新・鴨め~る - バックナンバー

めちゃくちゃ難しい事に挑戦してみた!最後まで読んで欲しい回♪

配信時刻:2022-08-10 17:00:00

◯◯◯さん!こんにちは!
鴨頭嘉人です(*^o^*)


▼Voicyというラジオを使って、毎朝6時頃に10分前後の音声を発信しています(*^o^*)
 
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週の真ん中水曜日は

『おススメ本』コーナー(^o^)/

 

天才でも秀才でもない

『凡人が持つ、最強の武器』

は何か知っていますか?

 

この武器こそが、人を動かす力

になります!

 

僕にとってもチャレンジとなる、

ストーリー形式で紹介

します(≧∇≦)♪



<目次>

1.今週のおススメ本は……!?

2.人の中にある『天才・秀才・凡人』

3.凡人が『共感の神』に昇格する要素!

4.『最強の武器』を得るためのプロセス!

5.心を動かすのは『自分の言葉』だけ!

6.『プレゼンの真髄』もここにあり♪



 

本題に入る前に、お知らせです(≧∇≦)♪

 

 


 

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▼今週のおススメ本は……!?

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週の真ん中水曜日は『おススメ本の日』
という企画をお届けしています(≧∇≦)♪

 

本当は好きな本がいっぱいあるけれど
「おススメ本に取り上げるのは避けてきた!」
という分野がありまして、
今日はその分野の本の紹介に
チャレンジしようと思います。

 

それは、

ストーリー仕立てで

書かれたビジネス書、

もしくは自己啓発書

です。

めちゃくちゃいい本ですが、紹介の仕方が難しいんです!

 

なにせストーリー仕立てなので、
どこか1ヶ所をピックアップすると、
その全貌がぼやけてしまったり、
誤解される可能性のある
本の作り方になっています。

 

だから勧めるのは難しい……
でも読み応えがある素晴らしい本を
今日は思い切って紹介しようと思います。

 

タイトルは

『天才を殺す凡人 

 職場の人間関係に悩む、

 すべての人へ』

という本です。

 

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▼天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ 北野唯我/著

(※こちら→)www.amazon.co.jp/dp/4532322537

 

著者の方は北野唯我(きたの ゆいが)さん。
この方は神戸大学を卒業後、
博報堂に入社してその後
ボストンコンサルティンググループを経て、
現在ワンキャリアという会社で
CSOという役職を務められている方です。

 

なんだか、すごい人です!(≧∇≦)

 

『天才を殺す凡人』という本もすごくて
『日本の人事部HR アワード2019』
さらに『 ITエンジニア本大賞2020
ビジネス書部門ベスト10』
そして『読者が選ぶビジネス書
グランプリ2020 自己啓発部門賞』
に選ばれているんです!

 

すごくないですか?(≧∇≦)

 

だって人事の本としても、
エンジニアの本としても、
読者の本としても選ばれている、ということです。

 

本を読んでいただくとよく分かるのですが、
いわゆるアートの人にもクラフトの人にも
評価されて、ある意味凡人にも評価されるという……


すごく幅広い人たちに

支持されている本

なので、めちゃくちゃ読み応えがあります♪



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

▼人の中にある『天才・秀才・凡人』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

この本はどんなストーリーになっているかと言うと

『2人の天才』と

『2人の秀才』と

『2人の凡人』の6人

が登場人物です。

すべての人の中に、

この天才と秀才と凡人があり、

それぞれが殺し合っています。

 

もし、この本を読んで
『活かし方』が分かると、
自分の中にある『天才性、秀才性、凡人性』
も活かせるだろうし、
他の人も必ず持っている、
その人の『天才性、秀才性、凡人性』
を活かすサポートができるようになります。

 

習得すると

『すべての人が輝く!』

そんな選択ができる

ようになる、とてもいい本になっています。



出てくる登場人物だけ先にお伝えします。

本を読む時に分かればいいので、
全部を理解できなくてもかまいません。

 

天才が2人います。

まず『上納アンナ』さん。
この人は『病める天才』というキャラクターです。

 

そしてもう1人の天才が、
すべてを理解するもの『ケン』(犬)。
これは渋谷の忠犬ハチ公という設定で、
このケンが『すべてのことを理解する天才』
として登場しています。

