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【教職救世塾だより(不定期)1-2(1)】「教師の天職相談室」メール講座

配信時刻:2021-04-14 12:00:00

【教職救世塾だより(不定期)1-2】「教師の天職相談室」メール講座
「教育の意義を問う~教師とは何か(1)」


こんにちは!
「人生は、そして運命は、自分で作り出すことができる」

-日本から教師の自殺・うつ・過労死をなくす活動家-
教職歴21年、教師専門のキャリア・コーチ藤井秀一です。


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「教師とは何か」

あなたは教師という立場・存在をどのようにとらえていますか?
また、そのとらえ方を体現する働き方を実践できているでしょうか。

ここでは学術的な教師論を展開するつもりはありません。
あるいは世間一般の人々が抱く教師像を語るつもりもありません。
四半世紀の教職経験に基づく気付きを皆様と共有したいと思います。

教師と言えば「授業のプロ」と定義することができるでしょう。
しかし、それのみで教師の職分をまっとうできるわけではありません。
単に「授業のプロ」ということなら、塾や予備校の先生と区別がつかなくなります。

学校教員は授業のほかに、生活指導や進路指導も行っています。
教育基本法の第一条によれば、青少年に対する人格形成者とも言えるでしょう。
教科によっては学術のみならず特別な技能を伝授する場面があるかもしれませんね。

教師の立場・存在を一言で表現するのは非常に難しいことです。
あなたは「教師」をどのように定義しますか?

100人に聞けば、100通りの表現があり得るだろうと思います。
ここで振り返ってほしいのは、子どもたちの立場から定義したかどうかということ。
ご自分の立場で言葉を選んだ人は、この機会に表現の主語を変えてください。

本当にたくさんの表現が考えられるでしょうが、おそらくどなたも正解です。
そして、それらすべてを集約すると、こんなことが言えるのだと思います。

「教師は子どもたちにとって、生き方のリアルなお手本である」
「教師は最も真剣にまちがいを指摘し、善へと導いてくれる他人である」



こうしたとらえ方に基づく時、教師に求められる資質は何かと気になりますね。
ここで「完璧な教師」をめざしてしまう人が多いのですが、私は違う意見です。

どんな人であれ、そもそも人間は完璧な存在にはなれません。
また完璧さを追求する姿勢は、時に子どもたちを委縮させてしまう可能性もあります。
ですからほんの少し、考え方をアレンジしてほしいと思っています。

「完璧ではないことを素直に表現できる教師になってほしい」

私はこう考えているのです。
まちがえたら素直に謝り、世話になったら率直に礼を言い、相手をいつでも尊重する。

おわかりでしょうか。
子どもたちに成長してもらいたい姿を自ら体現できる大人になるということです。
「先生のような大人になればいいんだ!」と思ってもらえる大人になることです。

「憧れの先生のような教師になりたい」という方もいらっしゃることでしょう。
しかし、その生き方・働き方はいつか必ず限界を迎えます。
なぜなら、その先生本人には絶対になり得ないからです。

人には生まれ育った環境・人間関係・経験など、見えない部分がたくさんあります。
他者に見せているその姿は、その人自身のほんの数%でしかありません。
話し方や動き方をいくら真似たとしても、その人と同じにはなり得ないのです。

また、他者になりきろうとする生き方・働き方は、あなたの尊厳を高めません。
「あなたがあなた自身のままでいること」が、一番魅力的な存在となる方法です。
自分らしさを失わないよう気を付けておく必要があるでしょう。

あなたのアイデンティティはあなたにしか使いこなせないものです。
だからこそ、あなた自身の魅力があり、あなたならではの仕事ができるのです。
いくら追い求めても、他人は他人でしかないという厳然たる事実があります。

「他の人でもかまわない」と言われてしまっては、教師になった甲斐がありません。
「先生がいるから学校が楽しい」と言われるようになりたいものですね。



もう一つ、気を付けておいてほしいことがあります。
一言で言うとこんなことです。

「教師は常に人様から見られる商売である」

立ち居振る舞いや言葉の使い方をどのくらい意識しているでしょうか。
また、服装や身だしなみも日常的に気にしてほしいところです。
「子どもたちの前だけだから」と気を抜いてはいませんか?

保護者が突然訪ねてくるかもしれませんし、来客だってゼロではないはずです。
最低限、普段着で教壇に立つようなことは避けてほしいと思います。
校外の人にとっては先生一人ひとりが「学校の顔」であることを意識しましょう。

私は教職時代、年間100校以上の中学校に生徒募集で訪問営業していました。
正直に言いますが、「ああ、残念な先生だな」と思わされる場面もありました。
経験から申し上げれば、見え方と働き方には一定の関連性があるように思います。

「教師は常に人様から見られる商売である」

この意識を持たない先生は、仕事ぶりにおいても違和感を覚えさせられます。
自分のことしか見えていないため、仕事の川上・川下が意識できていません。
厳しい言い方をすれば、「他者の受け止め方が見えていない人」だということです。

教師はとかく自分の机の上だけで仕事を進めてしまいがちな傾向があります。
しかしどんな仕事であれ、必ずステークホルダー(利害関係者)がいます。
その人たちの思考や行動を妨げないよう、一定の配慮は持っておきたいものですね。

私には他にも外部に顔を出す機会がありました。
年に2回、私学の理事長・校長と私塾経営者が集まる場所へ出かけていたのです。
(いつ行ってもヒラ教員は私だけでした)

どなたも服装・立ち居振る舞い・言葉の使い方のお手本となるような人物ばかり。
さすがに毎日学校外の人々から見られるお立場なので、どなたも上品です。

私もそうした名士たちに違和感を抱かせないよう、マナーには心を砕きました。
そうした自意識の持ち方が自分自身の成長を早めてくれたように今でも感じます。
児童生徒や保護者からの印象もずいぶん変わったように覚えています。

長々とお話ししてきましたが、さらに大切なお話をしなければなりません。
これからの時代、淘汰され、生き残れなくなってしまうであろう教師についてです。
この件は次の機会に譲ってお話ししたいと思います。



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-教師の天職相談室からのメッセージ-
1.必ずしも教師を続けるべきとは限りません
2.必ずしも転職が最良の判断とも限りません
3.転職の武器は「能力」ではなく「準備」です
4.教職はやり直せても人生のやり直しはできません


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  学校リスク管理士 藤井秀一(ふじいひでかず)


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・監事/キャリア教育事業部長
・エグゼクティブ・コーチ
・プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー
・認定エイジング・アドバイザー

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