1日1分365日「育てにくい子」の未来を変える ママの一言で幼児の脳を育てる魔法のコミュニケーションレッスン - バックナンバー
学習障害のKちゃんとお母さんに教わった、子育ての「本質」
配信時刻:2020-12-15 08:00:00
おはようございます、石澤です!^^
私は大学院生の頃、
日本の特別支援教育を
牽引する先生の研究室に入っていました。先生の専門は
学習障害。LDです。日本で初めてのLDの
スクリーニング検査を
一緒に作ったり、WISCという知能検査の
日本版を作るときにも
お手伝いをしてきました。そんな先生が
ある教育出版系の大手企業に
依頼を受け、発達障害の子のための
学習塾の創設を試みたことがあります。LDというのは、
日本の中ではとてもわかりづらい
立ち位置にいる障害だと思います。医学でいうLDと
教育でいうLDが全く違うからです。
教育でいうLDって
「知的発達に遅れはないが、
聞く、話す、読む、書く
計算する、推論するのどこかに特異的な
苦手さがある」場合を「LDがある」と捉えます。
こんなの、
発達障害の子や、
凸凹キッズたちは
どこかしらに当てはまるよね〜。という状態です。
難しいのは、
同じ「聞く」が苦手だとしても
一人一人によって、苦手な理由が違ったり、
伸ばし方が違ったりします。日常生活の支援は
ある程度の知識でできても、学習支援となると、
相当の専門性が必要になるよね、
というのが発達の子供たちへの
勉強の教え方の常識です。私がこの教室で担当した
一見普通の女の子、Kちゃんは小学校1年生でしたが、
ひらがなの特殊音(小さい「やゆよ」、小さい「つ」、伸ばす音など)が何度やっても理解できなくて困っていました。お母さんと相談して、
ひらがなの読み書きができるように、
と指導計画を立て、勉強をスタートしました。
ですが、
Kちゃんの一番の問題は、「やる気」。
もうすっかり
勉強への自信をなくしていて、教室へ通ってきていても
つまんなーい。帰りたーい。
こんなのできないもん。
となってしまうのです。
斜に構えた態度に
お母さんは「先生にそんな失礼な態度
とるんじゃありません!」としかり、
Kちゃんは泣いてしまう・・・ということが
何度かあった時、私はKちゃんの勉強指導の前に
お母さんのサポートをすることに
方針をシフトしました。お母さんと相談して、
まずは、Kちゃんの
勉強以外のところの自信を
しっかり回復することから
始めましょう。と方針を決めました。
お母さんにKちゃんの自信回復に
徹してもらい、
私はそのサポートをする、
という形を取ったのです。家では、
できているところだけ
しっかりしっかり褒めてもらい
どんな様子か報告してもらいました。お母さんが褒められない時は
こんな視点があるんじゃないですか?
とアドバイスしたり、お母さんが顔晴っていることを
私が褒めたりしながら
進みました。教室へ来たときも、
苦手なひらがなではなく、Kちゃんの大好きな
点つなぎのワークをしたり、
カルタを一緒に作ったりと、うまくできた〜!
の体験を作ることを
重要視していきました。苦手なところを、
なんとかできるように!と学校でも家でもやられていたKちゃんは
すっかり自信を無くして、その表現として、
先生の揚げ足を取ったり、
屁理屈を言ったりしていただけで、できるね、
楽しいね!が積み重なると
自分からちゃんと苦手にも
取り組もうとしていきました。なんと、
読み書きできなかった
ひらがなの特殊音、
自分でできるようになっちゃったんです。私たちがやったのは
勉強を教えることじゃなくて
Kちゃんの自信を回復すること、
ただそれだけでした。子どもって
結構自分の課題を
わかっているんだな〜。自信が溜まれば
ちゃんと自分の課題にも
取り組もうとし始めるんだな〜。Kちゃんの姿を見て
私も学ばせてもらいました。自分から前向きに
勉強に取り組むKちゃんの様子に
お母さんが涙を浮かべていたのを
今でも鮮明に覚えています。専門的な指導が必要だから、と
研究協力を申し出る形で私たちのプロジェクトに
応募してこられた
Kちゃんのママ。とても教育熱心で、
子どもの将来のために
できないことは早めに訓練しないと!と思っておられたそうです。
だけど、
子育ての本質ってできないことをできるように
することだけじゃないんですね。自分で伸びる力を
信じてあげること、自分で伸びる力が
発揮されやすいように
ちょっとだけ手を貸してあげること。やっぱり
お母さんとのコミュニケーションが
一番大事なのだな、と
学びました。Kちゃん親子に教えてもらった
大事な本質は、今の自分の子育てにも、
発コミュというお仕事の中にも大切な軸として
持ち続けています^^今日のお話はここまでです。
◯◯◯さんが
感じたこと、
よかったら教えてくださいね^^では!
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