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映画は後援できません! No.788
配信時刻:2017-07-01 06:00:00
人間関係を整える専門家、くれちゃん先生こと くればやしひろあきです。

おはようございます、◯◯◯さん。
今日もメルマガをお送りさせていただきますね!
昨日は、教育委員会に伺いました。
「9月1日に君を死なせない」をテーマにした映画上映会プロジェクトの後援をいただくためです。

子どもたちは、長期休暇明けが最も自殺が多いという統計があります。
とりわけ、9月1日は、最も自殺者の多い日。
では、その日に向けて、僕ら大人は何かできないだろうか。
そんな問いから生まれたのが、今回のプロジェクトです。
愛知県でも、小学生、中学生、高校生と自殺のニュースがありました。
これほど悲しいことがあるでしょうか。
この『September One project』。
すでに、クラウドファンディングにて、たくさんのご支援をいただいています。
そして、次の段階。
子どもたちにいかにして届けるか。
これはもう、学校の力を借りるのが断然早い。
そう考えました。
そこで、愛知県や各市の教育委員会の後援をいただこうと考えました。
ところが、です。
この、後援をいただく、というのが超難航しています。
今回は、必要書類をすべて揃えて伺いました。
教育委員会とのやりとり
「後援はできません」
「それはなぜですか?」
「映画の後援はしないからです」
「今回のプロジェクトは、映画を広めたくてやっているのではありません。
それなら、チケットを売って、やってます。
映画はひとつのツールでしかないんです。
わざわざクラウドファンディングをしているのも、ひとつのツールです。
本当に届けたいことは、こういうことをやっている大人がいて、君はひとりじゃないんだってこと。
生きることに悩んでいる子が、フラッとやってきて、「生きる」か「死ぬ」かみたいな選択肢があったとき、「生きる」を選んでくれるような、そういうプロジェクトなんです」
「はい、わかります。
でも、映画だから、後援はできません」
「趣旨はご理解いただけていますか?」
「はい」
「じゃあ、せめて必要とされる書類をすべて揃えましたので、受け取って検討するぐらいのことはしていただけませんか?」
「教育委員会は映画上映会の後援はしません。だから、書類も受け取れません」
僕は、機械としゃべっている気分だった。
たぶん、この人もハズレくじを引いた気分だろうな。
自分の考えなど表明できる立場にはないのだ。
ただ、断るためにそこにいるのだ。
そんな相手に、目を潤ませ妻は訴えた。
だが、答えは「NO」だった。
「あの…、じゃあ、どうしたら後援をいただけますか?
ここをこう変えたら後援しても良い、というご助言はいただけませんでしょうか?」
「教育委員会としては、助言をしません」
僕は何度も深呼吸をした。
突破口なし、じゃん!
「あの…、県内でも昨今、子どもたちの自殺、ニュースになりましたよね?」
「その問題に少しでも力になればと、県民が、まさにボランティアなんですけど、力を合わせているんです。
そして、そのプロジェクトに全国からたくさんのご支援をいただいているのです。
作れと言われた書類はすべて作りました。
受け取って、検討するぐらいのことをしていただくことも難しいのでしょうか?」
「はい、映画は後援しないので、受け取れません」
「あの…、教育委員会って、子どもたちのための組織ではないんですか?
せめて、このプロジェクトがただの映画の上映会なのか、考えることぐらいはしていただけないのでしょうか?
子どものためになるかならないか。
考えたうえで結論を出すことはできないのでしょうか?」
「はい、できません」
そう。
教育委員会と僕らとでは、大切にしている価値感が異なるのです。
彼らにとって大事なのは、何をやるか。
「講演会」ならよくて「映画」はダメ。
ただ、それだけなんです。
中身じゃない。
僕にとって大切なのは「思い」。
ツールなど本当はどうでもよくて。
子どもたちに届くなら、ツールはなんだっていい。
ただ、講演会で大人が「命が大切だ〜」って吠えたところで、そんなもん響くわけね〜じゃん!
だから、映画なの。
本当はね、ワークショップとか織り交ぜたら、後援してもらえるかなって思った。
でも、それはやめた。
映画なら行きたかったのに、ワークショップもあるのか…ってなったら、ちょっと出かけていくハードルが上がる。
そういうことはしたくなかった。
教育委員会は、子どものための組織じゃない
そうか…。
なんか、だんだんわかってきたよ。
「いじめ」とか起こったときにさ、教育委員会が第3者委員会とか設置するじゃん?
その第3者委員会が出す結論が保護者の思いと異なるニュースを多く目にする。
そうか。
そりゃ、そうだ。
この組織は、子どもたちのための組織ではない。
教育機関の業務を成立させるために存在している。
僕は、それを感じてしまった。
声を荒立てることなく、静かに伝え続けた。
怒りを表現してはダメだと悟った。
それでも、狭い事務所である。
周囲で働いている人間の耳にだって、会話は聞こえているだろう。
だが、だれひとり、表情を変えるものなどいない。
そう、ここは教育行政を円滑に行う場所。
自分で考える人間は不要なのだ。
本来、公務員ってのは、こうあるべきなのかもしれない。
自分の思いにちゃんとフタができた方が都合が良い。
なんだか僕は、公務員を辞めた理由がよくわかった。
僕のような人間は、公務員の世界では確実に浮く。
「問い」をもち、「もっとよくしよう」と考える人間は浮く。
前例のないことをやろうとするから叩かれる。
そういうことだったのか。
この世界で大切なことは、言われたことを言われた通りにやる能力なのだ。
自分では考えてはいけない。
「問い」をもってはいけないのだ。
「映画は後援できない」
それが、この世界のルールだ。
たとえ、子どもたちにとって有益だとしても、前例がないのだ。
「前例がないものはダメ」
これが、ルールだ。
「問い」をもったら苦しくなる。
辞めて、よかった。
心からそう思った。
なんか、人工知能に代わられる仕事だと感じた。
インターネットの申し込みフォームに後援申し込みしたら、「映画なので後援できません」って画面表示されるような…。
機械としゃべってる感じってのは、そういうこと。
その後、いくつかの部署をめぐりました。
新聞社やテレビ局に後援依頼にも伺いました。
できることはすべてやる。
ただ、それだけです。

