新・鴨め~る - バックナンバー

感謝の物語「天国に行ったお父さん」

配信時刻:2015-04-20 06:20:00

◯◯◯さん!こんにちは!
鴨頭嘉人です(*^o^*)


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2015年4月。

僕がこの世界で最も
尊敬している男

鴨頭武人

僕のお父さんが
亡くなりました。

 

 

77歳、
という生涯でしたが、

お父さんの
生涯はまさしく

日本という国に捧げる
一生でした。


 

僕のお父さんは
小学生のときに
両親を戦争で

亡くしています。

 

その後の人生は…

学費は
お兄さんが働きながら
払ってくれたことで
ご飯を食べることが
できたり、

家はお姉さんが
サポートしてくれて、
何とか
生きてきたのです。

 

 

だからこそ、
1日も早く
自立する
ということが必要で

そのためには

「とにかく
 勉強するしかない」

と言って、

勉強に勉強を重ねて
警察という
職業を選びました。

 

 

 

お父さんの職業は
警察の中でも
特殊な仕事で

実は僕ら
 

『家族にも
 仕事の内容を
 言ってはいけない』


という…

一言で言うならば、
国家機密を扱うような
警察の中でも
特殊な仕事でした。

 

 

 

だから…

父にはいわゆる
友達と言われる
存在がいません。

 

 

 

もし、
その気を許せる
友達と一緒に
お酒を飲みにいって、
潰れるまで
酔っぱらってしまうと

言ってはいけない
話をして、
国家機密を
もらしてしまい、

国の存亡に
影響を与えてしまうことが
あるかもしれない…

という
職業だったからです。

 

 

事実は知りませんが、
僕たちも子どもの頃から
自分たちの発言や
行動がいつも

『国に監視されている』

そんな環境で育ってきた
という風にも
考えられます。

 

 

 

そんな父が亡くなり、

葬式をあげました。

 

大阪や
愛媛や
福岡からも

「お父さんに
 お世話になった。」

と言ってくれる
親戚がたくさん集まり、
葬式が
とり行われました。

 

 

その葬式では、

 

53年間、
父のために朝起きて、
父のために
1日を過ごしてきた
うちの母が
悲しみにくれていて、

そして、

長男である
僕の兄貴も
悲しみにくれていました。

 

 

 

僕は次男として

【気丈に振る舞う
 次男の役】

を演じ切ろうと
していました。

 

 

僕の場合は、
役を演じ切ることが
辛いことではなくて、

そもそもいつも
鴨頭嘉人を演じ切る
生き方を普段から
選択しているので…

演じ切ることには
そんなに
苦労がありません。

 

ところが
いつも演じ切れている
はずなのに

【明るく気丈な次男】

という役割を
僕は果たすことが
できませんでした…。

 

 

 

それは
葬式がほぼ終わり、

式場から焼き場に行く、
出棺のときでした。

 

 

 

 

最後に
棺の中のお父さんに

母が声をかけます…。

 

 

母は、
こう言ったんです。

 

 

 

「お父さん…

 

 いってらっしゃい。」

 

 

 

その音は、

53年間

毎日仕事に行く父に

かけ続けた

あの日常の音と

全く同じ音でした。

 

 

まるでこれから
電車に乗って
職場に向う父を
見送るかのように

棺の中にいる
父に向って、


 

「お父さん…


 いってらっしゃい。」


 

と声をかけました。

 

その音を聞いて、
僕のまぶたは
もう決壊寸前でした。

 

 

 

そしてその直後、

式場に参列された
皆様へのお礼の言葉として、

長男である
兄貴がスピーチを
行いました。

 

 

兄貴は
僕とは真逆で…

 

すごく
人の世話を焼くのは
好きだけれども、

その気持ちを
言葉にして伝えるのは
どちらかというと
苦手なタイプです。

 

 

 

その兄が皆の前で
スピーチをします。

 

ポケットから
紙を取り出して
スピーチを始めたので…

きっと、
いわゆる定型文を
読むのだろうと思い、

僕は油断していました。

 

 

ところが、
その紙に書かれた文章は
定型文などではなく

鴨頭家の長男として…

世界でたった1つの
メッセージだったのです。

 

 

 

 

『本日はみなさま
 ご多忙のところ

 おこしいただき、
 父も喜んでいると
 思います。』

 