 

そして秀才が2人。
スーパーエリートマンの秀才『神咲秀一』と、
秀才の中のサイレントキラー、
組織の中で恐ろしい存在として
描かれている『上山』

 

そして凡人が2人。
凡人の中で最強の実行者『横田』
そしてこの本の主人公が、
凡人の中の共感の神『青野トオル』
となっています。

 

全部のキャラクターを
丁寧に説明している本なので、
すべてを読まないと理解できないのですが
『鴨頭嘉人のおススメ本』は

鴨頭嘉人が『個人的に

 一番響いた箇所だけ』

を紹介する、

というスタイルです。

 

今回の本で「心が震えるなぁ」というのは、実は

主人公『凡人の中の共感の神』

である青野トオルが、

自分の天才性を活かした

スピーチを初めて社内で行う……

このシーンが大好きです(≧∇≦)

 

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凡人である青野トオルは、
会議に出ては秀才や天才たち……
だいたい秀才に、激詰めに合うんですよ。

自分が主語の話ばかりをして
「何か違うと思います!」と言うと
「どういう根拠で言っているの?」
「それはどういうデータから言えるの?」
「利益にどれくらい貢献するの?」
というふうに、
秀才たちからの質問にオタオタしてしまい、
何も答えられなくなる……

 

そんな経験を何年もしている
青野トオルが、ついに

「自分の武器を持ち、

 ストッパーを外す!」

経験をするんです!

 

このシーンだけ紹介させていただきます。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

▼凡人が『共感の神』に昇格する要素!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

僕が紹介する一番のクライマックスは
『凡人の中の共感の神』青野トオルが
自らの才能を発揮するシーンですが、
その手前の段階で『すべてを理解するもの』
天才のケンと青野トオルの
やり取りから物語はスタートします。



※以下、原文に改行のみ追加しております。

==========

 

 ケンは僕にこう言った。

 

「おめは一個だけ凄い才能を持ってるんや。
 いずれわかるときが来る」

 

〜〜〜〜

 

「おめは『共感の神』に昇格する上で
 一番大事な要素を持っとる。
 スペシャルな才能を持っている。

 それは人の才能を信じる力。

 才能を信じ抜く力や」  

 

 僕は、ケンが以前、
 話してくれたことを思い出していた。

 

「おめは一個だけ凄い才能を持ってるんや。
 いずれわかるときが来る」

 

  ケンは続けた。 

 

「ええか。今がそのときや。

 『最強の武器』を手に入れるんや」  

 

「でも僕は凡人です。才能もないです」

 

 「ちゃう。ええか、

 凡人の最強の武器は言葉。

 その中でも『自らの言葉』や」

 

「自らの言葉?」

 

 「んだ。そもそもな、
 言葉にはたくさんの噓が混じっている。
 噓というのは、ホンマは自分の言葉
 じゃないってことや。
 誰かから借りてきた言葉なんや」

 

 「これは赤ん坊を想像してみるとわかりやすい。
 まず、赤ん坊が覚える言葉ってなんや?」 

 

「ママとか、それとか、嫌だとか、
 食べ物の名前とか、でしょうか」

 

 「それはな、

 全部『自らの言葉』なんや。

 どういうことかというと、
 全部、自分がやりたいことや、
 本能的な気持ちが先にあって、
 その気持ちにたまたま
 言葉というラベルを貼っている。
 ママに触れたいとか、ご飯食べたいとか、
 それが嫌、それが欲しいとか」

 

 「たしかに、先に気持ちがあります」

 

 「んだべ。だども、大人が使う言葉を見てみい。

 ほとんどの言葉は

 『他人がつくった言葉』なんや。

 たとえば、利益とか、会社とか、
 マーケティングとか、こんな言葉はそもそも、
 この世には存在してない感情や。
 会社や組織、国家という
 『幻想』が作り出した、便利な言葉なんや」

 

 「便利な言葉……でも世の中には必要ですよね?」 

 

