メルマガ『ハッピーな先生のハッピーな教室』 - バックナンバー

子供の◯◯◯を引き出すのが教育 No.654

配信時刻:2017-02-17 06:00:00

人間関係を整える専門家、くれちゃん先生こと くればやしひろあきです。

014.jpg

 

おはようございます、◯◯◯さん。

今日もメルマガをお送りさせていただきますね!

 

久々に38℃を越える発熱。

歩くだけで響く頭痛。

完全にダウンです。

 

昨日は高校入試の書類を点検し袋詰めする作業日でした。

なんとか、そこまでがんばりたかったのですが限界。

 

すべての調査書、推薦書を作成し押印。

受領書の作成。

出願用の封筒を作り、警察まで収入証紙を買いに行く。

まさに馬車馬のように働きました。

「37℃台のうちはがんばろう」と思ったのですが…。

38℃になったところでダウンでした。

 

来週出願に行ってくれると、進路指導主事として仕事は一段落。

あとは卒業まで学年主任として働くだけ。

やらなきゃいけないことは山積み…。

本当は休んでる暇はないのですが。

 


講演会『人は人を幸せにするために生まれてきた』

日時:2017年4月2日(日)
   13時30分〜17時

 ▽▽▽お申込みはコチラ▽▽▽
http://kokucheese.com/s/event/index/444294/

 


子供の◯◯◯を引き出すのが教育 No.654

 

education、それは「引き出す」を意味するラテン語を語源としている。

つまり、教育とは外からの働きかけにより、その子の可能性を引き出すお手伝いをすることである。

 

ところが、現在の教育は国家の方針に沿った人間を作ることが目的になってしまっている。

小学生のうちから英語を教科化する。

プログラミングの授業が始まる。

道徳が教科に位置付けられる。

今回の学習指導要領改定では、これらの話題を耳にする。

 

公教育とは、日本に在住するすべての子供たちが等しく受けることのできる教育である。

ポイントはすべての子供たちである。

 

すべての学問の基礎を義務教育で学ぶ。

義務教育で学んだことをベースにして、自分の興味関心に合わせて高等教育を受ける。

公教育である「学校」は、基礎基本を身につける場である。

 

果たして、プログラミングや英語が、すべての子供たちに必要であろうか。

「世界基準で考えると」とか「人工知能が」とか言うのだけれど。

子供の心配をする前に、大人の心配をした方がいい。

先に淘汰されるのは大人の方だ。

 

プログラミングや語学をいうものは、基礎基本のうえに積み上げられるものではないだろうか。

 

プログラミングに興味をもった子はプログラミングを学べば良い。

英語に興味をもった子供は、英語を学べば良い。

コンテンツとして与えることは重要である。

だが、深く学ぶことを強制する必要はない。

 

いろんなコンテンツに触れ、自分の興味関心に合わせて、さらに学んでいく。

何を学ぶかを子供たちが選ぶというのは、主体的に学ぶといううえでも、大切にしたいことだ。

 

「オリンピックもあることだし、観光立国を目指すから英語教育を」などと考えるのは安直である。

ところが、教育が国家の方針に従って意図した通りの人間を育てようとしたとき、教育活動はその道を誤ることになる。

そのことは、歴史が証明している。

 

かつての教育現場では、戦争に行って死ぬことを美徳として教えていた時代があった。

先生たちは、どのような気持ちで教え子を戦場に送り届けていたのだろうか。

今の僕らにはわからない。

だが、教え子が死ぬことに納得していた教師などいるはずがないと信じている。

 

 

さて、教育とは「引き出すこと」である。

ところが、昨今の教育はtrainingでありInstructionとなっている。

何かを身につけさせることにばかりに目が向いてしまっている。

身につけるものは最低限で良いのだ。

最低限とは「読み・書き・そろばん(計算)」である。

これらが大切であることは、もう大昔から言われている。

 

