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【なぜ教育界は力を失ったのか:教職救世塾だより17】「教師の天職相談室」メール講座
配信時刻:2023-06-09 18:00:00
- 【なぜ教育界は力を失ったのか:教職救世塾だより17】「教師の天職相談室」メール講座
こんにちは!
「人生は、そして運命は、自分で作り出すことができる」
-日本から教師の自殺・うつ・過労死をなくす活動家-
教職歴25年、教師の転職コンサルタント/教師専門のキャリア・コーチ藤井秀一です。
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危機回避や管理理論など、現場ですぐに役立つ情報も網羅しています。
その一端を皆様にも当記事でお伝えしていきます。
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『教職救世塾』、新しいテーマにお話を移します。
教育界(学校)とイノベーションとの関係についてお話ししてまいります。
私は中学1年生の時に教師をめざし、10年後に実際に教師となりました。
その10年間、ぼんやりと持ち続けていた違和感があります。
それは・・・
「どうして学校は他の世界と関わろうとしないのかな?」という思い。
企業では異業種・異分野の方々がことあるごとに交流を深めています。
それなのに、教育界にはそうした気配を感じることがありませんでした。
この点に強い違和感を覚えていたのです。
大学生の頃には異文化交流の必要性を感じるようにもなっていました。
専門的に研究していた永井荷風・石川淳や民俗学の影響だったのだと思います。
政治・経済・宗教・文明など、さまざまな視点を解読に求められていたためです。
この学生時代の体験は、私に専門性の呪縛から解放される重要性を考察させました。
後の教職経験を大きく左右する要素にもなったのです。
教師になって数日もたたないうちに、私は職場に失望することとなりました。
戦後のどさくさを形にしたような年寄りたち(老害)が横暴を極めていたからです。
職員室では朝から夕方まで絶えることのない管理職への罵詈雑言。
気分次第で生徒を怒鳴りつけ、そのくせ自分はまともに働かない。
まるで「ひねくれた人だけをかき集めた高齢者施設」のような状態でした。
年功序列の空気が強い職場で、中堅・若手は見るからに虐げられていました。
何を提案しても「前例がない」との理由で潰されてしまいます。
「おまえはどこの学校の職員だ!」
企業や他校の取り組みを披露すれば、このように怒鳴られます。
「今までやってきたこと」以外は「邪道」の一言で切り捨ててしまうのです。
その横暴に一言も返せない先輩たちを見て、私は教職への失望を強くしていきました。
しかし5年目の春、ある調べ物をしていて、私はとんでもない現実に気付きます。
勤務校(私立高校)を取り巻く近隣5区の急速な出生率低下を知ったのです。
私の計算では、4年後にはその5区の中学生が半分近くまで減少する状態でした。
「もうこれ以上、奴らの横暴を看過することはできない!」
そう考えた私は改革の原案をまとめ、執行部・理事会への提言を始めたのでした。
ここから11年に及ぶ長期戦となることに、その時はまだ気付いていませんでした。
当時、世情は学校や教師をたたく風潮が激化していました。
何かある度に学校教育が悪者にされ、教師すべてを攻撃する空気が強かったのです。
左傾化したマスコミが旧い権威の象徴として教師像の崩壊を図り始めていたのです。
彼らの決まり文句は「教師は世間知らず」というもの。
これに対抗できる教師を増やす必要性を強く感じました。
まずは自分の職場からです。
若手を中心に学校の絶望的な将来を解説し、改革への勉強会を開く段取りを付けました。
そこで教えたのはマーケティングやマネジメントなど、異業種からの学びの数々。
企業研修やセミナーで手に入れた知識を学校向けにアレンジして広めていきました。
半年後には彼らにすら裏切られることとなるのですが・・・
それでも半年間の勉強会は改革の基盤づくりに大きく役立っていました。
ただし、その功績を知るのは、それからまた数年後のことでしたが。
理事会(経営陣)を抱き込み、大ナタを振るって8名のリストラを敢行しました。
同時に生徒募集の仕組みを改革し、かつ、業務体系(組織統治)の刷新を図ります。
激しい抵抗に遭いましたが、どうにか4年をかけて仕組みだけは作り替えました。
私が提案・導入した仕組みや要素は、そのほとんどが異業種から取り込んだもの。
仕組みを変えても「ついてこられない教師」が何人も出てきます。
個別に指南や支援を継続し、新しい文化に慣れてもらえるようにしました。
私はISO9001シリーズ(国際標準化機構のマネジメントシリーズ)も参考にしました。
「誰が取り組んでも同じ結果を導き出せるように」との思いが強かったからです。
適材適所ではなく、人を選ばない仕組みづくりに腐心することとなりました。
「卒業生たちに学校が破綻したとは死んでも報告できない」
そう考えていた私は、いつの間にか学校側の人間として行動していたようです。
結果的には異業種からの学びが大いに役立つことを知ることができました。
今回の単元は『【5】イノベーション力を持つ』という表題。
その当時に活かせた学びをコンパクトに凝縮してお届けしています。
私が「特異な教員」と呼ばれ続けた背景も知っていただけることと存じます。
引き続き、よろしくお願いいたします。
本日もご購読ありがとうございました。
日本全国の教師が自信を持って人材輩出できるよう、今後も支援を強化してまいります。
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