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この子のためにできることを探す No.308

配信時刻:2016-03-07 06:00:00

人間関係を整える専門家、くれちゃん先生こと くればやしひろあきです。

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おはようございます、◯◯◯さん。

今日もメルマガをお送りさせていただきますね!

 

昨日は『教育を選びたい親の会』という会に参加してきました。

僕は常々、教育に万能なものはないと考えています。

公教育も、シュタイナーもサドベリーも、あれもこれも万能なものはないと考えています。

逆に言えば、全部オッケーなの。

目の前にいる子どもたちがいます。

その子その子にぴったりの教育があります。

 

つまりは全部オッケーなんだ。

でもね、選ぶのは子どもなんだ。

選びたいのは親だけど、選ぶのは子どもなんだな。

だからね、昨日の気づき。

教育を選ぶのは子どもでね、そんな子どもの全部を認められたらよくない?って思いました。


この子のためにできることを探す No.308

 

1、ぼくらの志事はなんですか?

 

教室に悪い子なんていない、ただ苦しんでいる子がいる。

ただ、それだけ。

 

だから、僕らの志事は目の前の子どもたちをハッピーに導くことなんです。

他に何がありますか?

叱ったら、うまくいくの?

それはもうね、感情的に満足感を得たり、仕事をしてるっぽく見せたいっていうエゴなんだな。

 

たとえば、どうしても忘れ物をしてしまう子がいます。宿題をやってこない子がいます。

そんなとき、「学校の先生」には、できることがいっぱいあるんですよ。

 

目の前にいる子どもは

「宿題を出さない子」

「忘れ物をしてくる子」

ではありません。

 

目の前にいる子は

「宿題が出せなくて苦しんでる子」

「忘れ物をして苦しんでいる子」

なんです。

 

さあ、この子たちにしてあげられることは何だろう?

 


2、あるお母さんとの会話から

 

忘れ物はしてくるし、宿題もやってこない。そんな男の子がいました。

お母さんとお会いしての個人懇談会がありました。終始ニコヤカに懇談は進んでいきます。

 

ところがです。

僕は最後の最後に忘れ物や提出物が出せないことにふれました。

「お母さん、一つだけ心配していることがあります。◯◯くんはどうしても提出物が出せないし、忘れ物が多いんですね」

つとめて穏やかな声で伝えました。

 

すると、お母さんの表情は豹変しました。非常に感情的な言葉でこうおっしゃいました。

「私にどうしろと言うんですか!いつもいつも学校に来るたびにそう言われる!私が悪いと言うんですか?」

 

やはり、僕は穏やかにこう伝えました。

「お母さんを責めてはいません。ただ、◯◯くんはそういうことがあまり得意ではないんだと思うんですね。もしもできることなら、一緒に時間割を確認していただいたり、宿題を見てあげたりしていただくことはできないでしょうか?」

 

すると、お母さんは、なお感情的になりながらおっしゃいました。

「あの子は私に何も話しません。私もそんなに暇じゃありません。そんなことはあの子の問題です。だったら、毎日電話して何が必要か連絡してください。先生にそれができますか?」

 

結局、懇談会は物別れに終わりました。悔いてやまない懇談会のエピソードです。

 


3、この子をハッピーにするためにできること

 

お母さんに要求する前に、僕にはできることがたくさんありました。

たとえば、みんなが下校したあとの教室で、明日の時間割を確認して一緒にメモをしてあげることもできるでしょう。家に帰ったあと、電話の1本ぐらい入れられるでしょう。帰りの会で、教科係さんに明日の持ち物をちゃんと連絡させることもできるでしょう。宿題をどんなペースでやったらいいか、プリントにすることもできるでしょう。今日やること、明日やること…ってクリアファイルで分けるとか…。

 

できることなんて、山ほどあったんです。

そういう手間暇を惜しんで、安易に叱ったり、保護者にお願いしたり。

つまり、僕は手間暇を惜しんだんです。

 

もちろん、お願いをして普通に動いてくださる保護者はたくさんいます。

でも、この子の保護者はそうではなかった。そうではなかったからこそ、この子は苦しんでいた。

 

手間暇を惜しんだから僕は、この子を苦しめたんです。

 

この子のために何ができるだろう?

そんな問いを立てると、仕事は志事に変わります。


ハッピーな先生になるためのステップ

 この子のためにできることを全部やってみる。

 


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【作者プロフィール】

 くればやし ひろあき

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1978年8月12日生まれ 愛知県名古屋市出身 愛知県刈谷市在住
妻と3人の子ども(高2、中3、小4)の5人家族

大学卒業と同時に名古屋市立の中学校の先生になりました。
小中高とサッカーに明け暮れていましたので、サッカー部の先生がやりたくて、学校の先生になったようなものでした。

ちなみに、名古屋グランパスを応援しています。

 

 

初任校の先生としては、あまり例がないそうですが、中学夜間学級の講師もさせていただきました。
教職員組合の支部の青年部長をさせていただいたり、全国の教育研究発表の場で研究を発表させていただくなど、わりと順風満帆な教員生活でした。

2007年、最初の人事異動で当時市内で最も荒れた中学校に赴任しました。ひょんなことから、そんな学校の生徒指導主事に選ばれて奔走することに。

生徒指導主事を2年、進路指導主事を1年務めました。

 

 

その成果が認められ、2012年文部科学省から派遣されて上海日本人学校浦東校に赴任。当時児童生徒数が世界最大の日本人学校で、またも生徒指導部長を2年間務めました。

 

上海で様々な起業家にお会いし、起業の意思を固め2015年に帰国。名古屋で唯一の小中一貫校である名古屋市立の中学校に異動。学年主任、進路指導主事を兼務する多忙な中、ブログとメールマガジンの執筆をスタートします。 

 

2017年退職して独立。ママコミュニティーの運営やイベントの主催、全国にて子育て講座や講演活動を始めました。

 

「9月1日は子どもたちが最も自ら命を絶つ日」ということを知り、子どもたちに命の大切さを啓蒙する映画上映会を企画。クラウドファンディングで100人の支援者から80万円を資金調達し、 愛知県内8会場で映画上映会を主催。のべ1000人を動員しました。

 

その成果が認められ、市民代表として刈谷市自殺対策推進委員を市より委嘱されました。

 

 

2018年からは「児童虐待」にスポットを当て、「虐待してしまうママを責めるのではなく、そんなママに手を差し伸べることこそが、子どもの命を守ることにつながる」と考え、 『子育て万博 2018』『子育て万博 2019』(愛知県安城市)を主催。100人以上のスタッフとともにイベントを開催して300人以上を動員しました。

 

「教室をあたたかく」をテーマに、学校の先生10数人と書家15人とともに『子どもとつながるしつもんカレンダー』を製作・販売。また『子育て万博』のテーマソングをシンガーソングライターの岡谷柚奈さんに依頼し『ありがとう』のCD製作・販売。

 

コロナ禍で講演会の依頼がピタリと止んだのを機に、TikTok配信をスタート。教育系TikToker『くれちゃん先生』として毎日動画配信。フォロワー数は11万人、トータルいいね数430万回。

 

2020年11月に株式会社ミナクル組織研究所として法人化。

 

経済産業省の事業再構築事業として、人事支援アプリ『CrewDocks®』を開発。初めての著書『自走する組織の作り方 統率力不要のリーダー論』(青山ライフ出版)を2022年7月に出版。

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