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【承認と容認って、何がどう違うの?】「教師の転職相談室」メール講座

配信時刻:2019-06-09 15:00:00

【承認と容認って、何がどう違うの?】「教師の転職相談室」メール講座


こんにちは!
日本から教師の自殺・うつ・過労死をなくしたい!
「人生は、そして運命は、自分で作り出すことができる」

教職歴21年、教師専門のキャリア・コーチ藤井秀一です。


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「承認」と「容認」の使い分け、できていますか?

年に何度もお受けするのが、生徒との人間関係のお悩みです。
会話がかみ合わないという軽いものから、敵対関係にあるという重いものまで。
まさに千差万別ですが、その根底にある因果関係にはかなりの共通性が見られます。

「承認」と「容認」の使い分けができていないこと。
と言うより、そもそも意識していない人の方が多いのです。
しかも、まちがった使い方となってしまっているケースがほとんどです。



「承認と容認って、何がどう違うの?」
面倒くさい話だなと思われるかもしれません。
ですがこの使い分けはクラス管理の成否を左右する可能性がとても大きな要素です。

「承認」~無意識のうちに行われ、相手の存在・意思・感情をそのまま受け止める
「容認」~意識して行い、ここぞという場面で効果的かつ戦略的に用いる

ここで気を付けたいのが、正しいかどうかの判断を示さないということです。
その判断は相手自身にしてもらえるよう会話を進めていくのです。
「もし○○したら、◇◇はどうなるかな?」と確認するだけで良いのです。



ありがちなまちがいとして多いのが、次のような考え方です。
「自分は教師だから、正しい判断を下し、相手を矯正しなければならない」
これをやってしまうと、反発を招くか意欲を失わせるかの二通りしか得られません。

日常的に軌道修正を強いられ続けることをイメージしてみてください。
「何を言っても、何をやっても、どうせ認めてもらえない」
そう思い込ませるだけとなり、自己肯定感を抑制してしまう可能性が高いのです。

教育の最終目標は「手放すこと」、すなわち「自立」と「自律」の喚起です。
自ら考え、自ら答えを出し、その結果を甘受し、自己責任を意識してもらうこと。
だからこそ継続的に承認し続け、いざという時には容認してみせるのです。



ここで一つ、私は苦言を呈さなければなりません。
多くの教師が「承認」と「容認」の使い方を誤り、運用が真逆になっています。
つまり、ふだんは安易に容認し続け、問題が重篤になってから初めて承認するのです。

本来、「承認」はすべての会話において間断なく続けるべきものです。
自己肯定感を減退させず、判断に自信を持たせ、行動へと踏み出させるためです。

「容認」は賭けとも言える場面で、こちらが覚悟を決めて請け負うものです。
結果に不安を感じたとしても、相手の成長につながることを信じて陰腹を切るのです。
「わかった、やってみろ」という一言だけで、それは表現できます。



多くの教師は、指導に時間がかかるのを忌避するために容認を多用します。
いざ問題が大きくなり、児童生徒の心情を知ってから初めて承認へと移行します。
これをやってしまうと「信念なく指導していた」と誤解され、関係が悪化します。

正しくて、ご立派で、感動的で、理知的で、洗練された、有無を言わせない指導。
そんなものが重要なのではありません。
一個の人格として常に尊重し、その存在・意思・感情をそのまま受け止めることが大切です。



合言葉は二つ。

「何も足さない、何も引かない」
「答えは相手の中にある」

相手の成長心を信じ、判断を預け、任せて待つ姿勢を堅持してください。
その姿勢を目の当たりにした子どもたちは、あなたに余裕と信頼性を感じ取ることでしょう。
これを機会にぜひ、ふだんの指導姿勢を振り返ってみてくださいね。



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