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悪い結果に対して「叱ること」は逆効果。次の行動につながる適切なフィードバックをしよう! No.2076
配信時刻:2021-11-22 06:00:00
人間関係を整える専門家、くれちゃん先生こと くればやしひろあきです。

おはようございます、◯◯◯さん。
今日もメルマガをお送りさせていただきますね!
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1.くれちゃん先生のダイアリー
昨日は出版プロジェクトを進めるために、「見本原稿」を書いたり、「出版に有利な条件」をまとめたりしました。
企画書に必要な材料がだんだん整ってきた感じです。
「出版したい」と言い続けて早7年。
その間にいろんな友人が出版を決めました。
□2タイプの僕にとって、それは本当に苦しく悔しい時間でした。
それこそ当時の僕は「なんでこの人が本を出せて、俺が出せないの?」ぐらいに思ってました。
今はね、静かに時が来るのを待っている気分です。
やるべきこと、できることをコツコツと積み重ねる。
すべてをやってダメならダメで仕方がない。
声がかかるのを待つ。
時が来るのを待つ。
そんな心境でいます。
あと、昨日はシステム会社さんとのミーティングをみっちり2時間、行いました。
うちのシステムの仕様をきちんと伝える、このヒアリングにたっぷり3ヶ月ほど使っています。
僕の哲学を伝え、それをどうシステムに落とし込むか。
そんなことをひたすらやっています。
今年の僕のバイオリズムは「実り」です。
これまでがんばってきたことが実ってきています。
でもね、収穫は2022年と2023年です。
今、摘み取っては早すぎる!
しっかり熟成させているのです。
いろんなことが少しずつ整ってきています。
来年、飛躍の年を迎えるにあたり、今はエネルギーを溜めているとき、とも言えます。
そろそろ、新規の門下生の告知をしていこうかな、とも思っておりますが、早急にやらなきゃいけないデータ作りがたくさんありますので、今しばらくお待ちください。
僕らで一緒にワクワクする世界へ行きましょう!
んじゃ、また。
2.今日の記事
悪い結果に対して「叱ること」は逆効果。次の行動につながる適切なフィードバックをしよう! No.2076
「叱る」という行動は、指導に有効であると信じられてきました。今日でも教室や家庭、グラウンド、職場において叱って指導するという方法が重用されています。
「叱る」という行動は、リーダーに対して「指導者然とした姿」を与え、一見リーダーらしく振る舞っているように見えます。
実は「叱る」という行動には、叱られた側の「行動」を減少させるという効果があります。
例えば、廊下を走る子どもたちに、「廊下を走るな!」と叱った場合、「廊下を走る」という行動が減少します。
その点で、「やっては行けないこと」を禁止する場合、とても有効な行動であると言えます。
ところが、実生活の中で僕ら人間が「やってはいけないこと」をやることは、それほど多くありません。
幼い子どもならまだしも、ある程度の分別ある年齢になると、叱られない行動を選ぶようになるからです。
指導する側のリーダーにとっても、何らかの行動を禁止させるよりも、何らかの行動をさせたいと考えていることの方が多いと思います。
例えば「報連相をきちんとさせたい」とか、「日報をきちんと書かせたい」とか、です。
一見、そのような「望ましい行動をさせる」ということにおいて、「行動をしなかったこと」を叱ることは、「行動をしなかったこと」という行動を減らすには有効なように見えます。
しかし、叱られるという経験を通して、これらの行動を自発的に行うようにはなりません
叱られるから行うのであり、叱られないために行うようになるからです。
本来の目的である上司と部下の意思疎通のための「報連相」や「日報」ではなく、叱られないための「報連相」や「日報」になってしまいます。
(とりあえずやればいいんでしょ?)では、やる意味がありません。
「何のためにやるのか」を忘れ、義務的にやっているに過ぎません。
自分の内側にある「やりたい」という思いから動いているわけではありませんから、いわゆる「やらされ感」の多い業務になります。
さて、そもそも「叱る」という行動は、叱られる側にとって大きなストレスなわけですが、実は叱る側にとっても大きなストレスです。
「叱る」という行動は、叱るべき場面できちんと叱り、そうではない場面は叱らないというメリハリの効いた行動が、信頼関係を作ります。
叱れないのであれば、叱る要素をあらかじめ取り除いておいた方が良いでしょう。
ある年のこと、僕が勤務していた職場では情報漏洩を防ぐ目的で、携帯電話以外のタブレット端末を職場に持ち込むことが禁止されていました。
パソコンやタブレットなどは職場の物を使い、私物の持ち込みはできないことが服務規程として定められていました。
ところがです。
私物のタブレットを持ち込んでいる職員がおり、それを別の職員に咎められるという場面に遭遇しました。
「それはダメなんだよ」と言う職員の言うことは、至極もっともなことなわけですが、持ち込んだ職員も頑として自分の非を認めません。
服務規程なのですから、その職場で働く以上は守るべきですし、それが社会人としてのルールであると思いました。
そこへやってきたのは、職場のリーダーである校長先生です。
(あぁ、また揉めてるなぁ)という表情を見せると、「そこまでにしなさい」と言って、揉めている二人を嗜めました。
