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本気で伝えたいことは、魂でしゃべるんだ。 No.419

配信時刻:2016-06-26 06:00:00

人間関係を整える専門家、くれちゃん先生こと くればやしひろあきです。

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おはようございます、◯◯◯さん。

今日もメルマガをお送りさせていただきますね!

 

「家庭でしつけ、学校で学び、地域で育てる」という言葉があります。

今日は、我が子の小学校のPTA活動に参加してきました。

親子ドッチビー大会。

ご依頼いただいて、選手宣誓を行いました。

 

PTAが負担だ、というニュース記事を読みました。

たしかに負担であることは事実です。

でも、なくなったとしたら、地域で育てる部分がどんどん薄れていくように感じます。

最近は習い事が忙しく「子ども会」に参加しない子もいるようです。

家庭でしつけきれず、学校で学ばせることもできず、地域で育つチャンスを失ったら…。

それで良いのでしょうか。

 


本気で伝えたいことは、魂でしゃべるんだ。 No.419

 

1、まず、守ってあげる学校体制を整える

先号に引き続き、もしも「いじめ」が起きたなら、というテーマで書きました。

いじめが起きない空気を育てる

 

僕のクラスで、もしも「いじめ」が起きたなら、もう一度学級に「みんな違ってみんないい」という土壌を耕すところからリスタートします。

ですが、そこに即効性はありません。

当然、時間がかかるものです。

 

即効性を求められば、大人は「力づくの指導」に走ります。

安易に罰を与えることを選びます。

その結果、大人の視界に入らぬ形に変えていくことになります。

より指導を困難にします。

 

ですから、もう一度じっくり腰を据えて、心を耕していかねばならないのです。

そのために、必要なのは時間です。

 

もしも、「いじめ」が起きたなら。

2つ目にすることは、きちんと被害にあった子を守ることです。

それは、学級担任一人の力では不可能です。

ですから、学校全体でケアします。

僕はこれまでずっと生徒指導を担当してきました。

どこかのクラスで起こった「いじめ」を認知したら、時間割を見ながら、大人がきちんと寄り添えるように学校体制を整えてきました。

常に大人の目があるようにすることは、それほど難しいことではありません。

そういうことは、どこの学校でも可能なはずです。

 

なにも、ず〜っとではありません。

学級の子どもたちの心を耕すまでの時間でいい。

2〜3日から1週間ぐらいでいいんです。

 

それだけの時間があれば、先生が本気で取り組めば、子どもたちはね、ちゃんと伝わるんです。

本気でだよ。

 


2、本当に伝えたいことは、魂で伝える

 

もう大昔のお話。

若かったころのお話です。

 

ある男の子たちが、女の子に嫌がらせしたの。

お昼の時間。

その日は教室での昼食ではなく、特別教室での昼食だったんです。

ところが、一人の女の子がなかなか来ない。

おかしいなぁって思ってたんです。

そしたら、その女の子、泣きながら僕のところに来たんです。

 

教室が施錠してあって、お弁当が取れないって言うんです。

 

「鍵もらえばいいじゃん。だれが持ってるの?」

 

そしたらね、鍵を持った男子たちがね、「オレたち知らないよ」みたいに言って、教室を開けてくれないって。

周囲の子もそれをおかしいって言わない。

笑ってみてるだけ。

 

その子、悲しくて悔しくて涙が止まらなかったの。

 

あのころ、僕は若かったから。

もう、カチ〜ンだよね。

腹わた煮えくり返っちゃって、「男の風上にもおけねぇ」って。

 

その日の午後、授業潰してね、学級活動にしたんです。

 

「なぁ、それいじめだろ?」って話をした。

なのにさ、悪びれる素振りも見せずに、シラ〜っとした顔してる。

もう、今考えたらむちゃくちゃなんだけど。

ツカツカツカと歩いていってね、そいつらの机の中身、全部床にぶちまけてやった。

 

「おい、むかつくだろ?むかつくなら、全員で俺にかかってきてもいいぞ」

「先生を殴ったら叱られるとか、考えなくていいぞ。そんなつまんないこと言わないからかかってこいよ」

 

もう頭にきてたから、むちゃくちゃ。

 

「理不尽だろ?腹が立つだろ?お前らがやったことはそういうことだろ?」

 

「男子が何人もいて、からかって。女の子一人じゃ、反抗もできなくて。お弁当が食べられなくて、どんだけ悲しかったと思う?悔しかったと思う?」

 

「お前らが今感じてる悔しさなんかの、何倍も悔しかったんだぞ」

「同級生に、理不尽な思いさせられて、悔しかったんだぞ」

 

しばらくしてね、僕も冷静になった。

 

「ちょっと、荷物、片付けてやってくれないか?」

 

周囲の子がね、ぶちまけられた荷物を片付けてくれたんです。

 

「あのとき、鍵を隠したのはこいつらかもしれない。でもな、周囲で見てたヤツだって同じだよ」

 

「今、こうやって荷物を片付けてくれた子がいたよな。あのとき、だれかが、それおかしくない?って言えたら、言ってくれたら、救われたんじゃないのか」

 

「やってヤツも、見た笑ってたヤツも、みんな一緒なんだって。そこ、気づこうぜ」

 

やり方には問題があったかもしれません。

まぁ、苦情が来ても仕方ないな。

 

けれど、やっぱり「いじめ」は許せなかった。

それしかなかった。

 

実はこれが初めての「いじめの指導」。

初めてなのに、完全オリジナル♡

学年主任になった今なら思う。

「相談ぐらいしろよ!」って。

 

怒りに任せた、行き当たりばったりの指導。

全然寄り添えてないし、思いっきり力づくだった。

あのころは、あとさきのことなんて何にも考えてなかったな…。

 

今の僕は、もう少し大人です…(笑)

 

でもね、根っこは一緒なの。

何にも変わってないんです。

「いじめ」は許さない!

