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【生徒が本気になれない意外な理由】 「教師の天職相談室」メール講座

配信時刻:2025-05-18 15:00:00

【生徒が本気になれない意外な理由】 「教師の天職相談室」メール講座


こんにちは!
「人生は、そして運命は、自分で作り出すことができる」

-日本から教師の自殺・うつ・過労死をなくす活動家-
教職歴25年、教師の転職コンサルタント/教師専門のキャリア・コーチ藤井秀一です。

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「スマホ、買い替えたいな・・・」

ここ数週間の私の悩み、3年ほど使ってきた iPhone の調子が良くないこと。
当初から使い勝手が悪いなとは思っていたのですが、電池の減りも速くなりました。

次はAndroidにしようとネット検索しているうち、あることを思い出しました。
息子が高校3年生になる時、寿命を迎えたスマホを買い替えてやった時のことです。
今から 10 年くらい前のことでした。

驚いたのは、息子がスマホを操作する速度の速いこと!
店長さんの指示通りに、瞬時に意味を理解して、一瞬のうちに操作していました。

当時話題となっていた、ICT授業の現実味を見せつけられたような気がします。
ちょっと大げさかもしれませんけどね。
昭和脳の私には、新しい時代の風を感じた一日となったのでした。

実は、地元のお店が臨時休業ということで、隣の街までクルマで往復しました。
その車中で、息子から意外な言葉が投げかけられました。

息子 「このスマホ、中3になった時に買ってくれたんだよね」

藤井 「うん、そうだったね」

息子 「なんで受験生になるのにスマホ買ってくれたの? 普通は買わないよ?」

藤井 「え? なんで普通は買わないの?」



受験生だからスマホは買い与えない・・・!?
そんな発想は、私にはカケラもありませんでした。
もちろん今でも、そんな発想はあまりよく理解できません。

古くなったスマホは、彼が成績上位になったお祝いと進級祝いも兼ねていました。
別に 「成績が良くなったら買ってやる」 と約束していたわけではありません。
使っていたガラケーがたまたま不調になったタイミングだったのです。

それは中学3年生になる直前、つまり受験生となる状況での購入でした。
「ガラケーよりはスマホの方が受験勉強の調べものでも使いやすいだろう」
その程度にしか私は考えていませんでした。

「あの当時、同級生はみんなスマホを買ってもらえなかった」 とのこと。
スマホを手にすると、受験勉強をしなくなるからという理由だそうです。
いやいや・・・そんなばかな!!

その姿勢は、我が子に向かって 「お前は信用できない」 と言うのと同じです。
親がそんな姿勢を示しては、子どもも親を信じるはずがありません。
少なくとも自己肯定感を損ない、やる気をなくすのが当たり前です。

私は彼に、小さい頃から物事の因果関係について何度も話してきました。
結果には必ず原因があり、その原因は良くも悪くも自分が作り出すものだと。
それさえ理解できていれば、たかがスマホくらいで遊びに走ることはありません。

そういえば彼が、何度も 「本当にいいの?」 と聞いてきたことを思い出しました。
高価だから遠慮するのだと思っていましたが、どうやら違ったようです。(笑)
彼は私の考えをよく理解しており、成績が下がるといつも自発的に反省していました。



厳しく制限を付与することは、決して 『教育的な配慮』 ではありません。
「答えは必ず自分自身の中にある」
そう信じさせ、その答えに向かって努力することを学ばせるべきと考えます。

本人が必要だと思えば勉強もするし、自ら行動に制限も設けるものです。
その程度のことも信用してやれないようでは、向き合う姿勢が疑われてしまいます。
ですから私は、息子に対して過剰な制約を付与しないように気を付けていました。

彼が大学受験の戦場にいる時も、この考えは変わりませんでした。
スマホ、ゲーム、パソコン、ギターなど、一切の制限を設けなかったのです。
なぜなら、ふだんから 「自らの行動には結果が伴うものだ」 と教えてあったからです。

外的な制限ではなく、内面からの自己制御にこそ重要な価値があります。
目に見えた結果ではなく、自ら決断し、行動する意識をこそ評価すべきです。
それを何度も繰り返すことにより、自発的に判断する力が子どもに備わります。

この考え方は、高校教師をしていた頃からの私の信条です。
生徒が本気になれない時は、教師が自己肯定感を引き出せていないのです。
そしてその多くが、彼らを疑う姿勢から生じていることは言うまでもありません。

人生はバランスです。
やるべきことと、やらなくてもよいこととのバランスです。
まずは大人がそのバランスのとり方を自ら深く考えるべきだと思います。

少なくとも、子どもの意志を疑うことは、適切ではないと考えておきたいものです。
それって 「やらなくてもよいこと」 の代表格ではないでしょうか。


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  藤井 秀一(ふじいひでかず)


NPO法人 日本プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー協会
・監事/キャリア教育事業部長
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・プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー
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-近未来教育変革研究所-
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精神疾患で休職する教師を半減させます。
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