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子どもたちのハッピーのためにやめること、始めること No.255
配信時刻:2016-01-14 06:00:00
人間関係を整える専門家、くれちゃん先生こと くればやしひろあきです。

おはようございます、◯◯◯さん。
今日もメルマガをお送りさせていただきますね!
オンラインでお届けしている『ハッピーな先生のハッピーな教室』。
今、オフラインでお会いする企画を進めています。少しずつですが、前進し続けています。大切なことは昨日の自分を超えること。
お届けできることを楽しみにしています。
子どもたちのハッピーのためにやめること、始めること No.255
1、「始めること」よりも「やめること」の方が難しい
学校の行事って、始めるのは意外と簡単なのですが、終わらせるのはなかなか難しいですよね。
スタートアップのときは、たしかにエネルギーが必要です。ところが、そのエネルギーってわくわくするエネルギーなんですね。
新しいことを始めるときって、やっぱりわくわくします。
で、そうやってどんどん行事が増えてきてパンパンになってしまっている学校があるそうです。一度始めた行事は簡単に終わらせることができません。気がつくと、今週も行事、来週も行事。行事に追われていては、子どもたちと腰を据えて向き合うような余裕がなくなってしまいます。
新しい服を買ったら、着なくなった服は捨てなければなりません。そうしないと、クローゼットの肥やしが増えていくばかりです。
目の前の子どもたちのハッピーのために、さあ何か始めよう!
そんなときは、まず何をやめるのかにフォーカスする必要があると思います。
やめないまでも、思い切って規模を縮小してみる。プロセスを簡略化してみる。そうやってシェイプアップしていく必要がありますね。
時間は有限であり、身体は一つしかないわけですから、それは欠かすことができません。
2、批判するのは簡単だけど…
最近、組体操のピラミッドの危険性を指摘した記事をよく見かけます。
いろんな考え方がありますね。それも正しいし、あれも正しい。戦うつもりはございません。
実は、僕も4段タワーの中で補助に入ったことがありました。中3といえば、身体のサイズは十分に大人です。その肩の上に人が乗り、さらにその上に人が乗り、さらにその上に人が立つ。
外から見たら、「わぁ、すごい!」かもしれません。
中から見たらどうか。
はるか上の方で生徒が立ち上がります。タワーを組んでいる子どもたちは全員、まさに鬼の形相です。足は震え、血管が浮き出ています。
正直、「落ちてきたら、救急車だな」と思いましたし、背中に嫌な汗をかきました。
たしかに、大成功に終わったときは感動しましたが、それ以上に感じたのは無事に終わったことに対する安堵でした。
ところが、一度そういう気持ちを味わってしまうと、人間の心とは恐ろしいものです。
後輩たちは、「来年は僕らもやりたい!」という気持ちになってしまいます。
ところが、ウチの体育科の先生方は違いました。
「今年はやりません!」
十分な準備の時間が取れないし、子どもたちの身体がそこまで育っていないから、という判断でした。
プロの体育教師の矜持を見た気がしました。
その年は、子どもたちのことを信頼していたからこそ挑戦させました。そこにたどり着くまでの練習計画も綿密に練られていました。
「前日のリハーサルで立てなければ、本番では挑戦しない」
そう子どもたちにはきちんと説明がされていました。
そして、リハーサルは倍以上の時間はかかりましたが、無事にタワーを立てることができました。そういう過程を経ていても、本番は職員一同言いようのない緊張感を味わいました。
3、大切なのは「何のために」
それぞれの学校の先生が、それぞれの環境の中で精一杯取り組んでいます。
何も考えないで惰性のまま取り組んでいる学校などあるわけがありませんし、僕らはそれほど馬鹿ではありません。
僕はそう信じています。
いろんなことを考えて、あらゆることを考えて、決断を下しています。学校の置かれた状況、子どもたちとの関係、地域との関係。校長先生を中心に、皆が必死になって考えています。
学校の取り組みは、その学校、その地域に根ざしたものがあります。
批判するのは簡単だけれど、その学校の置かれた現状を見ずにして、やっぱり責めることはできないなって思うのです。
そうは言っても、ただ一つだけ、たった一つだけ申し上げるならば、すべての教育活動には「何のために」が必要です。
「何のために」やるのか。
そんな「問い」を立てる必要があるでしょう。
そして、それを職員や子どもたち、保護者、地域の方々、みんなで共通理解が図れたならば、違った形で「何のために」を成し遂げることが可能なのかもしれません。
学校教育において、優先されるべきは安全です。
より安全に「何のために」を成し遂げる方法をみんなで考える。そういうことにエネルギーが使えたら、先生も子どもたちも、それから保護者もハッピーだなって思うのです。
ハッピーな先生になるためのステップ
怪我なく安全に子どもたちが輝く方法を考えてみる
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