とりあえずの騒ぎが収まると、その場を立ち去ってしまったのです。それを見ていた管理職も何も言いません。
結局うやむやのまま、その職員は私物のタブレットを使って仕事をし続け、職員間にもひどく遺恨を残す結果となりました。
リーダーたちのその行動は、職員をがっかりさせるのには十分でした。「叱る」という行動を取らないまでも、「禁止」されていることに対しては、きちんと指導することは極めて重要なことです。
「禁止」にできないのであれば、むしろそのようなルールは撤廃した方がお互いのためになります。
禁止事項を設けた場合、きちんと叱ることが重要であり、叱れないのであればその禁止事項自体を見直す必要があります。
「叱る」という行動は、叱られた側の行動を減少させます。
では、行動を増やすためには、どのようにすれば良いでしょうか。
それは、行動したときに褒めたり感謝したりすることです。
早い話、行動した後に「好ましくない思い」をすれば行動は減少しますし、行動した後に「好ましい思い」をすれば行動が増加するのです。
簡単な話です。
これは我が家での出来事です。
洗濯機から取り出してまだ濡れたままの洗濯物がカゴに入ってました。
妻は急いで出かけたのでしょうか、干されぬまま放置されていたのです。
僕はそれを見つけて、洗濯物を干しました。
帰ってきた妻が、干してある洗濯物を見て、僕に「干してくれたんだ!ありがとう!」と言って、感謝を伝えてくれました。
僕は行動した後「好ましい思い」をしたので、洗濯機が回っていると「いいよ、後、干しておくから」と伝えるようになりました。
こういったことは、ある程度慣れてくると「やってくれて当たり前」になりがちです。
やがて「感謝を伝える」ということを忘れてしまいます。
ところが妻は偉いもので、今でも洗濯物を干したり、洗い物をしたりする僕に「ありがとね」と伝えてくれます。
それで僕はまた、事ある毎に家事をやる良い夫になったのでした。
妻に育てられたと言っても過言ではありません。
一方、こんな話も耳にします。
ある旦那さんは洗濯物を干したら、奥さんから洗濯物の干し方をみっちり指導されたのだと言います。
「タオルはパタパタしてから干すのよ」とか「Tシャツのシワを伸ばしてからハンガーにかけてよね」とか。
この旦那さんは行動した後、「好ましくない思い」をしました。
その結果、「家事を手伝う」という行動をしないようになったのです。
わざわざ家事を手伝って「好ましくない思い」をするぐらいなら、手伝わずに嫌味を言われた方がマシ、と考えたのです。
そんなある日のこと、僕が干したTシャツのシワをこっそり伸ばしている妻を目にしました。
「Tシャツのシワを伸ばしてからハンガーにかけてよね」と言わない代わりに、こっそり修正しておいてくれたのです。
部下の行動を賞賛し、できない部分を後でこっそり修正しておく。よくできた上司のような人だな、と思いました。
学校でも同じようなことがありました。
教室にはそこかしこに掲示板があります。
そこに画鋲を使って掲示物を貼っていくわけですが、いつも率先して手伝ってくれる男の子がいました。
率先して貼ってくれるわりには、なぜか掲示物が曲がっていきます。僕が掲示物を抱えていると「先生、手伝うよ」と言って、掲示物を貼るお手伝いをしてくれます。
それで、僕は「ありがとう」と伝えます。
すると、今日も曲がっていきます。左から右に貼っていくに従って、だんだん上がっていきます。教室中の掲示物が右肩上がりです。
僕がそのことを指導すれば、彼は「掲示物を貼る」という行動をしなくなる可能性があります。せっかくお手伝いをしたのに、指導されるのでは面白くありません。
ここで考えたいのは「行動」と「質」を分けて考えるということです。
行動したことは、褒めて感謝を伝えます。
行動した後に「好ましい思い」をしたことで、行動量を増やします。そして、行動の「質」については、一緒に望ましい行動をすることで向上させるのです。
ある日の放課後、僕は彼と一緒に掲示物を貼ることにしました。
彼は左から、僕は右から、スタートの高さを揃えて掲示物は貼っていったのですが、案の定、彼の貼った掲示物は僕の貼った掲示物よりもずいぶん高い位置でぶつかりました。
「あれ、おかしいなぁ」とつぶやき、右肩上がりになっていることに気づいた彼に
「○○くん、掲示板に点々が打ってあるのわかる?これに合わせて貼っていくとまっすぐ貼れるよ」と伝えました。
彼は「そうか」と気づいて、掲示物を貼り直しました。
それ以来、彼は「掲示」の名人になったのです。
「叱る」という行動は、行動を減らすことにおいては有効です。
これは何も「叱る」に限りません。例えば上司に意見を求められて意見を言ったときに、上司が不愉快な表情を見せたとします。おそらくは、上司の意見とは異なる意見だったのでしょう。
それでその部下は上司に対して正直な意見を述べることをしなくなりました。「好ましくない思い」をしないように、上司の考えを想定して「正解」を述べるようになったのです。
リーダー側の反応次第で、児童生徒や部下の行動は大きく変わります。
行動を増やしたければ、望ましい行動をしたときに「好ましい思い」をさせ、行動を禁止する場合には「好ましくない思い」をさせます。
行動の質は叱ることでは向上しません。
「なんでこんな成績なんだ!」と叱ったところで、営業マンの営業成績は上がりませんし、児童生徒の学習成績も上がらないのです。
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