メルマガ『ハッピーな先生のハッピーな教室』 - バックナンバー

子どもを孤立させないために必要なこと No.204

配信時刻:2015-11-24 06:00:00

人間関係を整える専門家、くれちゃん先生こと くればやしひろあきです。

014.jpg

 

おはようございます、◯◯◯さん。

今日もメルマガをお送りさせていただきますね!

 

さぁ、学期末が近づいてきました。

そろそろ定期テスト!

そして、成績も出さなきゃ!

中3は懇談会もありますか?

所見を書かなきゃいけない学校もありますね。

ここからは大忙し。

to doリストをつくって、計画的に進めていきましょうね。

早め早めが大切です!


子どもを孤立させないために必要なこと No.204

 

1、教室で孤立する子は、おとなしい子ばかりではない

教室の中で孤立してしまう子がいます。

そう言われると、「おとなしい子」をイメージするでしょう。

 

口数少なく、引っ込み思案。

自分から飛び込めない子。

 

 

ただね、おとなしいから孤立するって子は、僕の見てきた限り少ないように感じます。

おとなしい子は、おとなしい子同士で上手に人間関係を育んでいきます。

 

 

教室でひとり、本を読んでいると、なんだか心配してしまうのだけど。

当人に聞くと「本を読みたいから、一人でいい」って…。

 

もちろん、心からそう言っているのかはわかりませんが、必要なときは友だちと楽しそうにしているから、いいのかなって思います。

 

一般的な孤立する子のイメージ。

それよりも多いのは、こんな子ではないでしょうか。


2、人の気持ちをなかなか理解できない子

人の悪口を平気で言ってしまう子がいます。

本人に悪気はありません。

 

見たものをそのまま口にしてしまうのです。

「太ってるね」

「頭、悪いね」

本人に相手を傷つけている意識はありません。

でも、言ってしまうのですね。

 

「そんなこと言っちゃダメでしょ?」と言われても、気が付けません。

「太っている子に太っていると言うのが、なぜダメなの?

 言われていやなら、痩せればいいじゃん」

そんなことを平気で言ってしまうのです。

 

また、力の加減がわからない子もいます。

クラスメイトが友だちの肩をポンと叩く。

「おい!◯◯!」

「なんだよ!痛て〜な」って笑いあってる。

 

すると、同じ調子でバーン!って叩いちゃう。

叩かれた方がすごく痛そう。

 

でも、当人は気がつかない。

「それは痛いんだよ」

と伝えても、

「なんで僕だけ注意するの?

 あの子も叩いていたよ」

となる。

 

それほど仲良くない子も叩いてしまってトラブルになる子もいます。

 

隣の子がノートを書いてると、それを取り上げて自分が写し出す子。

「えっ⁉︎私、まだ書いてるのに!」

「でも、私、写させてくれないと書けないもん。目が悪いから」

なんて言ってトラブルになる。

 

列に並べないで、横入りしてしまう。

人の物を平気で使う。

うまく気持ちを言葉にできなくて、すぐに暴力を振るってしまう。

 

そういう子が、どの教室にも一人ぐらいいるのではないでしょうか。

 

だんだんと周囲の子は近づかなくなってきます。

場合によっては、保護者から「あの子とは関わらないで」と言われてしまうような子もいるわけです。

どんどん孤立していきます。


3、アンタッチャブルな存在にしてしまう

 

僕は常々

「いじめは許さない!」

と口にしてきました。

 

生徒指導の先生!

怖い顔!

だったからかはわかりませんが、子どもたちは、僕の言葉をちゃんと守ってくれました。

 

すると、いじめが起きない代わりに、以前のクラスで「孤立」していた子が、僕のクラスでは逆にアンタッチャブルな存在になっていくことがありました。

 

好き放題していても、周囲は文句も言えない。

のびのびと暮らしています。

 

「学校が楽しいって言うようになりました」

保護者も喜んでくれるようになりました。

 

一方で、他の子どもたちが不満を抱えるようになってきました。

若い僕には、そのバランスをうまく取ることができなかったのです。


4、必要なのは、理解なのか、我慢なのか

 

今でも、そのバランスを上手に取ることはなかなか難しいなと感じます。

 

やはり、双方にきちんと伝えていくべきです。

 

周囲の理解で「いじめ」が起きないこともあります。

周囲の我慢で「いじめ」が起きないこともあります。

 

理解は大事。

動作やしゃべり方に特徴があるとか、勉強やスポーツが苦手とか、そんなことを攻撃することはあってはならないことです!

きちんと指導していくべきこと。

相手のことを理解してあげて、苦手なら助けてあげればいい。

動作が遅いなら待ってあげればいい。

 

そこはもう、理解が大事。

 

でも、我慢が必要ならば、きちんとそこは説明していくべきだと思っています。

周囲の子どもたちの我慢で成り立っているとしたら、それはきちんと先生が伝えていくべき。

そうやって、先生がそこから逃げないことが、いじめの抑止にもつながると思うのです。

 

「先生は、あなたの言ったことは悪口だと思う!

