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済み【大昔の反省を一つ告白します】「教師の転職相談室」メール講座

配信時刻:2020-01-03 14:00:00

【大昔の反省を一つ告白します】「教師の転職相談室」メール講座


こんにちは!
「人生は、そして運命は、自分で作り出すことができる」

-日本から教師の自殺・うつ・過労死をなくす活動家-
教職歴21年、教師専門のキャリア・コーチ藤井秀一です。


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今から8年前の反省です。
私と息子との、親子関係に関するお話。
教師としては大失敗とも言えるものです。

あなたと教室の子どもたちとの関係・・・
私のこの体験と同じようになる可能性が。
反面教師として読んでみてください。

「子どもたちの心が自分から離れていく」
そんな時、たいていは関係性に問題があります。
本日のお話で、きっとヒントが見つかると思います。



不幸のどん底にいました。

2007年の正月4日。
妻が38歳で他界しました。

4か月前の夏、前兆なく胃がんが発覚。
すでにステージ4で回復の可能性なし。
全身に転移して立ち歩きも不可能に。

瀬戸内海の島にある妻の実家。
妻は夏休み帰省中に倒れたのでした。
爆発的な発作でした。

すれ違いの多い夫婦でしたが・・・
この闘病期間に許し合えたのが救い。
お互い大学時代の気持ちに戻れました。



広島と東京で二度の葬儀。
弔問客が帰った後は空虚な気持ちに。

「息子をどうすればいいんだろう」

毎日そればかり考えていました。

両親の助けを得ても子育てには困惑。
迷いの多い日々でした。
妻の遺影を見るたびに広がっていく心の混乱。

子育てというものに確信が持てません。
妻には何一つよい思いをさせなかった。
息子には寄り添いきれない・・・
自己嫌悪が大きくなっていきました。



「どうすれば、どうすれば」
毎日がその連続でした。
妻を奪い去った運命への恨みが募ります。
仕事にも熱が入らなくなりました。

幸せそうな家族を見ると湧きあがる怒り。
世の中すべてを逆恨みしたくなる。
そんな自分に変わりそうな恐怖も・・・

毎晩、遺影とともに家族3人の晩酌。
「お母さんはいつも君を見ているよ」
息子に母親への一日の報告をさせました。

彼は当時まだ8歳の小学2年生。
「緩やかに母親の死を受け入れさせたい」
そう願って始めた毎日を締めくくる日課でした。



中学で1年間を終えた時。
晩酌の場で息子からの一言。

「お父さん、晩酌はもういいよ」

息子の成長に気付いていませんでした。
いつしか日課が彼の心の負担となっていたのです。
私への気遣いもあったことでしょう。

彼には彼の幸せを作る権利があり、私には私の幸せを作る権利がある。
子離れの時宜を見誤ったようです。

妻が死んでからというもの・・・
多くの場所に息子を連れていきました。

自然、歴史、遊戯、技術、芸術、民俗。
それらで息子から達観を引き出したかったのか?
あるいはそうかもしれません。



「お父さん、晩酌はもういいよ」
そう言われた時、ハッと気づきました。
思いを押し付け続けていたのだと。

「自分が主役となっていたのだ」
息子に自分の理想像を押し付けていた?
そんな反省が湧きあがってきました。

「息子を自分の世界に引き留めていた」
彼の自発的成長を遅らせたのでは?
そんな反省も湧きあがってきました。

彼が彼の幸せを作る権利は彼のもの。
息子は自分の所有物ではない。
そこに気が付き、恥ずかしくなりました。
「教育者失格」と自覚した瞬間でした。



相手の人生は相手が主役。

当時の私は高校教師。
教室でいつもこう語っていました。

「人生は自立と自律から成り立つ」

生徒たちに毎日教えていたはずなのに、
自分の息子からその機会を奪っていたのでは?
そんな気持ちにもなりました。

「主役の座を明け渡そう!」

親子関係の主役から退く決意。
ちょっと遅かったと思います。

一人親という負い目もありました。
教師という自負心もありました。
それらが障害となっていたのでしょう。


「信じ、預け、任せて、待つ」

私に不足していたのは共感力。
自分の知る『教育』に溺れていました。
驕りと慢心の結果です。

息子なりの幸せの作り方があるんだ。
息子なりの克服の仕方があったんだ。

そこに気付くのがとても遅れました。
彼が私に気を使い、合わせてくれていたのです。
狭い知識や経験に溺れていたと反省しました。

「答えは相手の中にある」

知っているつもりで理解できていなかった。
いつからか、彼には負担となっていた。
どの時点から見えなくなったのか?
振り返ってももう答えはわかりません。

自分が主役となっていたからです。
親子関係を「自分のもの」と勘違い。
教師としては最悪の大失敗でした。

そういえば、あなたも私と同じような勘違い・・・
教室でしてはいませんか?
子どもたちは自分の意志で、自分の足で、自分の道を歩いているでしょうか。



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-教師の転職相談室からのメッセージ-
1.必ずしも教師を続けるべきとは限りません
2.必ずしも転職が最良の判断とも限りません
3.転職の武器は「能力」ではなく「準備」です
4.教職はやり直せても人生のやり直しはできません


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  藤井 秀一(ふじいひでかず)


NPO法人 日本プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー協会
・キャリア教育事業部長
・エグゼクティブ・コーチ
・プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー
・認定エイジング・アドバイザー

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