子どもの成長が加速する発達科学コミュニケーション - バックナンバー
重度自閉症の音声言語の指導をどうする?【発達科学ラボ】
配信時刻:2017-10-12 21:50:00
- ◯◯◯ さん親子のコミュニケーションをスムーズにして、子どもの成長を加速させる!発達科学コミュニケーション代表の
吉野加容子です^^こんばんは!自閉症スペクトラムは昨日触れたように概念の広い発達障害です。重度の場合、知的障害を併せ持ったタイプも多いですね。音声言語が出るのが遅かったり情緒が不安定だったりします。以前こんなご質問を頂きました。▼▼▼▼▼初めまして、重度自閉症9才まだ言葉もなく、情緒も安定してない息子がおります。まだ言葉を諦めなくても、希望はありますか?急な笑いが止まらないのですが対処方法教えてください。▲▲▲▲▲これだけの情報ではなんともお答えしにくいのが正直なところです。個人差も大きいので、この場で一概にはお答えできません。ごめんなさい。大人に向かって少しずつ少しずつ言葉が出てくる子もいますし、言葉が増えない子もいます。知的障害がある場合には、言語発達そのものの遅れも顕著になりやすく、文法を整えていくにも専門的な言語支援が必要な場合が多いです。自発単語やおうむ返しがあるかどうか?も判断の1つの根拠になります。重度自閉症では焦らず、大人に向かって少しずつ言葉を増やす取り組みを医療機関や学校と一緒に進めていくといいでしょう。大切なことは、本人にとって過ごしやすくなる指導を実践できているか?という観点です。表現の手段、要求を適切に伝える手段を持っていることは、どんなお子さんにも共通して大切なポイントになります。だからと言って、表現の手段を周りに合わせることがお子さんにとってベストかどうかは別の問題です。音声を諦める必要はありません。それでも、3ヶ月以上かけて音声言語の専門的な指導を受けても音声言語の発達が見られない場合、代替手段(サインやシンボル等)を取り入れた方がいいとも言われています。そういった視覚的な代替手段を用いながら、音声言語も一緒に使って言語指導を進めるのが良いと思います。音声言語にこだわらず、要求を伝える手段を持たせてあげることは、将来にわたって人との関わりを広げる基礎力を授けることにつながるからです。笑いがあるということは音声が出るということですから、ゆっくりゆっくりですが音声言語が身につく可能性もゼロではありません。逆に、音声言語だけの指導に偏ってしまうと言語発達が加速しないことがあります。サインやシンボル(絵カード)などの代替手段を用いる場合には、理解はできているけれども表出が難しい場合により有効です。理解の発達がまだもう一歩という場合には、実物の事物を使ったやりとりや教材を用いて、手を使い動作を通して理解を伸ばしていくことを先にやるといいでしょう。シンボルで理解が難しい場合には写真やカラーコピーを使って実物を使った意思表示を積み重ねることが有効です。脳の発達は、一足飛びには進みません。音声言語が出るまでには、いくつものステップがありますのでまわり道に思えることもあるかもしれませんが、1歩ずつ進めた方がいいですね。ポイントは・いくつかの手段を併用すること・本人の利益になることを優先するこの2点です。知的障害があるASDの場合には複数手段を併用してください。視覚的な手段(サイン・シンボル等)と音声言語とを合わせながらの指導がポイントです。自閉傾向が顕著な場合、日常の刺激の受け取りやコミュニケーションにも私たちが思う以上に苦労が伴っていることが多いと思います。ご本人の発達段階に合わせて、ご本人の長所となる能力を生かしてコミュニケーションを豊かにするにはどのような方法が良いか考えていきたいですね。重度自閉症の場合、親御さんも何がベストな方法なのか迷われることも多いと思います。脳科学的に考えると「身につけやすいものから指導を始めるとGood!」です。習得が遠いものから指導を始めるのではなく、習得が近いものに指導の重点を置いてください。「ちょっとやれば出来そうなもの」から手をつけることが大事です。一度にいっぱいやろうとしないこともポイント。重度自閉症の言語指導については様々な手順と手法がありますので一度にお伝えしきれなくてごめんなさい。1番近いものに手をつけていくと、1つ1つ発達の階段を登ることになりますよ!本人の興味のあるものやマイブーム、上手にできることが指導のとっかかりのヒントです。個別の要素が多いもので、もっと聞きたい方は個別相談で課題をフォーカスしましょう。Copyright©2017- KayokoYoshino. All Rights Reserved.
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