ところが、基礎基本を徹底せぬままに学習活動は進行していくことになる。

カリキュラムに沿って次から次へと新しい内容が詰め込まれていく。

分厚い教科書には、「教えなければならないこと」があふれている。

教えきれないものは、宿題となる。

 

 

すると、基礎基本というベースができていない子供たちは、次から次へと脱落していくことになる。

学習とは積み上げである。

一度手にした負債は、次時の学習でも負債となる。

足し算がわからぬままに引き算を学び、ひらがなが書けぬままに漢字を学ぶことになる。

これでは、学ぶことそのものに苦痛を感じる子供がいても不思議ではない。

 

忘れてはいけないことがある。

学校は子供を「篩(ふるい)」にかける場所ではない。

学校は国家の意図通りの人間を生産する工場ではない。

義務教育では、基礎基本で良い。

そして、そのベースのうえでそれぞれの興味関心に合わせて学習を広げていくのが良い。

 

あれもこれもと欲張ると、結局何も手に入れられなくなってしまうのだ。

何度も書くが、教育とは「引き出すこと」である。

子供たちの可能性を引き出す場所が学校である。

学校が「子供たちの可能性」を奪ってはいないか。

そのことを危惧している。

 

最後に、学校を表すschoolの語源を書き記しておきたい。

schoolの語源は、ラテン語のscholaである。

このscholaは、古代ギリシア語のscholeからできた言葉だとされている。

 

scholeとは「暇」を意味している。

古代ギリシャでは、学問ができるのは生活に余裕のある貴族だけであった。

生活の余暇を利用して学んでいたのだ。

schoolの語源であるラテン語のscholaは「暇つぶしの場所」を意味している。

 

学校は暇つぶしの場所だったのだ。

 

ところが最近の学校は忙しすぎる。

あれもしなければならない。

これもしなければならない。

教師にも子供たちにも、疲弊してしまっている者は多くいる。

 

現在の学校教育は、すべての子供たちの成功をコミットできてはいない。

公教育が合わない子供は存在する。

それは悪いことではない。

学校には、公教育には、限界があるのだ。

 

そこで、公教育ではない選択も、少しずつ拡がりを見せている。

サドベリースクールなどオルタナテイブ教育を行う学校やフリースクール。

それから、ホームスクーリング。

学び方を選ぶ時代が始まっている。

 

だが、「学校に行かなければならない」という固定観念は根強い。

「学校に行かない」という選択を認めたとき、実は子供の可能性は拡がるのだ。

公教育が合う者もいる。

部活動に汗を流し、教室でひたむきに学ぶ者もいる。

そのような子供たちは、「公教育」を選べばいい。

 

一方で、公教育が合わない者もいる。

そのような子供たちは、「公教育」以外を選べばいい。

 

学び方を選ぶのは、子供である。

国家の戦略に従って、意図した通りの人間を育てようとしてはいけない。

親の意図した通りに子供は育たないように、国が意図した通りにだって育たないのだ。

 

教育とは、可能性を引き出すことである。

子供たちの内側には、無限の可能性が詰め込まれている。

そのような子供観に基づいたとき、教育の本質が見えてくるのである。

 


子育てに迷ったときに出逢いたい100の言葉

子供の可能性を引き出すのが教育です。

 


◯◯◯さん、今日のメールマガジンはいかがでしたか?

感想などは返信メールでよろしくお願いします。

 

btn_line.png

↑クリックしてね!

 

LINEでも繋がっていただけるとうれしいです。


子どものタイプ診断はこちら

グレー、夏・子ども、楽しい思い出、Facebook投稿-2.jpg

↑画像をクリックしてね

 

 


Amazonにて好評発売中!