 

そう
お礼を述べたあと、

こんなメッセージが
続きました。

 

 

『今こうして、
 最愛の父を
 送り出すとき

 私の脳裏に蘇ってくる…

 

 たった1つの
 約束があります。

 

 

 

 

 それは、
 1972年
 5月15日。

 

 沖縄が日本に返還された
 その日、

 父と交わした
 約束でした。

 

 

 

 その沖縄返還が
 なされた日、

 鴨頭家は、
 何の保証もなく、

 本土から沖縄の地に

 降り立ちました。

 

 

 父は僕に

 こう言ったんです…。

 

 

 

「沖縄に行ったら、

 オレはいつ死ぬか
 分からん…。

 

 もし、
 オレに何かあったら、

 お母さんと嘉人は

 お前が守れ…。」

 

 

 以来、
 私はこの約束を胸に

 生きてきました。

 

 

 

 幸い沖縄では
 職務を無事全うする事が

 できました。

 

 そして、今…

 父との約束を
 実現する時が来たと

 思っております…。』

 

 

 

そんな父と兄の

約束が
あったそうです…。

 

 

幸いうちの家族は、

沖縄で命を失うような
出来事には
遭遇しませんでした。

 

 

でも、
今でも覚えています。

その沖縄時代に
自分がどれだけたくさんの
イジメを受けたか。

 

 

友達を1人も
作ることもできず、

給食を食べても
全部戻してしまう…。

 

学校では
シャツもズボンも

靴も靴下までも
剥ぎ取られ…

泣きながら裸で
バスで30分の道のりを

兄におぶってもらって
帰った事もありました。

 

 

僕は、
いつも怖くて怖くて…

兄と一緒でないと
家から出られません
でした。

 

 

沖縄にいる時の
僕は…

言葉を発することが
できない、
失語症のような状態で…

沖縄での
数年間を過ごしました。

 

 

 

その間ずっと
僕を守ってくれていたのは、

この世でたった1人の
兄貴でした。

 

 

 

あの兄貴の
でっかい優しさは…

 

 

全部…父、

鴨頭武人との約束だった。

 

僕はそのとき…

初めて知りました。

 

 

 

その言葉を聞いて、

我慢できずに、
大粒の涙が
溢れ出てきました。

 

 

 

そして同時に、

こう思ったんです。

 

 

 

僕は

この先
どんなことがあっても、

大丈夫だって。

 

 

今までも、

そしてこれからも…

 

 

こんなでっかい愛で
包まれている僕は

 

たとえ
どんなことがあっても…

絶対大丈夫だって…!!

 

 

 

 

自分の命の保証が
ないときにも

ずっと
愛を注いでくれた…

父。

 

 

 

自分だって
相当辛かっただろうに

僕を守り続けてくれた…

兄。

 

 

 

そして、

この家族を
ずっと
支え続けてくれた…

母。

 

 

 

この3人の

素晴らしい深い愛に
包まれた僕が

 

何かあったとしても、

何の問題もない。

 

いや、
何があっても大丈夫…!!

 

絶対に大丈夫!!

 

 

そう自分のことを

思うことができました。

 

 

 

僕はこれからも

自分が思ったことは…

 

誰がなんと言おうと

やり抜きます!!

 

 

 

 

そして、

大きな志を持って

生き抜いて行きます!!

 

 

 

周りから

「そんなの無理だ」

って言われるような
でっかい夢も語り…

実現して行きます!!

 

 

 

 

 

お父さん、

本当にありがとう。

 

 

肉体から離れてもなお、

僕のことを…

 

でっかい愛で
包んでくれる

お父さんの存在が…

 

信じられないくらいの

勇気を与えて
くれています。
 

 

 

僕はこの…

鴨頭嘉人という

 

この世に
たった1つしかない魂を

使い切って!

生き抜いて!!

 

 

天国でお父さんに
再会したときに…

 

「お前よく頑張ったな!

   さすがは
 オレの息子だ!!」

 

と言われる生き方を
していきます!!
 

 

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最後まで読んでいただき、
ありがとうございましたっ!

 



◯◯◯さんへのお願い…

 


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発行者
株式会社東京カモガシラランド
代表取締役 鴨頭嘉人
 

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