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【教職救世塾だより(不定期)1-2(2)】「教師の天職相談室」メール講座

配信時刻:2021-04-15 12:00:00

【教職救世塾だより(不定期)1-2】「教師の天職相談室」メール講座
「教育の意義を問う~教師とは何か(2)」


こんにちは!
「人生は、そして運命は、自分で作り出すことができる」

-日本から教師の自殺・うつ・過労死をなくす活動家-
教職歴21年、教師専門のキャリア・コーチ藤井秀一です。


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「教師とは何か」

前回は生き方・働き方に関するお話をしました。
https://ameblo.jp/pcc-fujii/entry-12668495405.html

今回はこの先の時代、どんな教師が取り残されてしまうかをお話しします。
いわば「こんな教師はもういらない」と言われやすくなる教師像です。
耳の痛くなるお話もあるかもしれませんが、最後まで通読いただけましたら幸いです。

11年に及ぶ学校改革を進める中、これからの時代に生き残れる教師像を考えました。
その考えの数々に確信を持ったのはリーマンショックによる世界恐慌の時でした。
2008(平成20)年、私は40歳で、私立高校での勤続17年目のことでした。

それまで隠されていた資本主義経済の弱点・急所が露呈したように思います。
利己主義に基づく金満主義や一方的な合理主義のよくない面がたくさん見えました。
ただ、大企業の覇権主義的な経営はもう世に通用しないと気付けた利点もあります。

すでにバブル崩壊で戦後日本の経済スタイルが破綻したことは感じていました。
しかしリーマンショックでは、もっと重要なことに気付かされました。
それは、利他の精神がなければこの先の社会を生き抜くことはできないという事実です。

この時の恐慌では、企業が主導する経済から個人が主導する経済に変わった気がします。
「売っているものを使え」という文化から、「求めるものを作れ」という文化へ。
どんなに性能のよい商品でも、納得感のないものは一切売れなくなりました。

経済を動かす主権者が、企業から個人(消費者)へと移行したように思うのです。
だとすれば、高度経済成長期のような教育は、もはや社会に通用しなくなります。
「作れば売れる」という時代ではなくなったからです。

私は学校改革の中で保護者を「保護者という名札を付けた消費者」と捉え直しました。
彼らはビジネスの最前線に働く人々であり、投資対効果・投資回収率を重視します。
「教育に対してもきっと同じ視線を向けてくるだろう」と私は考えたのでした。

そこまで突き詰めなければ学校の改革はできないと信じていたのです。
そして残念なことに、これを理解できない教師たちが職員室にたくさんいました。



わかりにくい言い方かもしれませんが・・・
「敷かれた人生レールに乗れる」方法から、「自分で人生レールを敷ける」方法へ。
この時、人育ての目的=教育の役割が大きく入れ替わったように感じていました。

「言われた仕事ができる」というだけでは、消費者の意図を読み取れません。
「まだ言われていないことは何か」に気付ける実力が必要になったのです。
これを支えるのは利他の精神とホスピタリティおよび共感的理解力となります。

勤務校では、子どもたちにこの重要な生き方を伝授できているでしょうか。
企業人として消費者に向き合う時の話だけではありません。
経済産業省『社会人基礎力』では、チームワークを最重要視しています。

現実的な対応としては、「傾聴 → 共感 → 解決策の立案 → 提案 → 修正」です。
教師がその範を教室で示すことが求められる時代になったのだと私は考えました。
平たく言えば、この現実は学校にも顧客満足度経営が必要になったことを意味します。

いまだにモンスターペアレントを誘発させる学校は、この重大な事実を知りません。
「個性を伸ばす」と謳いながら、実際には画一的なロボット作りのような教育姿勢です。
これは同時に、「生きる力」を育てない教育を施していることを意味するのです。

お話ししてきた時代背景を踏まえれば・・・
「こんな教師はもういらない」
この先、そう言われやすくなる教師の条件がわかりそうですね。

以下に列挙しますので、自ら不運を引き当てないようチェックしてみてください。



<この先の時代を生き残りにくくなる教師の条件>

×パワハラや職員室いじめ、人権侵害に加担している
 →論外、早く教育現場から追い出すべきです。
  子どもたちにとって、組織にとって、悪影響以外の何物でもありません。

×教科や部活動など、自分の専門分野のみに固執している
 →子どもたちの救済は必ずしも専門分野に限定されません。
  彼らの不安をあらかじめ想定し、幅広く対応できる能力を持ちたいものです。

×旧来の思想や手法を疑うこともなく引き継ごうとする
 →時代や世相、人心の変化が読み取れていない心配があります。
  気付いた時には社会のバージョンアップから取り残されているかもしれません。

×ステークホルダー(利害関係者)が見えていない
 →自分の仕事の影響がどこまで広がっていくか想像してみましょう。
  必ずしも学校内にとどまるものではないかもしれません。

×自己啓発・自己研鑽を考えていない
 →社会の変化は今後さらに加速していきます。
  取り残されないよう、自分自身のバージョンアップも計画しましょう。

×現実社会における「キャリア」や「生きる力」を解説できない
 →経営者たちは「偏差値だけの社員はもういらない」と言っています。
  実業界がどのような人材を求めているか、ご存じでしょうか。

×自分自身のキャリア開発・キヤリア転換ができない
 →学歴や肩書で重用される時代はすでに過ぎ去りました。
  これからは「個」に秘められた独自性ある魅力が雇用の前提となります。

×リスク管理の能力を磨いていない
 →事件事故・クレーム・違法行為などの抑止は組織の死活問題です。
  いざという時に貢献できる人材は貴重な存在価値を持つこととなります。

×自己PRの定型を持ち合わせていない
 →これからは学歴や肩書ではなく「個」の魅力で自分を売る時代となります。
  人生100年時代、定年後のキャリアアップも視野に入れてください。
  (定年後の生活は勤続期間よりも長くなりますよ)

※まだまだたくさんありますが、長くなりましたので筆を置きます。
 『教職救世塾』では、さらに深いお話もできればと思っております。



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<あなたに知ってもらいたいこと>
-教師の天職相談室からのメッセージ-
1.必ずしも教師を続けるべきとは限りません
2.必ずしも転職が最良の判断とも限りません
3.転職の武器は「能力」ではなく「準備」です
4.教職はやり直せても人生のやり直しはできません


(以下、事務的なご連絡です)------------------------------------


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  学校リスク管理士 藤井秀一(ふじいひでかず)


NPO法人 日本プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー協会
・監事/キャリア教育事業部長
・エグゼクティブ・コーチ
・プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー
・認定エイジング・アドバイザー

-近未来教育変革研究所-
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精神疾患で休職する教師を半減させます。
先生方の「未来への悩み」を解消します。


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