そこは変わらないんです。

 

でもね、魂の声で伝えたらさ、ちゃんと伝わるんです。

仕事として伝えたんじゃない。

本気で、心から、「いじめ」は許さない!って伝えたの。

先生だから、伝えたんじゃないんです。

一人の人間として、許せなかったから伝えたんです。

 

そこはね、今も昔も変わらないところ。

魂で伝えるってそういうことだと思う。

 


3、しっかりと寄り添う

 

どうして「いじめられる子」と「いじめられない子」がいるのか。

どうして「いじめる子」と「いじめない子」がいるのか。

そういうことは、意識しておく必要があります。

 

 

いじめられる子には、どうしても選ばれてしまう部分がある。

いじめられる子は悪くないよ。

でもね、いじめられてしまう、選ばれてしまうのには、どうしたって理由がある。

そこはね、目をつぶっちゃいけないと思う。

いじめられない子がいて、いじめられる子がいて、なんで選ばれてしまうのか、って部分はね、ちゃんと見つめなきゃいけない。

 

でね、その理由を、その子自身は何ともできないんだよ。

たとえば、体型や容姿、清潔感だったり、言葉だったり、空気が読めなかったり、振る舞いだったり。

それをその子自身はどうすることもできない。

その子自身にはどうすることもできないことだけれど、もしも周囲の支援でどうにかできることならば、助けてあげることは必要。

 

だってね、守ってあげられるのは今だけなんだ。

卒業して、新しい進学先、新しい就職先に行っても、辛い思いをすることはあると思うんです。

だからね、支援できる部分は支援してあげたい。

 

そういう部分も含めて、ちゃんと守ってあげる体制を整えなきゃいけないのですね。

 


ハッピーな子どもを育てる大人になるためのしつもん

あなたの魂は、何て叫んでいますか?


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【作者プロフィール】

 くればやし ひろあき

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1978年8月12日生まれ 愛知県名古屋市出身 愛知県刈谷市在住
妻と3人の子ども(高2、中3、小4)の5人家族

大学卒業と同時に名古屋市立の中学校の先生になりました。
小中高とサッカーに明け暮れていましたので、サッカー部の先生がやりたくて、学校の先生になったようなものでした。

ちなみに、名古屋グランパスを応援しています。

 

 

初任校の先生としては、あまり例がないそうですが、中学夜間学級の講師もさせていただきました。
教職員組合の支部の青年部長をさせていただいたり、全国の教育研究発表の場で研究を発表させていただくなど、わりと順風満帆な教員生活でした。

2007年、最初の人事異動で当時市内で最も荒れた中学校に赴任しました。ひょんなことから、そんな学校の生徒指導主事に選ばれて奔走することに。

生徒指導主事を2年、進路指導主事を1年務めました。

 

 

その成果が認められ、2012年文部科学省から派遣されて上海日本人学校浦東校に赴任。当時児童生徒数が世界最大の日本人学校で、またも生徒指導部長を2年間務めました。

 

上海で様々な起業家にお会いし、起業の意思を固め2015年に帰国。名古屋で唯一の小中一貫校である名古屋市立の中学校に異動。学年主任、進路指導主事を兼務する多忙な中、ブログとメールマガジンの執筆をスタートします。 

 

2017年退職して独立。ママコミュニティーの運営やイベントの主催、全国にて子育て講座や講演活動を始めました。

 

「9月1日は子どもたちが最も自ら命を絶つ日」ということを知り、子どもたちに命の大切さを啓蒙する映画上映会を企画。クラウドファンディングで100人の支援者から80万円を資金調達し、 愛知県内8会場で映画上映会を主催。のべ1000人を動員しました。

 

その成果が認められ、市民代表として刈谷市自殺対策推進委員を市より委嘱されました。

 

 

2018年からは「児童虐待」にスポットを当て、「虐待してしまうママを責めるのではなく、そんなママに手を差し伸べることこそが、子どもの命を守ることにつながる」と考え、 『子育て万博 2018』『子育て万博 2019』(愛知県安城市)を主催。100人以上のスタッフとともにイベントを開催して300人以上を動員しました。

 

「教室をあたたかく」をテーマに、学校の先生10数人と書家15人とともに『子どもとつながるしつもんカレンダー』を製作・販売。また『子育て万博』のテーマソングをシンガーソングライターの岡谷柚奈さんに依頼し『ありがとう』のCD製作・販売。

 

コロナ禍で講演会の依頼がピタリと止んだのを機に、TikTok配信をスタート。教育系TikToker『くれちゃん先生』として毎日動画配信。フォロワー数は11万人、トータルいいね数430万回。

 

2020年11月に株式会社ミナクル組織研究所として法人化。

 

経済産業省の事業再構築事業として、人事支援アプリ『CrewDocks®』を開発。初めての著書『自走する組織の作り方 統率力不要のリーダー論』(青山ライフ出版)を2022年7月に出版。

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