「こうありたい」と願う。
圧倒的に行動する。
そして、手放す。
人生の活路は、そうすることで切り拓かれるものだと信じています。
クラウドファンディング終了まで、あと3日。
最後までがんばります。
映画は後援できません! No.788
今回の映画上映会プロジェクト。
結論から言うと、県の教育委員会からの後援はいただけませんでした。
「映画は後援しない」
これが結論です。
議論の俎上に挙げていただくことすらできませんでした。
プロジェクトの趣旨を説明し、
クラウドファンディングの状況について伝えました。
必要とされる書類は、
すべてきちんと作成しました。
でも、受け取ってすらいただけませんでした。
教育委員会の気持ち
映画を後援したくない気持ちはよくわかるのです。
昨今、そこかしこで映画の上映会をしています。
そのすべてが「後援依頼」をしてきたら大変です。
いちいちひとつひとつを精査することは難しい。
だから、「映画の上映会は後援できません」とおしゃる教育委員会の方の気持ちはよくわかります。
だからこそ赴き、プロジェクトの概要を説明しました。
これもまた、僕のエゴなのかもしれません。
時間を奪ってしまったのかもしれません。
後援を出せないのであれば、別の方法で子どもたちに届けていけばいいだけなのかもしれません。
でも、やっぱ、ちょっとおかしくね〜か?と思うことがあったので、書き記しておきます。
今回、いろいろなところに後援依頼に動いています。
そこで感じることは、「他も出すならウチも出す」というスタンスです。
「県の教育委員会が出すなら、ウチの市も出すよ」
そうおっしゃる教育委員会もありました。
結果、最後に背負うのは県の教育委員会。
県が出したから、ウチも出した…の構図です。
ある部署に相談に行ったんです。
自殺の問題に取り組むところです。
「教育委員会としてではなく、県としての後援はいただけませんか?」と。
熱心に話を聞いてくださいました。
でも、「子どもの自殺を担当しているのは教育委員会です」が答えでした。
今度は人権の部署へ。
「県としての後援はお願いできませんか?」と相談に。
「それなら、自殺の問題を扱う部署がありますので…」
はい、そこはさっき行きました。
そんなわけで、結局八方ふさがりの状態です。
みんな、「自分で考える」ということをしてくれない。
今、「何ができるのか」にフォーカスしない。
あ〜っ…、こうやって「たらい回し」になるのか。
何事も勉強ですね。
後援できなくても構わない。せめて受け取ってよ。
それほど、難しい要求などしているつもりはないのですが。
後援をいただけないなら、いただけないでいいんです。
ちゃんと理由を言ってくれて、この内容じゃ出せないと言ってもらえればスッキリします。
なぜ映画だと後援できないのか、説明してくれてもいいのになって思います。
これはあれですね。
「なんで、髪をしばるゴムひもの色は紺色はよくて、水色はダメなの?」って尋ねたら、「ダメなものはダメだからです」という学校の先生の答えに似ています。
すでにいくつかの教育委員会からは後援をいただいています。
「映画だから」ではなく、せめてあなたたちが示した作成書類をちゃんと作ったんだから、受け取るぐらいしてくれてもいいじゃないか…が僕の思いです。
「映画の上映会をするから後援をしていただけませんか」と、ちゃんと電話を入れているのです。
そして、「この書類を用意して申請してください」と言われたのです。
わざわざFAXで資料を送っていただきました。
それをもとに、企画概要、予算計画、チーム規約、役員名簿、沿革と書類をコツコツと作り、持参したのです。
でも、受け取ってすらもらえませんでした。
「書類を用意しろ」と言ったのも、「上映会だから後援できない」と言ったのも同じ人です。
わけがわかりません。
でも、それが教育行政なのかもしれません。
フリースクールの法案が進まなかったり、いじめの第3者委員会があまり機能しないのも、なんだがうなづける気がしました。
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