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教科に対する関心・意欲・態度 No.509
配信時刻:2016-09-24 06:20:00
人間関係を整える専門家、くれちゃん先生こと くればやしひろあきです。

おはようございます、◯◯◯さん。
今日もメルマガをお送りさせていただきますね!
昨日は、若い先生と評価についての話をしていました。
こういうことって、なかなか難しい問題です。
中3ともなると、成績に対して親も子もシビアな視線を注ぎます。
中学校の評価は、受験制度とリンクしている部分があります。
いわゆる内申点というやつです。
これは、本来は子どもたちを救済する制度だなと思っています。
試験当日の筆記テストで、思うように点数が取れない子もいるわけです。
その日の体調もあります。
苦手なところばかりが出題されるなんてこともあります。
でもね、そういう子たちも日ごろの中学校でのがんばりを評価して合否の材料にしてくれるわけですね。
もちろん、テスト一発で合否を決める学校もあります。
でも、多くの学校は日ごろのがんばりも評価してくれます。
そのおかげで、「進学先がない」と路頭に迷う子どもは少ないわけです。
ところが、「とにかく内申点を上げなきゃ」ってなってしまう。
少しでも偏差値の高い学校に行かなければならない。
いい成績にならなきゃいけない。
そう考えて苦しんでいるのですね。
今ある力を正当に評価し、その力に見合った進路に進めばいいのになぁと思います。
ということは、私たちは「正当に評価する」ということに対して、真摯に向き合う必要があるのですね。
教科に対する関心・意欲・態度 No.509
1、忘れ物で評価する
忘れ物をチェックする。
それを「関心・意欲・態度」で評価する。
よくあることです。
でもね、僕はそこに疑問を感じたの。
忘れ物をするから、関心がない。
忘れ物をしない子は、関心がある。
それって本当なのでしょうか?
だってね、大人だって忘れ物するでしょ?
うっかり忘れることってあるじゃない?
よくよく持ち物を確認するんだけど。
旅行のときなんて、ちゃ〜んと何か一つぐらい忘れてる。
でもね、旅行への関心・意欲・態度なんて最高にAだよね。
でもさ、忘れることあるもん。
だって、人間だもの。
成績に入るから忘れ物をしないとしたら、それって意欲が高まったことになるんでしょうか。
それって教科への関心ではなく、成績への関心なんじゃないだろうか。
確信がもてませんでした。
ですから、もうここ10年忘れ物なんてチェックしてないんですね。
申告はさせるけど、それは支援するため。
ノートを忘れた子にプリントを用意するため。
教科書を忘れた子に代わりを用意するため。
「先生、ノートを忘れました」
「じゃあ、このプリントを使っていいよ」
「先生、教科書忘れました」
「じゃあ、先生のを貸してあげる」
そういうやり取りのために、申告はさせています。
2、チェックしないと、忘れ物が続出する?
成績をつけるためにチェックしたりはしてないんですね。
それじゃあ、忘れ物をする子が続出するのでは?
そんなふうに質問されることがあります。
若いころ、忘れ物を成績に入れていた時代がありました。
正直、今も昔も忘れてくる子の数には大差はないんです。
わざと忘れるわけではなく、基本にうっかり忘れてくるわけだから。
それにね、圧倒的に楽しい授業をするだけなんだよね。
やっぱり忘れ物をしたら、楽しくないでしょ?
どうしたって忘れ物があると、同じように取り組めないから。
結局、「忘れ物が続出するかも」なんて恐れはね、自身の授業力に起因していることが多いと思うの。
もっと授業力を磨きたい!
そう思って、ここまで来ました。
どんなに荒れた学校でも、有名私立高校にバンバン進む学校でも。
同じ気持ちで授業力を磨いてきました。
結局は、そこだと思うのです。
3、挙手しない子は意欲がないの?
ちなみに、挙手の回数とか、成績に入れたりしてます?
たくさん手を挙げたから、良い成績をつける。
それ、おかしいみたいですよ。
これね、文部科学省の調査官の講演で伺った話なんです。
たくさん挙手をするでしょ?
それは教科への関心でしょうか。
それとも、成績への関心でしょうか。
「教科に対する関心・意欲・態度は、そういうものではない」
「手を挙げる子は意欲があって、手を挙げない子は意欲がないなんてことはない」
そうやって、文部科学省の調査官の先生がお話になったのですね。
ですから、これはもう、そう理解していただいていいのだろうと思います。
だってね、
恥ずかしがり屋の子、自信のない子は手を挙げられないですよね。
じゃあ、その子たちは果たして意欲のない子なのでしょうか。
僕はそうは思いません。
ですから、先生のお手伝いをするとか、ましてや従順でいい子とか、そういうことで評価しているとしたら、おかしな話なわけです。
先日もあるお母さんから、こんな話をされました。
「学校の先生に気に入られないと成績がよくならない」
そんなことってあるのでしょうか。
あるのだとしたら、悲しいことですし、恥ずかしいことであるなぁとも思うのです。
ハッピーな先生になるためのステップ
正当に評価することは、子どもたちのがんばりへの敬意であることを忘れない。
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