日、僕はどこか遠くの世界でも眺めるように、テレビ画面を見つめていた。

 

 

あの未曾有の津波を「予見」できた人間がいたのだろうか。

 

 

あの震災まで、津波を「恐ろしいもの」と捉えていた人がどれほどいただろうか。

 

 

テレビの速報に流れる津波の注意情報。

50㎝の津波が海岸に押し寄せる。

それで港に係留してあった船が横転する。

そんなものだと思っていた。

あの日が来るまでは。

 

 

そうそう。

原発だってそうだ。

あんな風に人間には制御できない代物だとは思っていなかった。

 

 

海岸から4㎞。

この場所に津波?

きっと僕だって考える。

 

 

裏山に逃げる?

その選択、できただろうか。

 

 

僕らが想像できるのは、イメージできる世界だけだ。

僕らのイメージに「津波」が存在しない時代である。

災害と聞いて、最初にイメージするのは地割れや土砂災害。

 

 

山へ逃げる。

その選択で土砂災害に巻き込まれることだってあるだろう。

 

 

僕らがイメージできるのは経験したこと、見たことのあることだけだ。

 

 

震災の日はちょうど職場で旅行に行く日だった。

駅に向かうと、すべての新幹線が運休だった。

忘れもしない。

その日、みんなで居酒屋の小さなテレビを見ながら、言葉を失った。

 

「映画みたいだな…」

 

正直な感想だった。

僕らはあの日まで、津波がこんなにも恐ろしいものだとは知らなかったのだ。

 

 

だから、「予見できた」という言葉が重くのしかかる。

あの日、津波で亡くなった多くの人もまた、予見できた、ということなのだろうか。

緊急放送を聞いてもすぐに行動を起こさなかった人だって、きっといただろう?

「まさか、津波が?」と思った人だって、きっといるはずだ。

 

 

そんなたくさんの尊い命にも「予見できた」と言えるのだろうか。

 

 

関東から四国にかけて、今後さらに大きな地震が起こる可能性があると指摘されて久しい。

 

 

どこの学校でも避難訓練をしている。

子どもたちの安全を第一に考え、準備を進めている。

 

けれど…。

 

 

それだって、想定される範囲内での出来事をシミュレーションしているに過ぎない。

 

子どもは一人も怪我をしていない想定だし。

先生は全員出勤しているし。

放送機器は壊れていないし。

避難経路はすべて安全な状態だし。

天候は100%晴れだし。

気候は寒過ぎず暑すぎずだし。

 

すべてこちらに都合のいい想定で、避難訓練をしている。

 

 

想像を超えた世界を予見することを求められているのだとしたら、学校の先生はスーパーマンでなければならない。

 

 

僕の嫌いな映画がある。

『タイタニック』

あの映画のラストシーンだけが気に入らない。

 

沈みゆくタイタニック号は、最後に直立に立ち上がる。

次々と人が降ってくる。

そんな状況で主人公が叫ぶ。

 

「上だ!」

 

彼女の手を引く主人公。

あのシーンだけが、僕の中で残念なのだ。

 

「かっこよすぎる」

 

極限状態で、そんなセリフを吐けるだろうか。

最後の最後で、急に萎えてしまうのだ。

 

 

あの日、あのとき、あの場所に、僕もいたとして。

果たして、そんなかっこういいセリフが言えるだろうか。

 

「上だ!」

 

僕には言えない。

亡くなった先生方と、きっと同じ判断をしたはずなのだ。

子どもたちと一緒に命を失っていたのは、僕だったのかもしれない。

 

 

だからこそ、胸が痛い。

「自分なら…」

そんなことを言える教員がいるだろうか。

 

それを思うと、「予見できた」という言葉は重い。

 

命を落としたすべての方々のご冥福を、改めてお祈りいたします。

 


ハッピーな先生になるためのしつもん

目の前の子どもを守るために、僕らにできることは何だろう?

 

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【作者プロフィール】

 くればやし ひろあき

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1978年8月12日生まれ 愛知県名古屋市出身 愛知県刈谷市在住
妻と3人の子ども(高2、中3、小4)の5人家族

大学卒業と同時に名古屋市立の中学校の先生になりました。
小中高とサッカーに明け暮れていましたので、サッカー部の先生がやりたくて、学校の先生になったようなものでした。

ちなみに、名古屋グランパスを応援しています。

 

 

初任校の先生としては、あまり例がないそうですが、中学夜間学級の講師もさせていただきました。
教職員組合の支部の青年部長をさせていただいたり、全国の教育研究発表の場で研究を発表させていただくなど、わりと順風満帆な教員生活でした。

2007年、最初の人事異動で当時市内で最も荒れた中学校に赴任しました。ひょんなことから、そんな学校の生徒指導主事に選ばれて奔走することに。

生徒指導主事を2年、進路指導主事を1年務めました。

 

 

その成果が認められ、2012年文部科学省から派遣されて上海日本人学校浦東校に赴任。当時児童生徒数が世界最大の日本人学校で、またも生徒指導部長を2年間務めました。

 

上海で様々な起業家にお会いし、起業の意思を固め2015年に帰国。名古屋で唯一の小中一貫校である名古屋市立の中学校に異動。学年主任、進路指導主事を兼務する多忙な中、ブログとメールマガジンの執筆をスタートします。 

 

2017年退職して独立。ママコミュニティーの運営やイベントの主催、全国にて子育て講座や講演活動を始めました。

 

「9月1日は子どもたちが最も自ら命を絶つ日」ということを知り、子どもたちに命の大切さを啓蒙する映画上映会を企画。クラウドファンディングで100人の支援者から80万円を資金調達し、 愛知県内8会場で映画上映会を主催。のべ1000人を動員しました。

 

その成果が認められ、市民代表として刈谷市自殺対策推進委員を市より委嘱されました。

 

 

2018年からは「児童虐待」にスポットを当て、「虐待してしまうママを責めるのではなく、そんなママに手を差し伸べることこそが、子どもの命を守ることにつながる」と考え、 『子育て万博 2018』『子育て万博 2019』(愛知県安城市)を主催。100人以上のスタッフとともにイベントを開催して300人以上を動員しました。

 

「教室をあたたかく」をテーマに、学校の先生10数人と書家15人とともに『子どもとつながるしつもんカレンダー』を製作・販売。また『子育て万博』のテーマソングをシンガーソングライターの岡谷柚奈さんに依頼し『ありがとう』のCD製作・販売。

 

コロナ禍で講演会の依頼がピタリと止んだのを機に、TikTok配信をスタート。教育系TikToker『くれちゃん先生』として毎日動画配信。フォロワー数は11万人、トータルいいね数430万回。

 

2020年11月に株式会社ミナクル組織研究所として法人化。

 

経済産業省の事業再構築事業として、人事支援アプリ『CrewDocks®』を開発。初めての著書『自走する組織の作り方 統率力不要のリーダー論』(青山ライフ出版)を2022年7月に出版。

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