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発言者と発言を切り離す『見える化』 No303

配信時刻:2016-03-02 06:00:00

人間関係を整える専門家、くれちゃん先生こと くればやしひろあきです。

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おはようございます、◯◯◯さん。

今日もメルマガをお送りさせていただきますね!

 

昨日は『3年生を送る会』が行なわれました。

子どもたちも担任の先生も涙を流す、とても美しい会になりました。

やはり、学校の先生になったからには、担任の先生をやりたい。

本年度は、学校の事情から担任を諦めざるを得ませんでした。

自分の教室がないというのは、僕にとっては苦しい時間でした。

来年度は、強く学級担任を希望したいと思います。


発言者と発言を切り離す『見える化』 No303

 

1、話し合いを『見える化』

 

話し合いを目に見える形にしていくことを『見える化』と呼んでいます。裏写りしない水性マジックを用いて、話し合った言葉を模造紙に書き出していきます。付箋紙ホワイトボードを使うこともあります。

 

 

書き出すことによって、話し合いに流れが生まれます。どんな流れで話し合いが展開されていったのかが、一目でわかります。脱線して横道にそれて行くことを防ぎます。

 

 

僕は、この方法で3〜4人班で行っています。5人、6人に増やすと、どうしても1班が2グループに分かれてしまう傾向にあります。できれば、男女混合班で。同性は斜向かいに座るといいですね。

 

 

ですから、40人学級なら10班できます。水性マジック10セットがあると、学級経営にう〜んと役に立ちます。模造紙はA3用紙2枚を糊付けしてA2サイズにするという方法もあります。

 


2、『見える化』最大の効果

 

この数年、『見える化』を学級経営にどう活用すればよいか、研究を重ねてきました。

 

結論から言うと、あらゆる場面で有効です。学級会でも道徳でも授業でも、ハッキリ言って使えます。子どもたちが自分のクラスのことを、真剣に話し合う。学級担任である僕は、その話し合いの支援をしていくファシリテーターとなる。

 

子どもたちが主体的に学ぶ。主体的にクラスと関わるようになる。

 

 

でもね、

 

一番の効果は…

 

それは仲良くなる!

 

 

『見える化』をすることで、発言と発言者が切り離される。このことは学級経営において、最大の効果をもたらしてくれるのです。


3、認められることのうれしさ

 

人と人が暮らしていれば、そこにはパワーバランスというものが存在します。

 

教室の中には、活発な子もいれば、穏やかな子もいます。じっくり人の意見に耳を傾ける子もいれば、積極的に発言する子もいます。リーダーシップのある子もいれば、サポーターになる子もいるでしょう。

 

みんな違ってみんないい。それが教室です。

 

ところが、話し合い活動ではリーダーシップのある子、発言力のある子の意見が優先されがちです。アイデアの良し悪しではなく、「だれが発言したか」が優先されてしまう。そんなことは、大人の世界でもあることです。

 

また、人間関係に左右されることもあります。「あの子には負けたくない」とか「あの子は好きじゃない」とか、好き嫌いといった感情が話し合いを左右してしまうことがあります。こういったことは案外無自覚に起こります。それだって、大人の世界にもあることです。

 

『見える化』は、発言者と発言を切り離します。書かれた意見に発言者の名前など書いてはいけません。

「だれが言ったか」

なんてことは重要ではないのです。発言者と発言を切り離すことで、学級内でのパワーバランスや人間関係から切り離され、意見は純粋に意見としての力を発揮するようになります。

 

 

ただし、発言者だけはそれが自分の発言であることを知っています。普段仲良くないあの子が自分の意見を認めてくれた。「みんなが受け入れてくれた」という経験が教室を安心・安全な場にしてくれるのです。『見える化』を用いたら、学級が仲良くなったんですね。不思議でした。

 

そのためには、グランドルールがあります。これは、とっても大切なグランドルールです。

「出された意見を否定しない」

このグランドルールが徹底されている教室では、すべての子どもたちが安心して話し合うことができます。

 

では、最後にこのグランドルールを定着させるために一番大切なことをお伝えします。それは、僕らが子どもたちの意見を否定しないことです。

 

自分ができていないことを人に要求することは恥ずべき行為です。まず、先生が子どもたちの言葉と真摯に向き合い、全力で受け止める。それが大事なんですね。


ハッピーな先生になるためのステップ

 ツールもね、スキルもね、マインドがなきゃ宝の持ち腐れさ♪


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【作者プロフィール】

 くればやし ひろあき

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1978年8月12日生まれ 愛知県名古屋市出身 愛知県刈谷市在住
妻と3人の子ども(高2、中3、小4)の5人家族

大学卒業と同時に名古屋市立の中学校の先生になりました。
小中高とサッカーに明け暮れていましたので、サッカー部の先生がやりたくて、学校の先生になったようなものでした。

ちなみに、名古屋グランパスを応援しています。

 

 

初任校の先生としては、あまり例がないそうですが、中学夜間学級の講師もさせていただきました。
教職員組合の支部の青年部長をさせていただいたり、全国の教育研究発表の場で研究を発表させていただくなど、わりと順風満帆な教員生活でした。

2007年、最初の人事異動で当時市内で最も荒れた中学校に赴任しました。ひょんなことから、そんな学校の生徒指導主事に選ばれて奔走することに。

生徒指導主事を2年、進路指導主事を1年務めました。

 

 

その成果が認められ、2012年文部科学省から派遣されて上海日本人学校浦東校に赴任。当時児童生徒数が世界最大の日本人学校で、またも生徒指導部長を2年間務めました。

 

上海で様々な起業家にお会いし、起業の意思を固め2015年に帰国。名古屋で唯一の小中一貫校である名古屋市立の中学校に異動。学年主任、進路指導主事を兼務する多忙な中、ブログとメールマガジンの執筆をスタートします。 

 

2017年退職して独立。ママコミュニティーの運営やイベントの主催、全国にて子育て講座や講演活動を始めました。

 

「9月1日は子どもたちが最も自ら命を絶つ日」ということを知り、子どもたちに命の大切さを啓蒙する映画上映会を企画。クラウドファンディングで100人の支援者から80万円を資金調達し、 愛知県内8会場で映画上映会を主催。のべ1000人を動員しました。

 

その成果が認められ、市民代表として刈谷市自殺対策推進委員を市より委嘱されました。

 

 

2018年からは「児童虐待」にスポットを当て、「虐待してしまうママを責めるのではなく、そんなママに手を差し伸べることこそが、子どもの命を守ることにつながる」と考え、 『子育て万博 2018』『子育て万博 2019』(愛知県安城市)を主催。100人以上のスタッフとともにイベントを開催して300人以上を動員しました。

 

「教室をあたたかく」をテーマに、学校の先生10数人と書家15人とともに『子どもとつながるしつもんカレンダー』を製作・販売。また『子育て万博』のテーマソングをシンガーソングライターの岡谷柚奈さんに依頼し『ありがとう』のCD製作・販売。

 

コロナ禍で講演会の依頼がピタリと止んだのを機に、TikTok配信をスタート。教育系TikToker『くれちゃん先生』として毎日動画配信。フォロワー数は11万人、トータルいいね数430万回。

 

2020年11月に株式会社ミナクル組織研究所として法人化。

 

経済産業省の事業再構築事業として、人事支援アプリ『CrewDocks®』を開発。初めての著書『自走する組織の作り方 統率力不要のリーダー論』(青山ライフ出版)を2022年7月に出版。

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