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【子どもたちが向き合いにくい授業の特徴】「教師の転職相談室」メール講座

配信時刻:2020-06-29 18:30:00

【子どもたちが向き合いにくい授業の特徴】「教師の転職相談室」メール講座


こんにちは!
「人生は、そして運命は、自分で作り出すことができる」

-日本から教師の自殺・うつ・過労死をなくす活動家-
教職歴21年、教師専門のキャリア・コーチ藤井秀一です。


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ごめんなさい、ちょっと長めの文章です。
子どもたちが向き合いにくい授業の共通点を考えてみたいと思います。


1.「なぜ、できないの(わからないの)?」と尋問してしまう

 教師にとって、この言葉は禁句と思ってください。
 子どもたちがなぜできないのか? なぜわからないのか?
 相手が理解・納得できないのは、教える私たちに不備があるからです。
 今日はその内容を考察します。


2.教える内容に「着地点」がない

 人に何かを教える時には、着地点を示さなければなりません。
 どんな状態や知識を入手してもらうのか、明確に示すのです。

 授業の始めに「今日は〇〇を△△できるようにします」と宣言。
 方向性が明確になり、コミュニケーションの脱線が劇的に削減されます。
 同じ方向を向かないまま話を始めても、理解は深めにくいものです。

 また、説明が知識の羅列になってしまうと相手は目的意識を持てません。
 なぜその知識が必要なのか、どんなメリットがあるのかを示しましょう。


3.引き出すことより押し付けることに夢中

 時々、自分の知識の多さを誇示したがる先生を見かけます。
 「どうだ、すごいだろう」といった姿勢は、鼻につくので嫌われますよね。
 気持ちそのものが子どもたちの上位に立ってしまうと心の距離が開きます。
 子どもたちの不安を共有する意識を持ち、段階的に引き上げる努力が必要です。
 知識の押し売りではなく、子どもたちの発言を素材としつつ授業展開しましょう。


4.論理だけで納得させようとする

 「わからないことがわからない」ままでは、いつまでも共感が生まれません。
 人間は感情によって物事を判断し、後から理論づけをして納得します。
 「なるほど、これがわかるとこうなるのか」と納得できる要素を示しましょう。
 子どもたちの不安を理解し、プラス思考に転換させる手続きを重ねたいものです。

 はじめから論理だけを押し付けると、同じ土俵に立ってもらえません。
 大人の研修でさえアイスブレイクが必要な理由をよく考えてみてください。


5.理解させるための「足掛かり」がない

 崖登りにハーケンが必要なように、高みに登るには足掛かりが必要です。
 それはキーワードかもしれませんし、一括りの概念の時もありますね。

 高い崖では一気に登らず、途中の平地で何回も仕切り直しますよね。
 一気に登ろうとすると当たってしまう岩が増え、ザイルが切れるからです。
 (このザイルを先生と子どもたちとの心のつながりと考えてみてください)
 知識の高度差がある時には、いくつかの段階に分けて説明を進めましょう。


6.パフォーマンスだけで引き込もうとする

 予備校の特講や自己啓発セミナーなどでよく見られるパターンですね。
 勢いと掛け声で群衆をノリノリにし、意欲を引き出した気になってしまう・・・

 一時的なやる気や前向きに取り組む短期的な姿勢は引き出せるかもしれません。
 しかしこの手法は依存性を高め、自主的な学習意欲には繋がらないものです。


7.相手の不安・不満の本質が見えていない

 不安や不満の本質は、「理解できない」ことにあるわけではありません。
 理解できないことによって、未体験の不利益を被ることに対する恐れです。

 共感力が不足している指導者は、こうした子どもたちの恐れを共有できません。
 そのため、理解できない子どもたちに対して的外れなイライラをぶつけます。
 これを繰り返すと、お互いに不信感や嫌悪感が高まってしまいます。


8.教え方に一貫性やきまりごとがない

 経験の浅い先生にありがちな、不安が根底にあるなかなか改善しにくい事例です。
 教え方にその人なりの「型」がなければ、その都度、相手は混乱するばかり。
 これは、理解するための道筋と方法が毎回変わることによる混乱です。

 「自信が持てない」と感じてしまうのかもしれませんが、心配はありません。
 子どもたちはあなたを信頼しているから授業を聞いてくれているのです。

 注意点として、きまりごとを定めずに教え始めると向上心が定着しません。
 「話すたびに雰囲気や方針が違う」と言わるようなら特に気を付けてください。


9.反省が次の行動に活かされていない

 ある程度の経験を重ねた、自分のスタイルに固執しがちな先生に多いパターン。
 過去の成功事例に囚われてしまい、子どもたちの変化が見えなくなっています。
 自分が変わるべき場面でも、「過去の成功」で自分を納得させてしまいます。

 これは自己成長を自ら拒絶する可能性にもつながりますので、極めて危険です。
 「まずかった!」と思ったその瞬間に、自分をバージョンアップさせましょう。


10.独り立ちさせる(手放す)ことを考えていない

 そもそも「なぜ教えるのか」という目的の考え違いをしているケースです。
 いわば「自力での解決能力を育てないコンサルタント」のような教え方です。
 手法だけ渡して理由を説明しなければ、同じ課題以外には対応できません。
 教育の目的は、教育しなくても自立・自律できる人間へと育むことです。

 独り立ちできない教え方は、「教えた」と表現できる教え方とは言えません。
 相手が独り立ちできないならば、教える側は恥じなければならないと考えましょう。
 なぜなら、「あの人は教え方が下手だ」との誹りを受けるからです。
 「あの人に教わっても理解・成長できないよ」と言われてからでは遅いのです。



・・・いかがでしょうか。
子どもたちとの間に距離ができてしまうのには、それ相当の理由があるものです。

この記事から何かをつかんだ人は、今日から劇的な改善に向かっていけるでしょう。
口うるさいことを言いましたが、きっとお仕事が楽になることと確信しています。

専門知識の大小ではなく、ここで重要なのは子どもたちの不安を読む力です。
そして、自発的な学習意欲を引き出せる向き合い方と、効果的な発話です。

こうした「教師力」を高めていく手法として、コーチングの技能が極めて有効です。
教育に特化した内容でその重要ポイントを凝縮した講座を偶数月に開催しています。
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