実家の売却に困ったら - バックナンバー
築40年以上の空き家の相談が多い理由
配信時刻:2020-01-24 20:50:00
◯◯◯さん
こんにちは!
実家の空き家対策プランナー
細井久男(ほそいひさお)です。今年に入ってから、障がい者グループホーム開設のご相談を多くいただいています。私が実家の空き家の活用として、それを提案しているので、お声をかけていただくのですが、身内に障がい者がいる立場としては、障がいを持った人が住める場所を考えてくれることは、喜ばしく感じます。先日実家の空き家活用をご相談させてただいた方も、高齢者や障がい者など、福祉での活用を希望されていて、少しずつではありますが、障がい者グループホームへの理解も広がっていると感じています。しかしながら、障がい者グループホームへ活用するには、条件が合わない空き家が多いのも現実です。その中で最も多い理由が、新耐震基準を満たしていないというもので、もっと具体的には昭和56年6月1日以降に建築確認を取得していないということです。この基準に合う家は、昭和57年以降に新築した一戸建てが一つの目安になりますが、昭和57年というと、築37年の家です。築37年というと、かなり古いイメージがしますが、空き家の相談で多いのは、昭和40年代に建てられた家です。これは私たち世代に代表されるように、子供がどんどん増えた時代に家が建ち、今、その子供世代がアラフィフ世代になり、相続の現場に直面しているためと考えられます。逆にいうと、昭和57年以降に新築された家は、親もまだまだ元気で、その子供もまだ40歳手前ですので、まだ、相続の話が少なく、空き家で困っている人が少ないとも
言えるでしょう。行政は建物の安全上、新耐震基準を求めますが、空き家で困っている家と行政が求める空き家の現実とは、ギャップがあるということです。もちろん新耐震基準に合うように耐震工事をすれば良いのですが、費用がかかるお話ですので、簡単に進められる事ではありません。行政が求める耐震基準に合わない建物をどうやって活かすか?今の空き家対策の大きな課題として、考えるところですね。Copyright 2017 株式会社ほそい住宅FP. All rights reserved.
バックナンバー一覧
- 【2024-01-22 12:10:00】配信 【第2回 終活&健活フェア in 東村山開催します!!】
- 【2023-12-30 10:00:00】配信 【実家ロケ】実家の空き家対策を「夢を持って」考えてみませんか?
- 【2023-11-14 12:10:00】配信 【空き家の実家、まず何する?】〜セミナー & 個別相談 in 東村山 開催します!〜
- 【2023-11-13 12:30:00】配信 【実家ロケ】電子書籍出版しました!
- 【2023-08-15 10:00:00】配信 【実家ロケ】2023年夏「話題の映画」のロケ地になりました!
- 【2023-06-26 12:10:00】配信 【DIY型賃貸借】借りる人の好きなように、実家を使ってもらってはいかがですか?
- 【2023-06-12 12:10:00】配信 【実家の調べ方】実家のこと、どれだけ知っていますか?
- 【2023-05-29 20:50:00】配信 【空き家の実家を売却した時の税金のポイント】要点をチェックしてください!
- 【2023-05-15 20:50:00】配信 【5/20開催!】終活 & 健活フェア in 東村山
- 【2023-04-16 12:00:00】配信 【実家の空き家対策.com】相続土地国庫帰属制度が始まります。
- 【2023-04-01 12:20:00】配信 【実家の空き家対策.com】今日から不動産・相続のルールが変わります!
- 【2023-02-26 20:50:00】配信 【3分でわかる空き家診断】人生の節目、一年の節目ごとに確認してください。
- 【2023-02-25 20:50:00】配信 実家を「ロケ地」にしませんか?
- 【2023-02-24 20:50:00】配信 実家を「一時貸し」しませんか?
- 【2023-02-23 20:50:00】配信 【定期借家契約】長期で計画的に、実家を売却できます。