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【生徒対応で気にしておきたいこと(4)】 「教師の天職相談室」メール講座

配信時刻:2025-01-17 12:40:00

【生徒対応で気にしておきたいこと(4)】 「教師の天職相談室」メール講座


こんにちは!
「人生は、そして運命は、自分で作り出すことができる」

-日本から教師の自殺・うつ・過労死をなくす活動家-
教職歴25年、教師の転職コンサルタント/教師専門のキャリア・コーチ藤井秀一です。

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シリーズで、生徒対応で気になっていることをお話ししています。
前回は 【子どものストレスを考える】 をテーマにお話ししました。

本日も前回に続き、子どもたちのストレスについて考えてみます。
お仕事でのご参考となれば、うれしく思います。



<3.ストレスに対する誤解>

「ストレスは人の心をむしばむ悪いものだ」
そういった一方向からの意味づけがよく見られるように思います。
しかし、ストレスにはそのような 「完全な悪」 とは呼べない一面があるのです。

ストレス対応の中で、精神的にも技能的にも、人は少なからず成長していきます。
心の耐性が強くなったり、技能の習得・向上が実現したりするからですね。
十分に悩むことで、人間的な成長が促進される一面もあるということなのです。

また、「ストレス要因を完全に排除すべき」 と考える人もいるようですが・・・
それは物理的に不可能ですし、仮に実現しても決して好ましい状況とは言えません。
なぜなら、ストレス耐性のまったくない、弱い人物となる危険性が高いからです。

物事はバランス・・・
精神的・技能的な成長に役立つ形でストレスを活用できるバランスが好ましいですね。
生徒さんにも、この点は意識してもらえるように解説なさってください。



<4.ストレスに負けやすくなると?>

バランスが崩れ、ストレスが過大になって来ると、ストレスに負けやすくなりますね。
そんな時にはどのような心配が生まれるのでしょうか。
一般的な心配事項を書き出してみると・・・

◇不登校・引きこもり(自己否定からの防衛)
 自分を 「無意味な存在」 と思いたくない防衛本能によると考えられます

◇家庭内暴力(イライラと罪悪感の同居)
 怒りの吐き出し方がまだよくわからない状態 → 傾聴の回数を増やしましょう

◇自傷行為(自己無価値感覚)
 自分の存在そのものを否定したくなっている状態で、最悪の結果も想定されます

◇薬物乱用(現実逃避)
 一直線に犯罪へと進んでしまう危険性も考えられます

基本的な対応としては、傾聴と承認に徹していくこととなります。
その際、大人の価値観で勝手な意味づけや解釈をしないことが極めて大切です。
「私は受容・共感されている」 という安心感を持ってもらうことが優先となりますね。

(おさらい)
◇受容・・・ただあるがまま、今の状態そのままを受け止める
  「なるほど、今のあなたは○○という気持ちなんだね」
◇共感・・・相手の感情の変化を共にたどっていく
  「なるほど、○○なことがあって○○と感じているんだね」



<5.ストレスが飽和状態を超えると?>

抱えきれないストレスにより、限界を超えてしまうとどうなるのでしょうか。
多くの場合、精神疾患へとつながってしまう可能性が考えられます。
私が今までに接してきた生徒たちにおいては、下記のような事例が見られました。

◇社交不安障害(SAD)
 人の集まる場で強い不安を生じ、過呼吸などの身体症状もあり得ます

◇摂食障害
 食べ戻しや食事拒否などが見られ、心と体の両方が追い詰められていきます

◇強迫性障害(OCD)
 考えたくないことが何度も頭に浮かび、回避のために同じ行動を繰り返します
 (一般的には洗浄強迫や確認強迫などが挙げられますね)

◇適応障害・うつ病など
 環境の不適合が心身にのしかかり、思う通りの生活が困難となっていきます

各症状の詳細を記載しますとブックレット級の文字数となってしまいます。
恐縮ですが、その点につきましてはネット等でのご確認をお願いいたします。

生徒さんのストレスは、おそらく見た目以上に重くなっていることと思います。
小さな変化も見逃さずにとらえていきたいものですね。



前回と今回の記事では、生徒さんの抱えるストレスについてお話ししました。
ただ、もしかしたら、読んでいて苦しさを覚えた場面はなかったでしょうか?

もし 「あったよ」 ということならば・・・
あなたご自身が処理しきれないほどのストレスを抱えているのではないかと心配です。
もう一度、他の誰でもなく、ご自分のために読み返していただけましたら幸いです。

さて、次回は子どもたちの抱えるトラウマについて考えてみたいと思います。
引き続きよろしくお願いいたします。

お急ぎで何らかの対策・対処法が必要な方は、とりあえずご質問ください。
このメールへの返信でけっこうです。
その場で回答できる限りのことをお伝えしたいと思います。


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☆教職歴25年の国家資格キャリアコンサルタント
  藤井 秀一(ふじいひでかず)


NPO法人 日本プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー協会
・監事/キャリア教育事業部長
・エグゼクティブ・コーチ
・プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー
・認定エイジング・アドバイザー

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