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他人の土地に囲まれている実家を、売るときの注意点

配信時刻:2018-05-19 20:50:00

◯◯◯さん

こんばんは。

 

 

故郷の実家を宝に変えよう!

 

 

実家の空き家対策プロデューサー
細井久男(ほそいひさお)です。

 

 

 

 

実家が他人の土地に囲まれていて、
他人の土地を通らないと
道路に出れないような場合、

売ったり貸したりするには、
どのようにしたら良いのでしょうか?
 
まず、前提として、
「売れるの?貸せるの?」
という心配がありますが、

この答えは
 
「売れます!貸せます!」
 
です。
 
 
もちろん道路に接していないので、
そういった条件でも納得できる方に
売ったり、貸したりすることになります
 
 
まず本日は、売る場合を考えてみます。
 
 
 
道路に接していない実家の場合、
買った人が負う最大のデメリットは、

「建て替え・新築ができない」

ということです。
 
 
このような住宅は、築40年、50年と
相当古いケースが多いですが、
建て替えることはできませんので、
 
 
耐震工事や修繕を行って、
その住宅を利用するか?
 
住宅を壊して
更地で利用するか?
 
 
の選択になります。
 
 
 
逆にこうした住宅を
購入する際のメリットは、
 
道路に接している住宅よりも、

販売価格は大幅に安くなる

ことです。
(相場の半値にはなりますね。)
 
 
相当安くなりますので、
「買いやすい価格」という
大きなメリットは得られます。
 
 
 
価格が安くなっても、
こういった道路に面していない住宅を
購入するデメリットは無くなりませんが、

ではどんな人がこうした
住宅を購入するのでしょうか?
 
 57f11fcfad14636377af1d17b13d8d31_t.jpeg
 
 
購入して一番メリットがあるのは、

道路に出るまでの通行を
許可していた土地を
持っている人

です。
 
 
単純に自分の土地と地続きなので、
使い勝手は良くなるし、
誰かに自分の土地を使わせることが
なくなりますから、
むしろ購入したほうが良いくらいです。
 
 
隣の人以外で購入を検討されるとすれば、
不動産投資家が考えられますね。
 
要するに、安く買って、
貸して収益を得ようする人です。
 
 
他にもマイホームとして住むため、
倉庫として利用するためなど、
いろいろ考えられますが、
 
何れにしても、
隣地以外の人が購入するのであれば、
 
道路までの通行と
水道・下水・ガスなどの
配管修繕工事の承諾、
 
を、隣地の所有者からもらうのは
絶対に必要です。
 
 
↓ こちらの記事もご参照ください。
 
◉周りを他人の土地に囲まれている土地
〜活用するには、
 まずは現状把握から始めよう!〜
 
 
 
安く購入したはいいけれど、
家に出入りできない、
修繕工事ができないでは、
購入した意味がありませんからね。
 
 
 
ただ売る方としては

大幅に安くなって、
承諾も取らなくてはならない

ということですから、
売っても割りには合わないと
思うかもしれません。
 
 
売る側にとっても、ただ売るよりは
少しでも収入が入る方が良いことに
越したことはありません。
 
 
 
私もこのような住宅を、
現在取り扱っていますが、
 
将来的にトラブルがなく、
そして少しでも売る側に
収入が入ってくるように、

対策を練ったり、案をだして、
関係する専門家と相談しながら進めています。
 
 
 
次回はその事例から、
道路に接していない住宅の売却方法の一例を
お伝えしますね。

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