メルマガ『ハッピーな先生のハッピーな教室』 - バックナンバー
子どもの力を伸ばしたければ信じることですよ。 No.1472
配信時刻:2019-08-03 06:00:00
人間関係を整える専門家、くれちゃん先生こと くればやしひろあきです。

おはようございます、◯◯◯さん。
今日もメルマガをお送りさせていただきますね!
昨日は個人セッションでした。
そして、今日も個人セッションです。

今月から宿命もプラスされて、恐ろしい情報量で個人セッションをしております。
正直、90分で伝えられるのは一部です。
このあたり、やっぱりもっと伝えたいんですね。
だから、名古屋での連続講座はそのあたりをちゃんと伝えたいし。
そうだな〜、単発の個人セッションだけでなく、連続で関われるような継続セッションみたいな形もいいかな…なんて思っています。
STRってやっぱすごいのよ。
これね、占いじゃないの。
占いってさ、未来を占うじゃん?
違うのよ。
未来は自分で創るものでしょ?
今、現在を見つめるんだよね。
自分のタネを知るの。
で、そのタネをどう使うかを考える。
だから、未来は自分で創るんだよね。
そんな話をこれからもガンガンしていきたいな。
しつもん力研修2019前日企画!
教育者のためのSTR(素質適応理論)入門講座【日時】2019年8月15日(木)
13:30~16:30
【会場】刈谷市産業振興センター
504会議室
【受講費】5000円
https://learn.strtao.com/courses/beginner/1094
追伸、夜は次男くんの誕生日のため、呑みに行けません。
悪しからずご了承ください。
せっかくなので、ランチを一緒に食べましょう!
子どもの力を伸ばしたければ信じることですよ。 No.1472
「この本のどんなところが好き?」
そう僕が尋ねると、女の子はじっと黙り込んだ。
僕はその表情を確認すると、微笑みながら時が過ぎるのを待った。
これは、子どもたちがじっくりと答えを考えている合図なのだ。
そんなときは、「しつもん」を重ねてはいけない。
ただ待つ。
これでいい。
だが、その沈黙を破ったのはお母さんだった。
「ほら、◯◯ちゃん、前はこう言っていたでしょ?」
「ほら、◯◯ちゃん、先生が質問しているでしょ?」
終始、そんな声をかけていた。
お母さんに悪意はない。
彼女を動かしているのは不安感である。
大人が子どもを待てないのは不安感なのだ。
信じきれていないから待てないのである。
なぜ、僕が待てるのか。
答えは簡単である。
信じているから待てるのだよ。
子どもを信じる。
こんなに簡単なことが、残念ながら大人にはできない。
だって、大人だって信じられて大人になってきていないのだから。
それは仕方のないことかもしれない。
昔、こんなことがあった。
夏休みの出校日。
生徒が次々と宿題を教卓の上に並べていく。
その中にひときわ異彩を放つ読書感想文があった。
確かによく書けている。
書いた子は、学級委員の女の子だった。
勉強が得意な方ではなかったし、良い意味でも悪い意味でも目立つ子だった。
だが、驚いたものだ。
本当によく書けている。
僕は彼女を呼び、絶賛した。
そして、あまり成績の芳しくなかった通知表のことを思い出し詫びた。
僕は彼女の才能に気がつけなかった無能な教師なのだ。
そんなとき、僕は素直に自分の非を認める。
本当に素晴らしかった。
なんどもなんども褒めた。
だが、次の瞬間、彼女は大粒の涙を流し詫びたのだ。
僕には意味がわからなかった。
「これ、私のじゃないんです…」
そう言って泣きじゃくった。
聞けば、前年の最優秀賞の読書感想文をネットから拾ってきて書き写したのだそうだ。
そりゃ、うまいはずである。
だが、彼女は良心の呵責に耐えかねたのだろう。
それほどまでに信じられているということは重い。
僕は彼女の実力を信じて疑わなかった。
この作文は彼女が書いたものだと素直に信じた。
それはある意味では裏切られたわけだけれど、不思議と咎める気にはならなかった。
作文なんてものは、そのままの自分を表現すればいいのだ。
それを「少しでも良い評価を」と思わせ、そんな「不正」をさせてしまったとしたならば、それは僕の落ち度なのだ。
この話は示唆に富んでいる。
「信じる」ということは教育の礎である。
子どもを信じられない教師など教師ではない。
そして、信じたからこそ、彼女は正直に話をしてくれたのだ。
不正を正すことが僕らの仕事ではない。
そのことから学び、これからの人生に生かしてくれるならば、いくらでも騙されてあげたいと思う。
手のかかる子ではあったけれど、その後も本当に一生懸命国語の授業に参加していた。
それで良いのだ。
良いきっかけになったならば、それでいいだろう。
教育者なんてものは、一つの「きっかけ」を与える小さな存在でいいのだ。
そうそう、前述の彼女。
僕は一言、こう伝えた。
「僕はあなたは作文を書ける子だと信じている。何も心配はしていない。きっとできるから」
それだけ伝えると、その場を離れた。
信じられているということは重い。
彼女はその後、すごい勢いで作文を書き上げたのだった。
言葉一つで魔法をかけるのがプロの教育者である。
Copyright © 2015 happy4teacher.com All Rights Reserved.
バックナンバー一覧
- 【2025-12-11 06:00:00】配信 行動が続く人の秘密──「小さく始める」という技術 No.2543
- 【2025-12-10 06:00:00】配信 三日坊主は意思の弱さではない──習慣が続かない本当の理由 No.2542
- 【2023-09-08 06:00:00】配信 子供の言葉遣いを直したいなら、子供の言葉遣いを注意するな! No.2367
- 【2023-09-06 06:00:00】配信 子どもの選択を「違うなぁ」と感じるあなたへ No.2366
- 【2023-09-01 06:00:00】配信 子どもが「学校に行きたくない」と言ったら No.2365
- 【2023-08-31 06:00:00】配信 異星人を理解することは難しい No.2364
- 【2023-08-26 07:30:00】配信 岐阜県でのリアル勉強会をスタートするよ! No.2363
- 【2023-08-25 06:00:00】配信 子どもといっしょに何して過ごす? No.2362
- 【2023-08-21 06:00:00】配信 「好きを仕事に」と言うけれど「何が好きか」がわからないあなたへ No.2360
- 【2023-08-19 06:10:00】配信 「見えるもの」だけを見るな No.2359
- 【2023-08-18 06:00:00】配信 「好き」を仕事にするな。No.2358
- 【2023-08-17 06:00:00】配信 他人を変えたくて変えたく仕方がないです! No.2357
- 【2023-08-16 06:00:00】配信 生活コストは上げたら落とせない No.2356
- 【2023-08-15 06:00:00】配信 だから、僕たちは一人では生きていけない No.2350
- 【2023-08-12 06:00:00】配信 本日発売!コミュニケーション モンスター No.2349









