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【教師の悩み-「人間やめたい」という生徒がいます】「教師の天職相談室」メール講座
配信時刻:2021-05-23 19:10:00
- 【教師の悩み-「人間やめたい」という生徒がいます】「教師の天職相談室」メール講座
こんにちは!
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コーチングを覚えたばかりのお客様からご質問をいただきました。
重大性・緊急性ともに高いケースと言えます。
類似の案件を抱えている先生も多いと思いますので、対処法を共有いたします。
いただいたご質問の趣旨は次のようなものです。
<いただいたご質問の概要>
「早く死にたい」「人間やめたい」「生きる価値なんてない」
日ごろからこのような発言を繰り返している生徒がいます。
藤井先生のお話では、心のベクトルがプラスの時にコーチングを使うということでした。
だとすると、こうした生徒にコーチングをしてはいけないのでしょうか。
私なりに、気持ちを切り替えさせる言葉がいくつか浮かんでいます。
「生きているだけで素晴らしいことだよ」とか、
「楽しいことが見つかれば、生きている価値があるよね」とか、
「あなたは○○できるから、それだけでもすごいんだよ」とか。
こうしたアドバイスは逆効果となりますか?
傾聴だけに徹した方がよいのでしょうか?
逆効果になるような気がして、今はアドバイスを避けております。
<藤井からの回答>
基本的には「傾聴+承認」に徹した方がよいでしょう。
ご質問の状況はコーチングではなくカウンセリングに該当する段階です。
原則論としては、この両者には次のような違いがあります。
・コーチング = 心のベクトルがプラス方向に向いている児童生徒に使う
・カウンセリング = 心のベクトルがマイナス方向に向いている児童生徒に使う
コーチングはいわゆる「加速装置」の役割を担うものです。
心がマイナス方向に向かっていれば、マイナスの加速をもたらします。
現時点ではカウンセリングにとどめ、気持ちが上向きになったら切り替えましょう。
ただ、ご質問の内容はコーチングかカウンセリングかというより、対応の問題ですね。
私ならお考えのようなアドバイスは用いません。
こちらの都合による解釈や意味づけは極めて危険です。
特にアドバイスは要注意で、相手からすればこのような感想を抱きがちです。
「ああ、やっぱりこの人は自分のことをわかってくれないんだ」
「勝手に方向性を決めて、自分を誘導しようとしているのでは」
「受け止める前から自己都合の答えを渡してくる人なんだな」
こうした誤解を生じた場合、関係の修復は大変難しくなります。
指導者には大前提として、「信頼される」という確認テストが課されています。
信頼されるために不可避の対応が、冒頭に述べた「傾聴+承認」となります。
・傾聴 = 自分の考えを脇に置いて、相手から湧き出る思いのすべてを聞き逃さない
・承認 = 今のそのまま、ただあるがままの相手を、条件なくすべて受容すること
この二つの対応を徹底しない限り、信頼される日はやってきません。
「どんなふうに答えようかな」と考えている間は、意識が自分に向いています。
その意識活動を捨て、相手のみに意識を集中させてください。
勝手な解釈や意味づけによるアドバイスは、相手に否定された感覚を与えます。
相手から発言の趣旨に関する説明が出てこない限り、正しい返答はできません。
これは徹底的に「傾聴+承認」ができた時、初めて実現する状態となります。
正否の判断や自分なりの解決法を手渡す必要はありません。
「自分を見つめることができるこの人は、必ず自分で適切な答えを見つけられる人」
このように信じ切って、ため込んできた思いの数々を吐き出させてあげることです。
「答えは相手の中にある」
これがコーチングの鉄則です。
その鉄則を破ることなく、時期が到来するまでは「傾聴+承認」に徹しましょう。
いかなる状況になっても会話の主導権を奪わないことが肝要です。
特に希死念慮を持つ児童生徒の場合、次のような願望を持つ場合があります。
・ただ話を聞いていてほしい
・ただ話を受け止めてほしい
・自分の存在や思考を否定しないでほしい
これらをただただ受け止めてくれるかどうかが見られていると捉えておきましょう。
「解釈を加えずに話を最後まで聞いてくれる人」と感じてもらうためです。
「信じ、預け、任せて、待つ」
この基本姿勢を今まで通り、崩さずに維持していってください。
(回答ここまで)
コーチングは相手から隠れた才能や実力を引き出せる、優れたパワーを持っています。
また、会話のすれ違いをなくしたり、相互の信頼を加速させたりする効果もあります。
ただし使い方を誤ると、マイナス効果をもたらしてしまうケースもあるのです。
ご質問の事例では、お客様自身が気付いてミスリードを回避していました。
コーチングにも気を付けるべき場面があること、ご理解されていたのでよかったです。
必ずやその生徒さんも、いつの日か笑顔を見せてくれることとなるでしょう。
人間関係の改善や指導の効果を高めるため、コーチングはとても有為な働きを示します。
使い方を誤らなければ、子どもたちに秘められた才能や実力さえも引き出せます。
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1.必ずしも教師を続けるべきとは限りません
2.必ずしも転職が最良の判断とも限りません
3.転職の武器は「能力」ではなく「準備」です
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国家資格キャリアコンサルタント+学校リスク管理士 藤井秀一(ふじいひでかず)
NPO法人 日本プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー協会
・監事/キャリア教育事業部長
・エグゼクティブ・コーチ
・プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー
・認定エイジング・アドバイザー
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先生方の「未来への悩み」を解消します。
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