1日1分365日「育てにくい子」の未来を変える ママの一言で幼児の脳を育てる魔法のコミュニケーションレッスン - バックナンバー
自閉症のAちゃんのお母さん。私を変えた出会い
配信時刻:2019-08-09 16:10:00
私には忘れられない出会いが
いくつもあります。その中でもひときわ
心に焼き付いて離れず、
私の人生を変えたと言えるほど
大きな存在であるある自閉症の女の子、Aちゃんの
お母さんのお話をします。あれは、私がまだ、
お母さんになる前。20代半ばで
横浜にあった、民間の療育教室で
勤めていた時に
出会った親子でした。Aちゃんは、比較的重度の自閉症の
4年生の女の子でした。2語文程度はお話できましたが、
スラスラと言葉でやり取りすることは
できず、私を見るといつも
手をひらひらとさせながら「石澤センセ、はながっぱ!」
と声をかけてくる女の子でした。
私は彼女が大好きでした。
彼女もきっと
私のことが大好きでした。私、自閉っ子からモテるんです(笑)
他のスタッフでは
パニックを起こし、
泣き叫び、壁に頭を打ち付けてしまう
Aちゃんでしたが、私が担当になってからは、
一度もパニックを起こしたことは
ありませんでした。あとでお母さんに聞いたのですが、
「はながっぱ」は
Aちゃんにとって「大好き」の
表現だったようです。彼女は彼女の言葉で
私に「大好き」を毎回伝えてくれていたのでした。
私はAちゃんのお母さんも
心の底から尊敬していました。相性の良いスタッフが
なかなか決まらなかった時は
療育中にお部屋に入って
スタッフのやり方に意見をいうことも
あったと聞いていましたので、最初はドキドキと
(半分ビビりながら。苦笑)
接しましたが、お話していくと、
本当にAちゃんの成長のことを
誰よりも切に願い、
真剣に向き合っておられるのが
よくわかりました。ただ、少し心配なことも
ありました。あまりにも頑張って
毎日毎日Aちゃんに関わっておられたからです。「石澤先生の療育を
家でもやりたいので、
家用のプログラムを
作ってください!」毎回、療育に来るたび、
私が作った教材を写真に撮ったりプリントをコピーして帰られ、
家用のプログラムを
作るようになってからは
もう、本当に、完璧に毎日
療育の課題をやってこられたのです。ただでさえ、
パニックを頻発させ、言葉でのやり取りも難しい
Aちゃんの子育て。大変だったに違いありません。
そんな中、こんなに完璧に
課題をしてくるなんて、
ちょっと頑張らせすぎではないか。そう思った私は、
お母さんに「お母さん、
もう十分頑張っておられるから
それ以上やらなくていいですよ
ここへ来た時に、
私が指導しますから」とお話しました。

私の言葉を聞いたお母さんは
その場でわ〜っと泣き崩れました。普段はとても明るく、
元気一杯の素敵なお母さんです。初めて、お母さんの涙を
目にしました。じっくりとお話を伺うと、
こんな風にお話してくださったのです。「先生、Aが生まれて10年です。
この子が、ようやく
言葉が少し喋れるようになり、ようやく人らしく接することが
できるようになってきたのは私が育ててきたからなんですよ。
私が頑張るのをやめてしまったら
この子の成長が
ここで止まってしまうんじゃないかそう考えたら、
怖くて立ち止まれないんです」この言葉を聞いて、
私も一緒に泣きました。苦しくて、
悲しくて。この思いを
10年もお一人で抱えてこられたのかと
涙が止まりませんでした。そして、思ったのです。
子どもの指導も大切?
いや、そうかもしれないけど、
お母さんの苦しみに寄り添う人が
絶対必要なのではないか。と。Aちゃんはずっと
療育も受けてきました。特別支援学校にも
通っています。「支援」としては
比較的手厚いサポートを
今まで受けてきているはずです。でも、
お母さんの苦しみは
そこでは誰も
支えることができなかった。その事実に愕然としたのでした。
私が今、
こうして発達科学コミュニケーション
に出会って、「お母さんを支える仕事」
をしている理由は
ここにあります。子どもの笑顔を守りたければ
まず、お母さんを笑顔にしたい!日本の中にある
既存の仕事では、
それを実現することが
できませんでした。だったら、
自分たちで作ればいい。私はそう思っています。
私は、お母さんを
全力で応援します。それだけは、
絶対に揺るがない
私のシゴトの
「やる理由」です。そして、そんな想いに
共感してくださる生徒さんや
仲間が少しずつ増えてきてくれている
事実が心底嬉しいのです^^
今日は私の想いのお話。
最後まで読んでくださり、
ありがとうございました^^では、良い連休を!^^
Copyright©2018- KazukoIshizawa. All Rights Reserved.
バックナンバー一覧
- 【2026-05-30 05:50:00】配信 ゲームや動画がやめられない子の「切り替え力」の育て方【ななほし通信】
- 【2026-05-28 20:00:00】配信 【公開!】リニューアル版講師養成講座の全容
- 【2026-05-27 20:00:00】配信 『発達の先生』を名乗っていい人の条件
- 【2026-05-23 05:50:00】配信 療育を勧められました、通った方がいい?ななほし先輩ママに聞きました【ななほし通信】
- 【2026-05-21 20:00:00】配信 ママが「ホンモノの専門家」に成長し過去の自分に手を差し伸べられる人になろう!
- 【2026-05-18 20:00:00】配信 復活!講師養成講座!!
- 【2026-05-16 20:00:00】配信 【募集開始】子どもは自然と成長していく力を持っている
- 【2026-05-15 20:00:00】配信 【第6話】誰かに頼り続ける子育てを卒業しよう!
- 【2026-05-13 20:00:00】配信 【第5話】支援者だって、ママです。
- 【2026-05-12 20:00:00】配信 【第4話】「うちの子を理解してもらえた!」という初めての安心感
- 【2026-05-11 20:00:00】配信 【第3話】今後のBPについて
- 【2026-05-09 05:50:00】配信 子どももママも感情の荒れは早めの対応を!【ななほし通信】
- 【2026-05-08 20:00:00】配信 「もう少し様子を見よう」の正体 ── 私たちの脳のクセが奪う、子どもの時間
- 【2026-05-07 20:00:00】配信 いつも読んでくれている◯◯◯さんへ ── 7日間だけ、お時間をください^^
- 【2026-05-05 18:00:00】配信 ななほし広場人気記事ランキングTOP5(2026年4月分)【ななほし通信特別号】








