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なぜ日本には「自走する組織」が少ないのか 〜名古屋の養護教諭のニュースから考える〜  No.2201

配信時刻:2022-07-09 06:00:00

人間関係を整える専門家、くれちゃん先生こと くればやしひろあきです。

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おはようございます、◯◯◯さん。

今日もメルマガをお送りさせていただきますね!

 

 


本日のメニュー

1.くれちゃん先生のダイアリー

 

2.今日の記事

 


1.くれちゃん先生のダイアリー

 

昨日、予約した書店から「入荷しました」と連絡がありました。

発売日前ですが、続々と店舗に送られているようです。

 

 

今のところ、ネットで確認できた範囲では…

 

丸善丸の内本店

丸善ラゾーナ川崎店

丸善津田沼店

ジュンク堂書店池袋本店

ジュンク堂書店渋谷店

ジュンク堂書店藤沢店

ジュンク堂書店大宮高島屋店

ジュンク堂書店天満橋店

ジュンク堂書店大阪本店

ジュンク堂書店難波店

ジュンク堂書店上本町店

ジュンク堂書店あべのハルカス店

三省堂神保町本店仮店舗

有隣堂戸塚モディ店

有隣堂たまプラーザテラス店

有隣堂アトレ大井町店

紀伊國屋書店新宿本店

紀伊國屋書店グランフロント大阪店

 

これらの書店で在庫があるようです。

残念ながら愛知県の書店がない!!!!

もし書店で見つけたら、僕の分身だと思って可愛がってやってくださいねww

 

 

自分が書いたものが、こうして書店に並ぶ。

不思議な気持ちになります。

 

 

ぜひご購入いただきましたら、プレゼントを受け取ってくださいね。

 

スクリーンショット 2022-07-04 11.42.40.png

 

スクリーンショット 2022-07-04 11.48.24.png

 

https://minacrew.co.jp/book-present/

 

7月16日(土)に午前の部と夜の部の2回、僕自身がファシリテーターを務めての読書会も開催します。

ぜひご購入いただき、ご参加くださいね。もちろん参加費は無料です。

 

スクリーンショット 2022-07-04 11.55.22.png

 

Facebookのイベントページをシェアしておきますね。

(昼の部)
(夜の部)

 

 


2.今日の記事

なぜ日本には「自走する組織」が少ないのか 〜名古屋の養護教諭のニュースから考える〜  No.2201

 

名古屋で起こった養護教諭さんのニュースをご存知だろうか。

 

 

「目をぶつけた」と言って保健室にやってきた児童が嘔吐したのだそう。

養護教諭は「なんで目をぶつけて嘔吐するの?」と言って、救急車を呼ばなかった。

結果として、その児童は顔面骨折をしていたのだそうだ。

 

 

そんなニュースに対してまた、ネット民は一斉に養護教諭の非難を始めた。

誰かを叩いて憂さを晴らすことが趣味な人たちが、正義という仮面をつけて攻撃を楽しんでいる。

 

 

事件が起きたとき、僕らはまず「悪いのは誰か」を考えがちだ。

一体犯人は誰で、罰を受けるべき人間は誰かに目を向けてしまう。

この国に「自走する組織」が少ない一因は、そういう「犯人探し思考」が蔓延しているからである。

 

 

エラーを個人に紐づけるな

組織内でエラーが発生したとき、個人の力量の問題にしてはいけないのだ。

なぜかというと、力量不足の養護教諭ならば、次も類似した失敗が起こる可能性がありますよ、という結論になってしまうからである。

 

 

すると、「では教員研修を増やしましょう」と言って、また多忙な教員の時間を奪うことになる。

研修したら優秀な教員になるのであれば、50代の先生はみんな、スーパーでスペシャルな先生になっていなければならない。

 

 

物事はそんなに単純な話ではないのだ。

 

 

まず、組織の中で何らかのエラーが起きたとき、「犯人探し」をすることをやめることである。

エラーを起こしたのは「組織全体」だという認識を持たねばならない。

そして、組織全体の課題として、「では、二度と同じ過ちを繰り返さないために、組織として何ができるか?」をリーダーが中心となって考えるのである。

 

 

この場合、「養護教諭が悪いんだから、養護教諭が気をつければいい」と捉えてしまうと、養護教諭が気をつけなければ、次も同じ事件が起こるということになる。

そうやって、エラーを個人と紐づけると、「次の犯人はあなたかもしれませんよ」となるのだ。

 

 

エラーを組織全体の課題にする

少し、別の角度からは話をしよう。

 

 

昨今、高齢者による交通事故が多発している。

これを「個人の能力」に紐付けてしまうと、「高齢者は運転するときは気をつけましょう」という話で終わってしまう。

気をつけることができない高齢者は、また事故を起こすことになる。

 

 

そこで、免許を返納する制度が生まれ、それを後押しするような社会的ムーブメントが起きた。

信号機を工夫したり、車にブレーキをアシストする機能が組み込まれたりした。

 

 

そうやって、みんなで「次は起こらないようにすること」が大事なのだ。

組織内におけるありとあらゆる事件がそうなのだ。

起こったエラーを「個人のエラー」にしてしまうと、「次はあなたが犯人になるかもしれませんよ」という話になる。

 

 

そういう不安な職場で、あなたは「自分で考え自分で行動すること」ができるだろうか。

組織が自走するのは、組織が安心安全な場所になっているからである。

 

 

判断を誤ったら切り捨てられるような危険な職場で、人は力を発揮することなど不可能なのである。

 

 

組織の文化を見直す

今回の事件では、「なんで目をぶつけて嘔吐するの?」と養護教諭が疑問を抱いたことは、大きなヒントだと考えている。

 

