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【教える仕事の本質とは?】「教師の天職相談室」メール講座
配信時刻:2023-03-18 12:00:00
- 【教える仕事の本質とは?】「教師の天職相談室」メール講座
こんにちは!
「人生は、そして運命は、自分で作り出すことができる」
-日本から教師の自殺・うつ・過労死をなくす活動家-
教職歴25年、教師の転職コンサルタント/教師専門のキャリア・コーチ藤井秀一です。
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意外に思われるかもしれませんが・・・
私は 『プロ教師』 を標榜する人物があまり好きではありません。
強い違和感を持っているのです。
そもそも、教師はわざわざそれと謳わなくとも皆 『プロ』 です。
大学では他の人より何十時間も多く教職課程や専門分野の学びを深めました。
また、免許状によって 「教えること」 を認証された職業でもあります。
自ら 『プロ教師』 と高らかに謳っている人々を見ると、違和感を覚えます。
『プロ教師』 との言葉には、生徒ではなく自分が主役だというエゴを感じるから。
中には自らの立場や手法に酔い、教壇で自己陶酔に励んでいるように見える人もいます。
こうした人々の多くと、私は教えることの目的が違っているのでしょうか。
あなたは教えることの目標をどう設定し、何を目的に教えていますか?
私は少なくとも、自らの手法を磨くことは手段でしかないと考えています。
これまで30年以上、私は教えることの目標・目的を変えずに過ごしてきました。
教えることの目標は 「教えなくてもよい状態にまで相手を引き上げること」。
教えることの目的は 「相手に自分自身で成果を作り出してもらうこと」 です。
ですから 「教師の仕事とは?」 と聞かれた時も、答えはいつも同じです。
必ず 「手放すことです」 と答えるようにしています。
もちろん一定の安心をもとに巣立ちをさせられるようにすることという意味です。
相手が教え続けなければならない状態となっているのなら、それは教える側の責任。
一人でできるようにしてあげるのが教える仕事の本質です。
「詰め込むための知識が多い」 とか、「学習姿勢を強要できる」 とかではないのです。
私の考えでは、教えるプロとは 「手放すタイミングを早期に生み出せる」 人のこと。
その場の主導権を握ることでもなければ、ましてや主役になることではありません。
相手を主役として立て、学びの主導権を保証し、意欲と行動を引き出せる人なのです。
ほぼすべての人が 「専門知識が多ければ信頼される」 と勘違いをしています。
しかし本当に求められるのは、やる気を引き出して背中を押してくれることです。
知識の弾丸攻撃で相手に恐怖心や絶望感を与えることではありません。
私は教職時代、ふだんから生徒たちにこう言い聞かせていました。
「教師は君たちの人生の運転手ではない。
ハンドルを握り、アクセルやブレーキを加減するのは君たち自身だ。
我々教師はせいぜい信号機や標識の役目くらいしかできないよ。」
学びの主導権を奪うのではなく、伴走者(サポーター)に徹すること。
もちろん学びとは教科学習に限られず、人生の構築全体を意味します。
ですから我々は『歩く教科書』に収まってはいけないと思うのです。
問題はどうすれば相手が「自分が主役、主導権は自分にある」と気付いてくれるか。
言葉でそう伝えても、相手はなかなか実感を持ってはくれません。
そこではさまざまな工夫が求められることになります。
知識が豊富だから信頼されるのではありません。
笑いが取れればやる気を引き出せるわけでもありません。
専門家としての権威が学びの安心を保証するのでもありません。
「自分が主役、主導権は自分にある」
相手がそう考えて自分自身を信用し、学びに向き合えること。
その権利と時空間を手渡すことができなければならないと考えます。
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