「教師の転職相談室」メール講座 - バックナンバー

済み【あなたの何が悪いんですか?(前編)】「教師の転職相談室」メール講座

配信時刻:2015-09-04 11:00:00

【あなたの何が悪いんですか?(前編)】「教師の転職相談室」メール講座


こんにちは!
日本から教師の自殺・うつ・過労死をなくす活動に取り組んでいる、
教職歴21年のプロフェッショナル・キャリア・カウンセラー(R)、
教師の転職コンサルタント藤井秀一です。


※公開記事のバックナンバー
 https://www.agentmail.jp/archive/mail/383/1321/

※先日出演した「ザ・世界仰天ニュース」の映像はこちら
 (私は38分30秒過ぎから映っています)
 https://www.youtube.com/watch?v=-MFA5FeyIok



「私はダメな人間です。 教師を続ける資格なんてありません」


何度この言葉を聞いたでしょうか・・・・。

不必要な自己否定に走ってしまう先生が、意外なほど多くいます。
そのたびに私もつらい気持ちになりますが、言うべきことをハッキリ言うようにしています。

「あなたの何が悪いんですか?」と。

こうした先生方の多くは、周囲から、特に上長から『内省』するよう仕向けられています。
しかし、私の目から見れば、悪いのはその管理職や上司のほうです。
管理能力のなさを隠そうと、教員個人の問題にすり替えて責任逃れをしているのです。


実際に、こんな例がありました。

職務の偏りによって過重な業務で心に疾患を抱え、私に相談をくれた先生。
校長から「あなたが仕事の仕方を変えなさい」と言われたそうです。

ところが、よくよく話を聞いてみると、とんでもない事実がわかりました。
特定の同じ部署から、複数の精神疾患教員を出していると言うのです。

他の話も含めて総合的に判断すれば、管理能力のなさが原因であることは明らか。
組織を組織として機能させることができない校長だったのです。
特定の部署に過剰なまでの業務が集中し、複数年度にわたって改善されていませんでした。

自分の管理能力のなさをごまかすために、「あなたが仕事の仕方を変えなさい」と言ったのです。
診断書を提示しても、その対応に変化は見られなかったようです。

管理職が部下をつぶすとは・・・・。
職責を果たせないなら、自ら降格するなり退職するなり、進退を考えるべきです。
恥を知らない不適格校長のために、複数の教員が犠牲になっていたのでした。


こうなると、ご本人に問題がないのは明らかです。
ですから私は聞いたのです。
「あなたの何が悪いんですか?」と。

自分が悪いと巧みな論理で誘導され、その先生は危うく自信をなくしかけていました。
私に言わせれば、ハラスメントの被害者とたいした変わりがありません。

そこで、ご自分が悪いわけではないことを最初に理解していただきました。

問題の中に身を置いてしまうと、まるで自分一人が悪いかのような錯覚に陥ります。
しかも校長から誘導されたとあっては、若い先生なら信じ込んでしまう危険もあります。
その問題の外に意識を移し、自分ではなく組織の問題であることに気付いていただきました。

現実的に、その学校の多くの先生方にも、他責で自己中心的な要素が多数見えていました。
相談をくれた先生の部署に、あらゆる仕事が降りかかる組織構造になっていたのです。
それどころか、責任転嫁が常態化する構造までも許されてしまっていました。


私はこう聞きました。

「組織の問題とご自分の問題とを比較して、比率はどうなっていますか?」

当たり前の話ですが、組織全体の問題よりも自分の問題の方が比率が高いはずがありません。
算数的に言えば、分数で「組織の人数分の1」が平均的な比率となるはずです。

仮に抱えている問題だけに話題を絞っても、過半数の責任が本人にあるはずがありません。
ましてや業務の負担率が話題となれば、なおさらのことです。

まるでご本人に内省を促すかのような卑怯な仕向け方は、まったくスジが通りません。
その組織の業務の偏りを放置し続けた、管理職である校長が無能なだけです。
また、その校長の無能に便乗している卑怯な教師がたくさんいただけのことなのです。

客観的に見て、ご本人に問題があるわけではないということは明白でした。
管理能力のない校長と、それに便乗して仕事から逃げている教員たちが多いだけでした。
こんな構造を持つ学校では、若い先生方がたくさん押しつぶされていくものです。

ご本人に何一つ問題がないことを確信した私は、内省ではなく問題の客観化を求めました。
長くなりましたので、その方法についてのお話はまた明日・・・・。

では、また。
今日もあなたにとって、有意義な一日となりますように。



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NPO法人 日本プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー協会 キャリア教育事業部長
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