 

この時点で、「おかしいんですよね。顔打ったのに嘔吐したんですよ」と、誰かに話せなかったか、なのである。

 

 

「だから、保健室の先生が悪い」という話ではない。

そういうことを気軽に話せる文化があったか、が大事なのだ。

 

 

内線電話で、報連相ができたはずなのだ。

「だから、保健室の先生が悪い」という話ではない。

 

 

それができる文化を、管理職をはじめとした教職員全員で作ってきたか、ということなのだ。

だから、もしかしたらそれは現在の管理職だけでなく、その前の管理職も考えなければならない問題なのだ。

 

 

養護教諭は20代だったという。

20代の若い先生でも気軽に相談できる体制はあっただろうか。

気軽に相談できる人間関係を育んできただろうか。

 

 

「おかしいんですよね。顔打ったのに嘔吐したんですよ」の一言を、養護教諭の個人の力量で言わせるのではなく、組織の文化としてそれが言える組織を作ることが大事なのだ。

そして、それをするのがリーダーの役割だと思う。

 

 

「職員を指導して再発防止に努めます」ではなく、「リーダーとして組織の体制を見直して再発防止に努めます」なのである。

 

 

養護教諭を責めても何も変わらない

養護教諭は子どもたちの身体のケアだけでなく心のケア、学校によっては教職員の心のケアまでしてくれている、チームの中心選手である。

 

 

みんなが批判し叩くことで、他の多くの養護教諭が萎縮してしまわないか。

このことが心配でならない。

 

 

それはそのまま、子どもたちの心身に影響を及ぼすからである。

 

 

 

世の中は兎角、犯人探しが好きだ。

「誰が悪いのか」ばかりに目を向けがちだ。

そして、その人を一方的に叩いて満足する。

 

 

大切なのは未来である。

次に同じことが起きないように、みんなで考えていくことが大切だと僕は思う。

 

 

https://minacrew.co.jp/book-present/

 

書籍『自走する組織の作り方 統率力不要のリーダー論』6 成長を促すフィードバックで自走するの中に9 エラーは組織で解消する という段落があります。

そこで同じ話を書いています。

 

 

ある保育園で通園バスの中に子どもが置き去りになり、命を落とす事件がありました。

帯同した保育士やバスの運転手に問題があると考えられていました。

 

でも、その体制のまま、新たに運行すれば、帯同した保育士やバスの運転手の状態によっては、次にまた同じことが起こりうるわけです。

 

「エラーは組織で解消する」は組織のリーダーにはぜひご一読いただきたい内容です。

 


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【作者プロフィール】

 くればやし ひろあき

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1978年8月12日生まれ 愛知県名古屋市出身 愛知県刈谷市在住
妻と3人の子ども(高2、中3、小4)の5人家族

大学卒業と同時に名古屋市立の中学校の先生になりました。
小中高とサッカーに明け暮れていましたので、サッカー部の先生がやりたくて、学校の先生になったようなものでした。

ちなみに、名古屋グランパスを応援しています。

 

 

初任校の先生としては、あまり例がないそうですが、中学夜間学級の講師もさせていただきました。
教職員組合の支部の青年部長をさせていただいたり、全国の教育研究発表の場で研究を発表させていただくなど、わりと順風満帆な教員生活でした。

2007年、最初の人事異動で当時市内で最も荒れた中学校に赴任しました。ひょんなことから、そんな学校の生徒指導主事に選ばれて奔走することに。

生徒指導主事を2年、進路指導主事を1年務めました。

 

 

その成果が認められ、2012年文部科学省から派遣されて上海日本人学校浦東校に赴任。当時児童生徒数が世界最大の日本人学校で、またも生徒指導部長を2年間務めました。

 

上海で様々な起業家にお会いし、起業の意思を固め2015年に帰国。名古屋で唯一の小中一貫校である名古屋市立の中学校に異動。学年主任、進路指導主事を兼務する多忙な中、ブログとメールマガジンの執筆をスタートします。 

 

2017年退職して独立。ママコミュニティーの運営やイベントの主催、全国にて子育て講座や講演活動を始めました。

 

「9月1日は子どもたちが最も自ら命を絶つ日」ということを知り、子どもたちに命の大切さを啓蒙する映画上映会を企画。クラウドファンディングで100人の支援者から80万円を資金調達し、 愛知県内8会場で映画上映会を主催。のべ1000人を動員しました。

 

その成果が認められ、市民代表として刈谷市自殺対策推進委員を市より委嘱されました。

 

 

2018年からは「児童虐待」にスポットを当て、「虐待してしまうママを責めるのではなく、そんなママに手を差し伸べることこそが、子どもの命を守ることにつながる」と考え、 『子育て万博 2018』『子育て万博 2019』(愛知県安城市)を主催。100人以上のスタッフとともにイベントを開催して300人以上を動員しました。

 

「教室をあたたかく」をテーマに、学校の先生10数人と書家15人とともに『子どもとつながるしつもんカレンダー』を製作・販売。また『子育て万博』のテーマソングをシンガーソングライターの岡谷柚奈さんに依頼し『ありがとう』のCD製作・販売。

 

コロナ禍で講演会の依頼がピタリと止んだのを機に、TikTok配信をスタート。教育系TikToker『くれちゃん先生』として毎日動画配信。フォロワー数は11万人、トータルいいね数430万回。

 

2020年11月に株式会社ミナクル組織研究所として法人化。

 

経済産業省の事業再構築事業として、人事支援アプリ『CrewDocks®』を開発。初めての著書『自走する組織の作り方 統率力不要のリーダー論』(青山ライフ出版)を2022年7月に出版。

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