実家の売却に困ったら - バックナンバー
実家をポジティブに「立ち退き」するために
配信時刻:2019-08-08 20:50:00
◯◯◯さん
こんにちは!
実家の空き家対策プランナー
細井久男(ほそいひさお)です。昨日、知人からの紹介で、借地を専門に取り扱っている不動産業者とお会いしました。私も起業当初から、借地に関わる業務を行なっているので、お互いの情報交換を兼ねて、お話させていただきました。その不動産業者の専門は、借地となっている土地を地主から買い取ることで、その土地にある建物に住んでいる人に立ち退いてもらい、土地を再活用する、といったビジネスを行なっているとのことでした。いわゆる「地上げ屋」と言えば、そう言わざるかもしれません。地上げというと、脅したり、圧力をかけて、強制的に土地を買い取るような、「悪い」「怖い」のイメージがあるかもしれません。しかしながら、お会いした不動産業者はそんなことは全くなく、あくまでも地主さんの立場に立ち、地主さんのお困りごと解決に尽力する、不動産業者でした。(もちろん反社会的勢力に関わる人ではありません。)地主さんの悩みの一つには、代々受け継いで、貸している土地が、時代とともに賃料が相場とかけ離れ、収益が成り立たない、売りたくても、借りている人の権利が強いから、売るに売れない、といったことがあります。そんなお悩みの地主さんのために、その不動産業者は、貸している土地を買い取って、地主さんの相続対策や将来設計のお手伝いをしている、とのことでした。地主さんの立場にたち、地主さんの将来を考えたビジネスであり、同じように借地に関わる業務をしている私にとっても、共感できる部分は多くありました。一方、その不動産業者は地主さんの土地を買い取ることで、その土地にある建物に住んでいる人に立ち退いてもらう業務もあります。地主さんのためとはいえ、「住んでいる人に立ち退いてもらう」というと、酷な話に聞こえるかもしれません。しかしながら、立ち退かなければならない状況になることによって、逆に、住んでいる人にとっても、将来設計が良くなる場合も、実は多くあります。例えば、実家が借地の上に建っている場合で、土地を不動産業者に買い取ってもらうことで、スムースに売却できるケースもあります。言い換えると、住んでいる人にとってみれば、「幸せになるために立ち退く」わけで、立ち退きをポジティブに捉えた考動です。次回はその具体的な事例を挙げて、「ポジティブな立ち退き」について、お伝えしますね。Copyright 2017 株式会社ほそい住宅FP. All rights reserved.
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