くればやしひろあき著
『自走する組織の作り方 統率力不要のリーダー論
 (青山ライフ出版)

書籍販売はこちら

IMG_8859.JPG

 

 

くればやしひろあき著
『どうしたら運のいい人になれますか?』
 (ミナクル組織研究所 出版部)

電子書籍はこちら

電子書籍『どうしたら「運のいい人」になれますか?』出稿表紙.jpeg


毎月27日は学校の先生向けオンライン勉強会

1139599.png

学校や幼稚園の先生、保育士さんがご自由にご参加いただけます。

 

https://www.facebook.com/groups/rashikusaku.educationstudygroup

 


Youtube動画2643892.png↑クリックしてね

 

 

Twitter

Twitter.jpg

↑クリックしてね

 

 

TikTok

スクリーンショット 2022-06-29 13.28.50.png↑クリックしてね

 

 

Voicy

スクリーンショット 2022-06-29 13.21.46.png
↑クリックしてね


 

【作者プロフィール】

 くればやし ひろあき

033.jpg

 

 

1978年8月12日生まれ 愛知県名古屋市出身 愛知県刈谷市在住
妻と3人の子ども(高2、中3、小4)の5人家族

大学卒業と同時に名古屋市立の中学校の先生になりました。
小中高とサッカーに明け暮れていましたので、サッカー部の先生がやりたくて、学校の先生になったようなものでした。

ちなみに、名古屋グランパスを応援しています。

 

 

初任校の先生としては、あまり例がないそうですが、中学夜間学級の講師もさせていただきました。
教職員組合の支部の青年部長をさせていただいたり、全国の教育研究発表の場で研究を発表させていただくなど、わりと順風満帆な教員生活でした。

2007年、最初の人事異動で当時市内で最も荒れた中学校に赴任しました。ひょんなことから、そんな学校の生徒指導主事に選ばれて奔走することに。

生徒指導主事を2年、進路指導主事を1年務めました。

 

 

その成果が認められ、2012年文部科学省から派遣されて上海日本人学校浦東校に赴任。当時児童生徒数が世界最大の日本人学校で、またも生徒指導部長を2年間務めました。

 

上海で様々な起業家にお会いし、起業の意思を固め2015年に帰国。名古屋で唯一の小中一貫校である名古屋市立の中学校に異動。学年主任、進路指導主事を兼務する多忙な中、ブログとメールマガジンの執筆をスタートします。 

 

2017年退職して独立。ママコミュニティーの運営やイベントの主催、全国にて子育て講座や講演活動を始めました。

 

「9月1日は子どもたちが最も自ら命を絶つ日」ということを知り、子どもたちに命の大切さを啓蒙する映画上映会を企画。クラウドファンディングで100人の支援者から80万円を資金調達し、 愛知県内8会場で映画上映会を主催。のべ1000人を動員しました。

 

その成果が認められ、市民代表として刈谷市自殺対策推進委員を市より委嘱されました。

 

 

2018年からは「児童虐待」にスポットを当て、「虐待してしまうママを責めるのではなく、そんなママに手を差し伸べることこそが、子どもの命を守ることにつながる」と考え、 『子育て万博 2018』『子育て万博 2019』(愛知県安城市)を主催。100人以上のスタッフとともにイベントを開催して300人以上を動員しました。

 

「教室をあたたかく」をテーマに、学校の先生10数人と書家15人とともに『子どもとつながるしつもんカレンダー』を製作・販売。また『子育て万博』のテーマソングをシンガーソングライターの岡谷柚奈さんに依頼し『ありがとう』のCD製作・販売。

 

コロナ禍で講演会の依頼がピタリと止んだのを機に、TikTok配信をスタート。教育系TikToker『くれちゃん先生』として毎日動画配信。フォロワー数は11万人、トータルいいね数430万回。

 

2020年11月に株式会社ミナクル組織研究所として法人化。

 

経済産業省の事業再構築事業として、人事支援アプリ『CrewDocks®』を開発。初めての著書『自走する組織の作り方 統率力不要のリーダー論』(青山ライフ出版)を2022年7月に出版。

バックナンバー一覧

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10  Next >> {143}