「もちろんや。

自らの言葉と、便利な言葉。

この二つ、両方あって

初めて、社会は回る。

でもな、

人の心を動かせるのは、

 便利な言葉ちゃう。

 魂を揺さぶる、

 自分の腹から出た言葉や

そして

『便利な言葉』は、

 秀才の武器や。


でもな、

『自らの言葉』は、

 凡人の武器なんや。

 凡人こそが抜くことが許された、
 最強の剣、エクスカリバーなんや」  

 

 僕は、考えたことがなかった。
 凡人だからこそ、持つことができる
 最強の武器……それが、「自らの言葉」。  

 

 ケンは続けた。

 

 「ええか、他人の言葉を捨て、
 『自らの言葉』という最強の武器を持て。
 それこそが君の才能を開花させるんや」  

 

〜〜〜〜



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

▼『最強の武器』を得るためのプロセス!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 ケンが、僕に言ってくれた話は面白い。
 でもまだ要諦は摑みきれていない。

 

「でも、その……どうやって手にすればいいのですか?」

 

 「凡人が『最強の武器』を手にするには、
 二つのプロセスを経る必要がある。

 一つは『他人の言葉を

 デトックスすること』。

 誰かから借りてきた言葉を日常から完全に排除することや。

 もう一つは『白状すること』や」

 

〜〜〜〜

 

 「自分たち人間は、成長する過程で、
 ホンマにたくさんの鎧を身につける。
 難しいフレームワークや、経営用語、
 カッコつけた概念とかな。
 そういう『他人から借りた言葉』を
 一切使わずに、仕事の話をしてみる、
 これが重要や。KPIも、進捗管理も、
 データも、ガバナンスも、ぜーんぶアカン。
 NGワードやで」  

 

 他人の言葉を一切使わず、
 仕事の話をしてみる……考えたこともない。
 それで本当に最強の武器を
 身につけることができるのだろうか?

 

「経営や、利益という言葉もダメですか?」

 

 「ダメ。当たり前や。

 迷ったら『小学生でも

 使うかどうか』で考えてみ。

小学生でもギリギリ使えそうな言葉なら、
OK。そうじゃなかったらNGワードや」

 

 「つまり……小学生でも使う言葉だけで、
 仕事の話をしてみると」

 

 「そしたら、気づくわ。いかに普段、
 ビジネスマンが『自らの言葉』を
 忘れて生きているかどうかを。
 その上で、自らのありのままを白状する。
 そしたら必ず人は動く。
 オセロの石はひっくり返る」  

 

〜〜〜〜

 

 その日から、僕の中で、意識が変わった。

 

  たしかに、ケンの言う通り、
 組織の中で人は「他人の言葉」ばかり
 使いながら生きている。
 今日のミーティングがまさにそうだった。 

 

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「数字のKPI進捗を始めます。
 では、営業部の予算進捗の確認から行います」

 

  上山経理財務部長の言葉に、
 営業部のマネージャーが切り出した。

 

 「まず、売上は予算に対して90%で、
 このままだと未達です。
 ボトルネックになっているのは、
 組織のナレッジ共有が進んでいないことです」 

 

「どういうことだ?」

 

 「支店ごとに仕事の進め方がバラバラで、
 成功事例を横展開できていません。
 これがあるので、営業支店によって
 売上のバラツキが出ています」  

 

 こうやって振り返ってみると、
 仕事で使うほとんどの言葉が、
 他人から借りてきたもののように感じる。
 もちろん、それはそれで必要な言葉だろう。  

 

 でも、たしかに「心を動かす言葉」ではない……。  

 

 会議は進み、僕の番が回ってきた。上山が言う。 

 

「広報の進捗を報告してくれ」
 「はい。広報、広報は……」 

 

 僕はケンの言葉が蘇った。なぜなら、
 「広報」という言葉すら、
 他人から借りてきた言葉のように感じたからだ。

 

  小学生なら、「広報」って使うだろうか? 
 なんて言うだろうか?

