親子の関係をスムーズにし、子どもが信じられるママになる! メール講座 - バックナンバー
悪態スイッチ、もう一つの話 ママのせいと言われた時に見るもの
配信時刻:2026-05-29 21:10:00
- ◯◯◯さん暴言・暴力・無気力に
怯えるママから卒業し
子どもが自分から動き出す
発達科学コミュニケーション
トレーナーの宮田かなこです^^
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☆*★*☆*★*☆*★*☆昨日は、
言葉尻に騙されないで。
悪態スイッチの話をしました。
今日は、その続きです。
子どもの悪態の中でも、
お母さんの心を一番えぐる
言葉があります。
ママのせい。お母さんがこうしたからだ。
お母さんに
〇〇してもらえなかった。
お母さんが悪い。
この言葉を言われると、
お母さんは一気に崩れます。
私が悪かったのかな。
私の関わり方が
いけなかったのかな。
もっと早く
起こせばよかったのかな。
もっと上手に
声をかければよかったのかな。
そうやって、
自分を責めてしまう。
私も、息子たちから
何度も言われてきました。
髪を切りに行けないのは、
ママのせい。
ゲームで負けたのも、
ママのせい。
PCを買ってくれないから、
負けたんだ。
私は別に、ゲームの邪魔を
した覚えはありません。
それでも長男には、
ゲームで負けた時にママのせいだ
と何度も言われました。
次男には、
俺が美容院に行けないのは、
ママのせいだと
言われたことがあります。
小学生になってから、
息子はスポーツをしていたので、
予定が読めず、
予約なしで行ける床屋さんに
変えたことがありました。
すると、あとになって、
俺を床屋に連れて行って、
美容院に連れて行かなかったから、
俺は美容院に行けなくなった。
ママのせいだ。
そう言われたのです。
さすがに、苦笑いでした。
いやいや、
そこまで私のせいなのか。
そう思いました。
けれど、ママのせいという
言葉の構造は、
実はとても深いのです。
我が家だけでなく、
これまで何百人もの
親子の記録を見てきて、
分かったことがあります。
ママのせいと言う子は、
お母さんを傷つけたいだけでは
ありません。
自分で決められなかった苦しさ。思い通りに動けなかった悔しさ。
失敗した自分を見たくない気持ち。
本当はやりたかったのに、
できなかった悲しさ。
その気持ちをまだ
自分の中で引き受けきれない時、
一番近くにいる
お母さんに向かって、
ママのせいという形で
出してしまうことがあるのです。
これは、
子どもの性格が悪い
という話ではありません。
お母さんが悪い
という話でもありません。
子どもが今、
自分の感情と結果を
自分で引き受ける力を
育てている途中なのだと、
私は見ています。
特に、お母さんが
一生懸命すぎる家庭ほど、
この構造は起きやすくなります。
困らないように先回りする。
失敗しないように声をかける。
間に合うように段取りする。
忘れないように確認する。
傷つかないように守る。
全部、お母さんの愛情です。
けれど、それが長く続くと、
子どもは
自分で考える経験
自分で選ぶ経験
自分で結果を受け取る経験
を積みにくくなることがあります。
小さい頃は、
ママの顔色を伺う子になります。
ママに言われた通りにする子に
なります。
ところが思春期になると、
その関係が
反発に変わることがあります。
指示されるのは嫌。
口出しされるのは嫌。
決められるのは嫌。
けれど、
自分で決めることにも
まだ慣れていない。自分で選んだ結果を
自分で受け取ることにも
まだ慣れていない。
だから、
思い通りにいかなかった時、ママがもっと
早く起こしてくれなかったから。ママがちゃんと
言ってくれなかったから。ママがやらせて
くれなかったから。ママが決めて
くれなかったから。
そんなふうに、
責任の置き場所を
外に探してしまうのです。
責任だけが、
お母さんに戻ってくる。
これが、
ママのせいの構造です。
ここでお母さんが、
ママのせいじゃないでしょ。
自分で決めたんでしょ。
何回も声をかけたでしょ。
そう言いたくなるのは自然です。
けれど、
その言葉を返すほど、
子どもはさらに言い返してきます。
なぜなら子どもは今、
正しい説明を聞きたいのではなく、
自分でも扱えない感情を
どこかに置きたくて、
お母さんに投げている状態だからです。
だから必要なのは、
責任を引き受けること
ではありません。
説明して勝つこと
でもありません。
そう思ったんだね。
切りたかったんだね。
行きたかったんだね。
悔しかったんだね。そこで一度止めることです。
止めるとは、
納得することではありません。
責任を取ることでもありません。
言葉尻に巻き込まれず、
本心の方を見るために、
会話を大きくしないということです。
ママのせいと言われた時ほど、
お母さんに必要なのは、
責任は背負いすぎない。
けれど、関心は切らない
関わりです。
尊重とは、関心を保ったまま、
決定権を渡すこと。関心を保つとは、
この子は今、
何をしたかったのか。何が怖かったのか。
どこで止まったのか。
そこを見ること。
決定権を渡すとは、
その結果の責任まで、
お母さんが背負いすぎないこと。お母さんのせいにされた時ほど、
ここが難しくなります。けれど、
ここでお母さんが崩れずに、この子は今、
自分の感情を自分で引き受ける練習中なんだ。そう見られるようになると、
親子の会話は少しずつ変わっていきます。ママのせい
という言葉の奥には、
本当はやりたかった。
本当は行きたかった。
本当はできる自分でいたかった。
そんな気持ちが
隠れていることがあります。
言葉尻に騙されない。責任を背負いすぎない。
けれど、関心は切らない。
これが、
悪態スイッチの
もう一つの見方です。
親がさらに
正しく指示するのではなく、
自分で考える余白
自分で選ぶ余白
自分で結果を受け取る余白
を少しずつ返していく。
そこから、
親子関係の立て直しは
始まっていきます。
次回は、
悪態ばかりだった子も、
言葉のチカラは育てられる。
そんなお話をお届けします。▶Copyright©2022-Kanako Miyata. All Rights Reserved.
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