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【書類上の残業時間が問題なのではない】「教師の転職相談室」メール講座
配信時刻:2017-05-19 12:30:00
- 【書類上の残業時間が問題なのではない】「教師の転職相談室」メール講座
こんにちは!
日本から教師の自殺・うつ・過労死をなくしたい!
教職歴21年、教師専門のキャリア・コーチ藤井秀一です。
残業時間を計算してみたことはありますか?
「ない」という方は、一度、週単位・月単位で計算してみてください。
近頃では「早く帰れ」と早々に帰宅させられる職場も増えています。
監査や臨検を恐れて<書類上の改善>を進める目的なのでしょう。
(臨検)http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/dl/131227-1.pdf
法的な規制や世間の目が厳しくなったからですね。
「書類上の『長時間残業』の証拠を残したくない」と考える雇用者が増えたのです。
姑息かつ卑怯な考え方だと言えるでしょう。
私はここに、困った現実が隠されてしまったように考えます。
持ち帰りの隠れ残業が増加しているのは自明の理。
処理しきれていない業務が残っているのに、無理やり帰宅させるわけですからね。
教員の過労死では、自宅残業を含めて労働時間を認定されたケースもあります。
職場での「残業時間」のみならず、「時間外労働」が調査されたのです。
同僚の証言や、中にはパソコンの使用履歴を綿密に調査された事例もありました。
つまり、雇用者側の<書類上のごまかし>は通用しなくなってきているのです。
いくら書類上の労働時間をごまかしても、実態は必ず暴かれます。
労働システムそのものを見直し、勤労環境を改善させる努力は不可避なのです。
残業については、政府・省庁でも自殺との関連から重大視。
厚生労働省と警察庁では、毎年くわしく調査を進めて結果を公表しています。
『平成28年中における自殺の状況』(厚生労働省/警察庁)
http://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/jisatsu/H28/H28_jisatunojoukyou_01.pdf
この資料の最終ページには、職業別の自殺者数と比率が表示されています。
教員の自殺は毎年およそ100件で、全職業の約200分の1にも及びます。
そのうち仕事が直接的原因または精神疾患を経由するケースは60件程度です。
私が「危機的状況だ」と発言するのは、決して大げさなことではありません。
統計上、あきらかな数字としてわかっているのです。
世間には、まだまだ「教師は世間知らずで甘いからだ」と誤解する人々がいます。
たしかに企業人から見れば、そう見えてしまうのかもしれません。
しかし現実はそんな表面的な浅い問題ではなくなっています。
教育界の業務システムそのものが破綻しており、物理的限界を超えているのです。
実際に、過労死したり仕事が原因で自殺したりする先生は似通っています。
甘えん坊で他人にぶら下がるような人々ではないという現実です。
「まじめで責任感が強く、誰よりも一所懸命に仕事に向き合っていた」
そう言われる人ほど思い詰めるため、過労死や自殺の危険性が高まります。
特に新任直後は自分の限界に対する経験値を持たず、さらに危険と言えます。
文部科学省も雇用者である自治体も、この現実を直視しなければなりません。
私立学校においては、理事会がこうした知識を持たなければ悲劇を呼びます。
「書類上の残業時間が問題なのではない」と問題の本質を理解すべきです。
中には残業を礼賛するかのような、愚かな学校法人(経営陣)もあると聞きます。
時代錯誤も甚だしく、そうした法人には『お取り潰し』が必要だと考えます。
法人ごと他の学校法人に強制移管するか、法人ごと接収して公営化する。
私はそのくらい強固な措置も必要な段階にきていると考えています。
先生が元気を失えば、子どもたちを元気にすることはできません。
この当たり前の事実に気付かないようでは、未来の日本は活力を失うことでしょう。
政府・行政・各事業所が連携して教育界の勤労改革を急がなければなりません。
※今すぐ仕事の悩み・問題を解決したい方
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