 

  とっさにそう考えてしまった。バカバカしい。
 そう思うかもしれない。でも、
 これまでの僕のままではなにも変わらない。
 僕にはケンの言葉を信じるしか道がない。
 そう考えると、やってみるしかなかった。考えた。

 

 「僕らは」だ。  

 

 小学生ならきっと「広報」ではなく、
 「僕ら」という言葉を使う。 

 

〜〜〜〜

 

 「ぼ……僕らの進捗は今、目標に対して……」

 

  そう言うと言葉がまた止まった。
 進捗? 目標? それは本当に僕の言葉だろうか? 違う。 

 

〜〜〜〜

 

 上山が、明らかにイラついている。

 

 「おい! 青野。おまえ体調でも悪いのか?
 だったらさっさと帰れ」

 

  失笑の声が聞こえる。  

 

 でも、変わらないといけない。
 いつもなら「すみません」と謝っている。
 でも、関係ない。必死に言葉を探した。
 きっと小学生なら、
 「僕らは今、○○をしています」
 そうやって、やっていること、
 これからやりたいことを語るだろう。

 

  僕は手元に用意したメモを捨て、こう言った。

 

「アートミュージアムは、僕らのお祭りです」 

 

「ん?」

 

  会議室の空気が固まった。
 そして、皆が顔をあげた。上山が言った。

 

 「お祭り? なんの話だ、青野」

 

 「お祭りは楽しい。ワクワクするし、
 ドキドキもする。それはどうしてかというと、
 きっと、人が好きなものが
 たくさん集まっているからです」 

 

〜〜〜〜

 

「お祭りはなぜ楽しいか? 
 そこに人がいて、楽しい出店や、
 踊りがあって、音楽があるから。
 人が大好きなものがたくさん集まって、
 参加した人は『楽しかった~』
 『来年もまた来よう』となります。
 この、参加して楽しい、
 ワクワクするという点では、
 アートミュージアムも同じだと思うんです。
 でも、なぜか、アートミュージアムは
 『一度きり』で終わり、
 お祭りは『毎年』訪れられるものです。
 なぜでしょうか?」

 

  会場の皆が、僕を見ている。 

 

「それは『自分が参加できること』と
 『お祭りの終わった後』にあると気付きました」  

 

 暇そうにしていた
 企画部のマネージャーが、体を乗り出してきた。

 

 「それは、参加性と余韻ってこと?」

 

  僕は答える。

 

 「そうです。お祭りは参加できます。
 着物を着たり、踊ったり、
 一部になれます。あるいは、
 お祭りの準備も皆でします。
 でも、アートミュージアムは、
 見るだけで終わりです」 

 

「青野、いい加減にしろ! どうでもいい話をするな」

 

  上山が言う。すかさす企画部マネージャーが遮る。

 

 「いや、面白いよ、青野くん。続けて」

 

 「ありがとうございます。
 もう一つは、余韻です。
 僕が小さい頃、お祭りが終わり、
 静まり返り、寂しくなった会場を見ると
 『あぁ、この季節は終わった』
 『また来年だな』とよく思いました」 

 

「うん! よくわかるよ!」

 

 「そして、家に帰ってもその気持ちは続きます。
 なぜなら、屋台で買った、
 よくわからない光るオモチャや金魚、
 そういう『お土産』があるからです。
 これは、旅行もそうです」 

 

 「お土産は、旅の賞味期限を延ばしてくれます。
 家に持ち帰ったお土産を見たり、
 食べることで、『あのときのあの場所』
 を思い出せる。あるいは、
 誰かに渡すことで『旅行の話をするきっかけ』や
 『話す口実』になります。
 これはつまり、
 お土産がお祭りの賞味期限を延ばしているんです」

 

  会議室が盛り上がっているのがわかる。
 さっきまでバカにしていた出席者も、
 僕に耳を傾けてくれている。
 子どもを持つメンバーの一人が言った。

 

 「確かに。夏祭りに参加した後、
 子どもがよくわからないオモチャを
 持って帰ってきて、それを見るたびに
 『自分の子どもの頃』を思い出す。あれか」 

 

「あー、わかる」、そんな声が聞こえる。
 オセロが一つひっくり返った。僕は続けた。 

 

「だから僕は、アートミュージアム再生の鍵は、
 皆が参加できるようなものをつくること、
 そして、賞味期限を延ばしてくれるお土産、
 この二つではないかと思っています」  

 

〜〜〜〜

 

「なるほど!」

 

  企画部マネージャーが言った。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

▼心を動かすのは『自分の言葉』だけ!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

  会議が終わった。
 企画部マネージャーに声をかけられた。

 

