「教師の転職相談室」メール講座 - バックナンバー
【生徒対応で気にしておきたいこと(7完)】 「教師の天職相談室」メール講座
配信時刻:2025-01-22 14:00:00
- 【生徒対応で気にしておきたいこと(7完)】 「教師の天職相談室」メール講座
こんにちは!
「人生は、そして運命は、自分で作り出すことができる」
-日本から教師の自殺・うつ・過労死をなくす活動家-
教職歴25年、教師の転職コンサルタント/教師専門のキャリア・コーチ藤井秀一です。
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先週からシリーズで、生徒対応で気になっていることをお話ししています。
本日は 【生徒とのコミュニケーションの基盤】 について考えてみます。
この記事でシリーズは完了となります。
まず気にしておいていただきたい言葉、それは・・・
「頑張ってね、は重すぎる」 です。
子どもたちはできないなりに頑張っているもの。
そこへ 「頑張ってね」 の言葉が届くのは、精神的には負担になりやすい場面も。
小さなことかもしれませんが、気を配りたいポイントの一つです。
<1.指導・相談の基本姿勢>
指導や相談の際は、「傾聴」 が基本となります。
しっかり相手を見て、耳を傾け、心を用いて相手の話を聞き続けます。
その際、以下の7動作が基本スキルとなります。
◇うなづき・・・話を聴いているサインとなります
◇あいづち・・・話を理解したサインとなります
◇アイコンタクト・・・真剣に聴こうとする意識の表れです
◇繰り返し(オウム返し)・・・相手の話を聴いている証拠となります
◇要約(まとめ直し)・・・相手の話を理解できた証拠となります
◇うながし・・・「続きを聴きたい」 と示すことで、強い関心を表明できます
◇沈黙・・・沈黙は考えている最中ということなので、こちらも沈黙で待ちます
中でも特に覚えておいてほしいことがあります。
繰り返し(オウム返し)を使う際は、相手の発した言葉をそのまま用いてください。
特に感情を表す語句はしっかり拾って、他の言葉に変えずに返してあげましょう。
勝手に語句を変更すると、真剣に聴いてくれていないと思われてしまいますので。
なお、もしも「次はどう返事をしようかな?」 との考えが頭に浮かんだら・・・
それはもはや、傾聴とは呼べないことにはお気付きですよね?
すでに相手ではなく、自分に意識のフォーカスが向いてしまっているからですね。
<2.受容と共感が救済となる>
(1)受容
受容とは相手の状態や気持ちをそのまま受け止めることを言います。
今のまま、ただあるがままの相手の現状を受け入れる姿勢をとります。
「ああ、君は今、○○と思っているんだね」 と返すだけで大丈夫。
余計な解釈や意味づけはいっさい必要ありません。
「先生が受け止めてくれた」 と思ってもらえるようにしていきます。
(2)共感
共感は 「感情を共にする」 ことを言います。
相手の気持ちの変化を、相手と同じようにたどり直していく取り組みとなります。
この時、相手の感情に対する解釈は絶対に避けてください。
感情は解釈できるものではないからです。
ですから、感情に対する解釈を示すと、「価値観の押し付け」 との印象を与えます。
<3.コミュニケーションの注意点>
そのほか、コミュニケーションに関する注意事項を考えておきたいと思います。
生徒とのコミュニケーションの目的は、一言でまとめてしまうと次の表現になります。
「自己肯定感を高めてもらうこと」
ただ・・・自己肯定感はこちらが高めようとするものではないですよね。
それをやってしまうと 「操作されている」 と感じさせてしまうからですね。
ご本人が主役となって高めて行ける意識づけや舞台づくりが大切です。
また、行動の成果のみで相手を推し量ることも避けたいものです。
なぜなら、相手への理解ではなく、単なる成果への評価でしかないからですね。
小さな行動のプロセスでも、前向きに受け止めて認めてあげましょう。
なお、下記の事項についても気を付けておきたいところです。
◇聞きたいことを聞くのではなく、話したいことを話してもらう
◇感情の表現はそのまま受け止め、共感をはっきり示す
◇不必要な評価はせず、本人の自己評価を誘う
◇ヒントは提供してもよいが、答えは相手から引き出す
◇自分の価値観で解釈や意味づけをしない
対話の目的は 「自分で決めたから行動できた」 という流れを未来に作り出すこと。
こちらが主役となって考えたり動いたりはしないということですね。
以上でシリーズ 【生徒対応で気にしておきたいこと】 は完了となります。
次回からはまた通常の記事に戻ります。
生徒対応や教育相談では、予想外の対応を求められることもありますよね。
また時代の変化を感じさせられる場面も多いことと思います。
いろいろ悩ましいことが増えましたよね・・・
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