 太ってる人に太ってるって言って、何が悪いの?ってあなたは言う。

 でも、それは人を傷つける言葉。

 見たものをそのまま伝えているだけとあなたは言うけれど、それは人と人との関わりの中では、許されることがないこと」

 

 

もちろん、なかなかその子のお腹には落ちていかないでしょう。

でもね、落ちなくたっていいんです。

 

「ちゃんと、先生も叱ってくれている」

そういう想いを、周囲の子にもってもらうのは大事なことです。

そこ、満たしてあげるんですね。

 

そのうえで、「だからと言っていじめていいことにはならない!」ってことも、きちんと伝えていく。

 

物事には裏と表があります。

どちらもきちんと手を差し伸べていきたい。

 

どちらか一方を指導するからうまくいきません。

裏も表も指導していくことが大切です。

 

その一つの基準は、「理解」なのか、それとも「我慢」なのかというところです。

 

アンタッチャブルな存在にしていくと、周囲も不満を抱えていくことになります。

それは、やがて目の前ではなく、目に見えないところでのいじめにつながっていくと思うのです。

 

ネット上や大人の見えないところで蠢く悪意。

そうなってから手を差し伸べるのは、カンタンなことではありません。


ハッピーな先生になるためのステップ

 子どもたちを孤立させないために必要なのは、そこから逃げない先生の勇気

 


◯◯◯さん、今日のメールマガジンはいかがでしたか?

感想などは返信メールでよろしくお願いします。

 

btn_line.png

↑クリックしてね!

 

LINEでも繋がっていただけるとうれしいです。


子どものタイプ診断はこちら

グレー、夏・子ども、楽しい思い出、Facebook投稿-2.jpg

↑画像をクリックしてね

 

 


Amazonにて好評発売中!

くればやしひろあき著
『自走する組織の作り方 統率力不要のリーダー論
 (青山ライフ出版)

書籍販売はこちら

IMG_8859.JPG

 

 

くればやしひろあき著
『どうしたら運のいい人になれますか?』
 (ミナクル組織研究所 出版部)

電子書籍はこちら

電子書籍『どうしたら「運のいい人」になれますか?』出稿表紙.jpeg


毎月27日は学校の先生向けオンライン勉強会

1139599.png

学校や幼稚園の先生、保育士さんがご自由にご参加いただけます。

 

https://www.facebook.com/groups/rashikusaku.educationstudygroup

 


Youtube動画2643892.png↑クリックしてね

 

 

Twitter

Twitter.jpg

↑クリックしてね

 

 

TikTok

スクリーンショット 2022-06-29 13.28.50.png↑クリックしてね

 

 

Voicy

スクリーンショット 2022-06-29 13.21.46.png
↑クリックしてね


 

【作者プロフィール】

 くればやし ひろあき

033.jpg

 

 

1978年8月12日生まれ 愛知県名古屋市出身 愛知県刈谷市在住
妻と3人の子ども(高2、中3、小4)の5人家族

大学卒業と同時に名古屋市立の中学校の先生になりました。
小中高とサッカーに明け暮れていましたので、サッカー部の先生がやりたくて、学校の先生になったようなものでした。

ちなみに、名古屋グランパスを応援しています。

 

 

初任校の先生としては、あまり例がないそうですが、中学夜間学級の講師もさせていただきました。
教職員組合の支部の青年部長をさせていただいたり、全国の教育研究発表の場で研究を発表させていただくなど、わりと順風満帆な教員生活でした。

2007年、最初の人事異動で当時市内で最も荒れた中学校に赴任しました。ひょんなことから、そんな学校の生徒指導主事に選ばれて奔走することに。

生徒指導主事を2年、進路指導主事を1年務めました。

 

 

その成果が認められ、2012年文部科学省から派遣されて上海日本人学校浦東校に赴任。当時児童生徒数が世界最大の日本人学校で、またも生徒指導部長を2年間務めました。

 

上海で様々な起業家にお会いし、起業の意思を固め2015年に帰国。名古屋で唯一の小中一貫校である名古屋市立の中学校に異動。学年主任、進路指導主事を兼務する多忙な中、ブログとメールマガジンの執筆をスタートします。 

 

2017年退職して独立。ママコミュニティーの運営やイベントの主催、全国にて子育て講座や講演活動を始めました。

 

「9月1日は子どもたちが最も自ら命を絶つ日」ということを知り、子どもたちに命の大切さを啓蒙する映画上映会を企画。クラウドファンディングで100人の支援者から80万円を資金調達し、 愛知県内8会場で映画上映会を主催。のべ1000人を動員しました。

 

その成果が認められ、市民代表として刈谷市自殺対策推進委員を市より委嘱されました。

 

 

2018年からは「児童虐待」にスポットを当て、「虐待してしまうママを責めるのではなく、そんなママに手を差し伸べることこそが、子どもの命を守ることにつながる」と考え、 『子育て万博 2018』『子育て万博 2019』(愛知県安城市)を主催。100人以上のスタッフとともにイベントを開催して300人以上を動員しました。

 

「教室をあたたかく」をテーマに、学校の先生10数人と書家15人とともに『子どもとつながるしつもんカレンダー』を製作・販売。また『子育て万博』のテーマソングをシンガーソングライターの岡谷柚奈さんに依頼し『ありがとう』のCD製作・販売。

 

コロナ禍で講演会の依頼がピタリと止んだのを機に、TikTok配信をスタート。教育系TikToker『くれちゃん先生』として毎日動画配信。フォロワー数は11万人、トータルいいね数430万回。

 

2020年11月に株式会社ミナクル組織研究所として法人化。

 

経済産業省の事業再構築事業として、人事支援アプリ『CrewDocks®』を開発。初めての著書『自走する組織の作り方 統率力不要のリーダー論』(青山ライフ出版)を2022年7月に出版。

バックナンバー一覧

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10  Next >> {143}