 「青野くん、今日のプレゼン
 めちゃくちゃ面白かったよ。
 まさに上納アンナが君に乗り移ったように見えた。
 それぐらいワクワクしたよ。
 具体的にどう進めていくのかも決まっているの?」 

 

「いえ……実はまだなんです。すみません」

 

 「そうか、じゃあ、
 ぜひうちの部と一緒に考えないか?」

 

 「え? いいんですか? 僕で?」

 

 「もちろんだよ。実は俺ももともと、
 上納アンナの才能に惹かれて
 この会社に入ったんだ。
 彼女がこのまま会社を辞めるのは
 もったいないと前から思っていたんだ」 

 

「そうなんですか」

 

  僕は、心が揺れた。 

 

 人生で初めて、

 自分の言葉で人の心を

 動かせたのかもしれない。

 そう思うと、グッときた。

 

 「あ、ありがとうございます……
 ぜひ力を貸してください」 

 

「もちろんだとも。さっそくまとめて、
 来週の役員会議に上げよう」 

 

「え? 役員会議?」 

 

「そうだよ、今週いっぱいで
 企画書をまとめ上げて、
 うちの部で提案したい。いいかな?」 

 

「ぜひ!!」

 

  正直、まだ自分のなにが
 よくなったのかはわからなかった。
 でも、もし今日、いつも通り話していたら
 こんなことは絶対起きなかった。
 そう言えば、ケンはこうも言っていた。

 

 「なぜ、人が他人の言葉を使うか、わかるか?」 

 

「なぜ……わかりません」

 

 「それはな、楽やからや。圧倒的に。
 他人の言葉は便利や。

 自分が主語じゃないから、

 意思もいらない。

 究極的に、

 他人のせいにもできる。

 それはそれで別に悪いことちゃう。
 人が生きていくために生み出した、
 技術やからな。でもな、
 自分がホンマに人を動かしたいと思ったら、
 そんな言葉じゃあかん。
 自らの言葉を使うんや」 

 

〜〜〜〜

 

「人の心を動かすのは『自分の言葉』だけや? 

 そして

 自分の言葉を見つけることは、

 決して楽なことちゃう。

 でもな今のあんちゃには必要なことや」  

 

 たしかに、それは決して楽なプロセスではない。
 でも今の自分には必要なのかもしれない。
 僕の中で何かが変わりつつあるのを感じた。

 

==========



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

▼『プレゼンの真髄』もここにあり

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

さぁ、いかがだったでしょうか?

 

この『おススメ本コーナー』で
物語を伝えるのは、かなり難しいんですけど、
僕はこのシーンが好きで好きで……

 

なんかね……主人公の青野くんが
チャレンジしているシーンを読んでいる時に、
涙が溢れてくるんですよね……

 

怖いんですよ、

自分の言葉で話すって。

 

だって自分の言葉で話したことが
否定されたら、それは

『自分自身を否定された』

ような気持ち

になるからです!

 

でもケンが言ってくれているように
「他人の言葉は便利」なんです。

自分が主語じゃなければ、
それを否定されても、
自分自身が否定されたこととは違うから、
やっぱり楽なんですよね。

 

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でも人を動かす時には、

自分が主語の言葉じゃないと……

誰の心も動かせない!!

 

まさにここに
『プレゼンテーションの真髄』があるなと。

僕はやっぱり

『言葉で生きている凡人』

なんです。

この本を読めば分かるんですが、

凡人が持つ最強の武器……

それは『自分の言葉』。

 

もし自分が『天才でも秀才でもない、
 凡人だ』と思った方は、
ぜひこの本『天才を殺す凡人 
 職場の人間関係に悩む、すべての人へ』を
手にとって読んでみてください。

 

感動しますよ。最後まで読んでくださいね。

途中で挫折しないように……
最後まで読み切った時に霧が晴れます (≧∇≦)

 

それでは今日という最高の1日に……

せーのっ!

いいねー♪(^o^)/

 

 

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最後まで読んでいただき、
ありがとうございましたっ!



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発行者
株式会社東京カモガシラランド
代表取締役 鴨頭嘉人
 

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